アンディ・ロバートソンは、サン・シーロでの“価値ある勝利”を「完璧な夜だった」と表現した。
リヴァプールは敵地でインテルを1-0で撃破。
88分のソボスライのPK、そしてクリーンシート――
この勝利は、単なる勝ち点3以上の意味を持つ。
- 最近の不振
- スロット監督への疑念
- サラーの発言問題
クラブを取り巻く混乱の中で、チームは“ひとつの答え”を示した。
試合後、Prime Video Sport の取材に応じたロバートソンは、勝利の価値、PK判定、スロット監督の立場、そして揺れるサラー問題について、率直な言葉で語っている。
■ 勝利について
「本当に大きな結果だよ。ここは本当に難しい場所だし、相手は今すごく良い状態のチームだって分かっていた。だから僕たちは、闘う姿勢、強い意志、そして耐える力を見せなければならなかったし、実際にそうした。最後にPKをもらって、そこで決め切れた。今夜はクリーンシートが本当に重要だったし、そこでしっかりゴールも奪えた。だから、僕たちにとって完璧な夜だったし、非常に大きな勝ち点3だ。」
■ 前半のコナテの幻のゴールと、終盤のPK判定について
「ハンドボールの判定は、結論が出るまで7〜8分もかかっていたと思う。それだけ時間がかかるなら、最初のオンフィールドの判定を尊重すべきだと僕は思う。あれだけ長く待たされて、みんながその場で立ち尽くして…という状況はおかしいよ。PKについては、正直“軽い”とは見えた。確かにソフトな判定にも見えた。でも、ピッチの他の場所なら普通に取られるファウルでもある。とにかく、僕たちはその判定に救われたし、感謝している。」
■ 「スロット監督はこのパフォーマンスを必要としていたか?」について
「それは監督だけじゃなくて、僕たち全員が必要としていた。クラブ全体が必要としていた結果だ。僕たちは、今が決して良い状況じゃないことを分かっているし、結果も、パフォーマンスも、十分じゃなかったのも分かっている。でもこのクラブにとって、チャンピオンズリーグは本当に重要な舞台だ。出場している以上、サポーターは“勝ち進むこと”を期待している。だから僕たちは、この大会を勝ち進むためにもっとパフォーマンスを上げていかないといけないし、今日の勝利をきっかけに勢いを築いていきたい。本当に、僕たち全員にとって大きな結果だったよ。」
■ サラーの発言について
「正直、とても難しい状況だと思う。僕にとって、彼はこのクラブ史上でも最も偉大な選手の一人だ。8年半もの間、信じられない活躍をしてきた。僕は彼と同じ移籍ウインドウで加入したし、そこから一緒にたくさんの成功も、たくさんの苦しみも経験してきた。今、何が起きているのかは、当然クラブの内部で処理されている。でも大事なのは、今この瞬間、ロッカールームでは僕たちは“ひとつ”だということ。それは今日の試合を見ても分かったと思う。」
■ 「解決できるのか?」について
「それは僕が決めることじゃない。でも、僕はモー・サラーと一緒にプレーするのが本当に好きだし、これからも一緒にプレーし続けたいと心から思っている。」
■ リヴァプールがリーグフェーズ上位8位に入ったことについて
「トップ8に入ることがどれだけ重要かは、みんな分かっている。プレーオフを回避できるし、余計な2試合を戦わなくて済むからね。昨シーズンも僕たちはそれを達成したけど、正直、あの時は首位通過だったのに組み合わせに恵まれなかった。でも、トップ8入りは今も変わらぬ目標だ。それはシーズン開幕時から掲げていた目標だし、今になって変わることはない。」
ロバートソンの言葉から浮かび上がったのは、
苦境の中でも失われていないチームの結束と覚悟だ。
- チーム全員が必要としていた“勝利”
- スロット監督を支える強い意思
- サラー問題への敬意と葛藤
- トップ8を確実に狙う強い姿勢
リヴァプールは確かに揺れている。だが、ロバートソンが示したように、ロッカールームはまだ壊れていない。この勝利は、単なる「勝ち点3」ではなくシーズンの流れを変えうる大きな一歩となるかもしれない。
参照↓
https://www.liverpoolfc.com/news/andy-robertson-big-three-points-and-hopefully-we-can-build-momentum

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