リヴァプール主将フィルジル・ファン・ダイクは、ミッドウィークに挙げたインテル戦での価値ある勝利を、今季の流れを変える“起点”にしたいと強調している。
サン・シーロで1-0の勝利を収めたリヴァプールは、チャンピオンズリーグの勢いをそのままに、アンフィールドでブライトン&ホーヴ・アルビオンを迎える。
過密日程が続く中、キャプテンは「継続性」こそが鍵だと語り、この一戦がシーズンに勢いをもたらす重要な試合になると位置づけた。
ファン・ダイク
「この時期は試合が立て続けに行われる。そこには困難もあるが、同時にチャンスもある。そして間違いなく言えるのは、今日の試合が今季に勢いを生み出すうえで、どれほど重要かを僕たちは理解しているということだ」
先週末のリーズ戦についても、率直な思いを明かした。
「もちろん、エランド・ロードでの試合の終わり方には失望した。試合はコントロールできていると感じていたし、あの形で――しかも2度も――リードを失ったのは本当に悔しかった。ミスを犯し、その代償を払った」
今季は同じような場面が何度もあったと認めつつも、チームの姿勢を評価している。
「そうしたことが今季は多すぎたのも事実だ。ただ、3日後に気持ちを切り替え、もう一度立ち上がった選手たちの姿勢は素晴らしかったと思う」
インテル戦の勝利について、ファン・ダイクは次のように振り返る。
「インテル戦の勝利は非常に重要だったし、個人的には当然の結果だったとも思っている。彼らは過去3シーズンで2度チャンピオンズリーグ決勝に進んだチームだ。その相手を敵地で下し、攻撃面でもほとんど仕事をさせなかったことは、本当に満足できる内容だった」
さらに、チャンピオンズリーグのアウェイゲームで勝つために必要な要素についても言及した。
「特にアウェイで勝つには、プレッシャーに対処する力が必要だ。チームとして守り、90分以上集中し続けること、そして自分たちのサッカーをする勇気と自信も求められる。あの夜、僕たちはそれらすべてを示せたと思うし、最終的にはドム(ソボスライ)の終盤のPKという形で報われた」
リーズ戦の失望から一転、サン・シーロでの勝利は特別なものだったという。
「エランド・ロードでの悔しさの後だっただけに、サン・シーロでの結末は本当に満足のいくものだった。試合終了後、メディア対応のためにピッチへ戻った時、アウェイスタンドから皆の歌声が響いていたのを聞けたのも最高だった」
サポーターへの感謝も忘れていない。
「皆のサポートを当たり前だと思ったことは一度もない。こうした歴史あるスタジアムで、皆にあんな夜を届けられることを、僕たちは心から誇りに思っている」
そして視線は、再びアンフィールドへと向けられる。
「次の目標は、もちろんミラノでのパフォーマンスを今日のブライトン戦につなげることだ。アンフィールドで勝利から遠ざかっている期間が少し続いているが、それを今日こそ正したい」
最後に、キャプテンは“継続性”の重要性を強調した。
「最高のチームとは、安定して結果を出せるチームだ。ホームでもアウェイでも勝てるチーム。そこに、僕たちはもう一度戻らなければならない。完璧ではなかったが、最近の試合では前向きな一歩を踏み出せていると感じている。皆が最後まで後押ししてくれれば、今日もまた大きな勝利をつかめるはずだ」
• ファン・ダイクはインテル戦の勝利を今後につなげる重要性を強調
• リーズ戦での失点を反省しつつ、短期間で立て直したチームの姿勢を評価
• アウェイでのCL勝利を「内容・結果ともに価値あるもの」と振り返る
• 目標はホームとアウェイで安定して勝てる“本来の姿”を取り戻すこと
• サポーターの後押しを力に、ブライトン戦で新たな勢いを生み出したいと意欲を示した
インテル戦で示した集中力と団結力を、アンフィールドでも再現できるか。
ファン・ダイク率いるリヴァプールにとって、ブライトン戦は今季の流れを左右する重要な一戦となる。
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