5試合無敗も、満足はない。積み上げの重要性を強調
フィルジル・ファン・ダイクは、先週の連勝を経てもなお、リヴァプールにとって最も重要なのは一貫性を保ち続けることだと強調した。
リヴァプールは、チャンピオンズリーグでのインテル戦1-0勝利に続き、アンフィールドでブライトン&ホーヴ・アルビオンを2-0で下した。
この試合ではユーゴ・エキティケが2ゴールを挙げ、アーネ・スロット率いるチームは公式戦5試合無敗とした。
試合後、取材に応じたファン・ダイクは、ここからさらに積み上げていく必要性と、チームが持つハングリー精神について語っている。
なおこの試合は、主将にとってリヴァプールでのトップリーグ通算250試合目でもあった。
「全員が状況を好転させたいという意志を持っている」
「ロッカールームの雰囲気は、これまでも常にとても良かった。勝ったり負けたりすれば、パフォーマンスの面で上下することは当然ある。でも、僕が一番感じているのは、全員がこの状況を好転させたいという意志を持っていること、そしてそのためのハングリーさとエネルギーを備えていることだ。ただし、最終的に大事なのは、95分間、あの白いラインの内側で何が起きるか。それは僕たちが影響を与えられる部分であり、だからこそ、そこに集中したい。ブライトン戦、そしてミッドウィークの試合では、僕たちはそれをとてもうまくやれたと思う。でも、シーズンはまだとても長い。僕たちは一貫性を保ちたい。それは、僕がリヴァプールに来てから、ほとんどの時間で経験してきたことだからだ。とにかく前に進み続け、冷静でいなければならない」
リーズ戦からの反応としての2試合
インテル戦、ブライトン戦での結果は、その前に経験したリーズ戦での2-0、3-2のリードを守れなかった試合への明確な“反応”でもあった。
試合運びの改善について問われると、ファン・ダイクはこう答えている。
「とても満足している。特にアンフィールドでは、僕はこれまで本当に多くの試合に勝ち、クリーンシートを重ねてきた。そして、ここでは誰にも負ける気がしない、そう感じられる時間があった。あの感覚は本当に信じられないものだった。でも、ここ数週間は苦しい時期だった。上がったり下がったりを繰り返してきたし、それは受け止めるのが簡単ではない。それでも重要なのは、ハードワーク、信頼、そしてチームとして一緒に守る姿勢だ。特にブライトン戦、そしてミッドウィークの試合を見れば、どれだけのコミットメントがあるかが分かったと思う。キャプテンとしても、それを見られたのは本当に良いことだった。それがすべてを助けてくれる」
クリーンシートが示す回復の兆し
直近5試合で3度のクリーンシート。
この数字は、ノッティンガム・フォレスト戦、PSV戦での連続ホーム敗戦以降、チームが確実に持ち直しつつあることを裏付けている。
コナテへの信頼「僕が助け、彼も僕を助ける」
ファン・ダイクは、サン・シーロ、そしてブライトン戦で高い評価を受けた
イブラヒマ・コナテについても言及した。
「全員がベストを尽くすことが大事だ。それがチームスポーツというものだからね。は素晴らしいディフェンダーだ。ただ、チーム全体として機能していないと、僕たち最終ラインが晒されることもある。それは実際に何度か起きていた。個人的なミスで失点することもある。僕自身も含めてね。残念だけど、それはこのゲームの一部だ。大事なのは、それにどう向き合い、どう反応するかだ。イブは、特に直近2試合では本当に素晴らしかった。僕たち全員と同じように、彼も課題に取り組んでいる。彼は僕を助け、僕も彼を助ける。それがあるべき姿だ。僕たちは完璧じゃない。でも、彼はクラブにとって最善を尽くそうとしている。だから、きっとすべてうまくいくと思っている」
5試合無敗という結果が出ていても、
ファン・ダイクの言葉に浮かび上がるのは慢心ではなく、冷静さだった。
一貫性、ハードワーク、チームとして守る姿勢。
それらを積み重ねなければ、リヴァプールは本来の姿には戻れない――
主将はその現実を、誰よりも理解している。
前進はしている。
だが、まだ道半ばだ。
参照↓
https://www.liverpoolfc.com/news/virgil-van-dijk-its-all-about-being-consistent-now

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