カーティス・ジョーンズは、土曜日に控えるトッテナム・との一戦を前に、チーム内に再び前向きな空気と高揚感が戻ってきていると語った。
連勝とクリーンシートを重ね、公式戦5試合無敗と安定感を取り戻しつつあるリヴァプール。
クラブ通算200試合出場を達成したジョーンズが、現在のチーム状態、自身の役割、そしてトッテナム戦への思いを率直な言葉で明かしている。
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カーティス・ジョーンズ
「自信はずっとありました。なくなったとは思っていません。周りを見渡して、あれだけの才能が揃っているのを見ると、彼らと一緒にプレーするのが待ちきれない、そんな“バズ”は常にあります。最近の試合を見ても、つながりが戻ってきていると思います。どれだけハードワークできているか、どれだけゴールを決められているか。チームとして、再び噛み合い始めている感覚があります。だから、雰囲気は確実に良くなっています。でも同時に、先走りすぎたくはありません。大事なのは、一試合ずつ向き合うこと。調子を落とした時期も、小さなステップを積み重ねてきました。何がうまくいっていないのかを考えて、どう変えるのかを話し合って、どんなチームを選ぶのかを整理して、そこから良いプレーにつながり、今は勝てるようになっています。だから今、完全に戻ったとか、全部勝てるとは思っていません。ただ、プレーの質、エネルギー、雰囲気は戻ってきている。先のことは考えすぎず、勝てる試合を一つずつ取りに行きたいです。一試合ずつ、ですね。またワクワクする時間が戻ってきたと感じています。」
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連戦後の1週間について
「100%、良かったです。しっかりと休むことができましたし、これまでの試合を振り返る時間もありました。良かったところと、変えなければいけないところを見直せたので、この試合でどう出るかを見るのが楽しみです。」
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自身のコンディションと200試合出場について
「プレーしていれば、いつだって嬉しいです。出たり入ったりするのは正直難しいですが、こうして続けて試合に出られれば、チームに大きく貢献できるとずっと思っていました。それは自分自身のマインドセットですし、監督やスタッフの信頼、仲間がピッチでボールを預けてくれる信頼が、自分を助けてくれています。でも、同時に大事なのはチームです。チームがうまくいっている中で、自分も良いプレーができているなら、それはボーナスです。出られていない時期でも、チームが勝っていればそれで嬉しい。今は、監督とスタッフが自分に合った役割で使ってくれていて、戦術的な少しの変化もチームに合っていると感じます。それは彼らの功績ですし、周りの選手たちがその変化を受け入れているからだと思います。」
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システム変更と役割について
「正直に言えば、ボールが足元にあれば幸せです。それはみんな知っていると思います。今は中盤に、技術があって、ボールを扱える選手が多く配置されています。試合を変えられる選手、ボールを怖がらない選手たちです。そこに、フロリアン・ヴィルツのように、ライン間でプレーできて、ゴールもチャンスも作れる選手がいます。そして、ライアン・フラーフェンベルフとの連係も深まっています。僕たちはボールを持つことに慣れていて、急いで手放す必要はないと分かっています。これまで勝ち点を落とした理由の一つは、試合がエンド・トゥ・エンドになって、コントロールできていなかったことだと思います。もし1点、2点リードしていれば、より意識してボールを受け、相手に“戻る道はない”と感じさせたい。出場を重ねて、フィットネスが上がって、リズムと連係がさらに良くなれば、チームとしてもっと噛み合って、より良いサッカーができると思います。」
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トッテナム戦について
「結局のところ、世界トップクラスのチームです。プレミアリーグで、簡単な試合なんて一つもありません。相手の調子は気にしません。自分たちより下の位置にいるチームからも、勝ち点を落とすことはあります。それがプレミアリーグです。だから、自分たちに集中するだけです。チームとしてどれだけ良い状態にあるか、どれだけ連係を築けているか。ポジティブなマインドで臨んで、走り勝って、働き勝って、ボールを持ったら大切に扱う。一番大事なのは、勝つ方法を見つけること。それをしに行きます。」
カーティス・ジョーンズの言葉から伝わってくるのは、結果以上にチームとしての手応えと再構築の実感だ。
連勝や無敗記録が続く中でも、決して先走ることなく、「一試合ずつ」「小さな修正を積み重ねる」姿勢を強調する姿勢は、現在のリヴァプールの成熟度を物語っている。
中盤での役割、システム変更への適応、仲間との連係、そして試合をコントロールする意識。
すべてが噛み合い始めた今、ジョーンズ自身もチームも、再び前向きなエネルギーと“バズ”を取り戻しつつある。
トッテナム戦は簡単な試合にはならない。
それでも、今のリヴァプールには「勝つ方法を見つけに行く準備」が整っている。
先を見すぎず、目の前の一戦に集中する――その積み重ねが、再び大きな流れを生み出そうとしている。
参照↓
https://www.liverpoolfc.com/news/curtis-jones-interview-buzz-back-were-not-getting-carried-away

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