リヴァプールのアルネ・スロット監督は、ウルヴァーハンプトン戦で行われたディオゴ・ジョタへの追悼について、アンフィールドで見せたファンの振る舞いを称賛した。
また、ロブ・エドワーズ監督も試合後、リヴァプールを「品格のあるクラブ」と表現し、両クラブが共有した特別な一日を振り返っている。
■ 初めて向き合った「二つの古巣」
リヴァプールがウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに2-1で勝利したこの試合は、
ジョタがプレーした二つのイングランドのクラブが、彼の死後初めて対戦する一戦だった。
試合前には、ジョタの息子であるディニスとドゥアルテが、
ファン・ダイクらとともにピッチへ入場。
タッチライン脇では、ジョタの妻ルテがその様子を見守っていた。
スロット監督は、この一日について率直な思いを明かしている。
「難しい一日だった。でも、ある意味では特別で、温かい一日でもあった」
■ 両クラブのファンが作り上げた“瞬間”
スタンドでは、リヴァプールとウルヴス、両クラブのサポーターが互いに呼応する形でジョタのチャントを歌った。
この光景について、スロット監督は次のように語っている。
「またしても、フットボール界がこういう瞬間にどう振る舞うべきかを示したと思う。悲劇が起きてから今日に至るまで、私たちのファンは本当に信じられないほど素晴らしかった。彼を偲ぶすべての瞬間で、誰もが望むであろう行動をしてくれた。そして今日は、アウェイファンも同じだった。これは私たちのファンだけの話ではなく、他クラブのファンも含めた話だということを示してくれた。18分にはウルヴスのファンがディオゴの歌を歌い、私たちのファンが拍手を送った。20分にはその逆だった。ここ1年半で、イングランドのファンがどれほど特別かは私も皆さんも分かっていると思う。そして今日は、このリーグを特別なものにしているのは選手だけではなく、
間違いなくファンでもあるということを、
世界中に示せたと思う」
■ 試合前夜、ウルヴスが捧げた敬意
この試合を前に、ウルヴスのチームは金曜夜にアンフィールドを訪れ、メインスタンド外に設けられた臨時の追悼スペースを訪問していた。
ウルヴスの選手・スタッフの中には、
モリニューで3年間ともに過ごしたジョタをよく知る者も多く、静かに時間を取り、彼を偲んだ。
■ ロブ・エドワーズ監督「リヴァプールは品格あるクラブ」
試合後、ウルヴスの指揮官エドワーズは、この一日を次のように振り返っている。
「本当に胸に迫る、感情的な瞬間だった。彼をよく知るスタッフや選手にとっては、なおさらだったと思う。昨夜ああして追悼の場を訪れたのは、正しかったし、本当に良いことだった。敬意を表すことができたし、温かくもあり、同時にとても感情的な時間だった。そして今日、彼の家族がここにいる中で、さらに感情的な一日になったと思う。彼が素晴らしく貢献した二つのクラブにとって、本当に特別な瞬間だった。リヴァプールは本当に品格のあるクラブだ。彼らはいつも自分たちの選手を尊重している。とても美しい瞬間だった」
この日のアンフィールドでは、勝敗を超えた何かが確かに存在していた。
それは、一人のフットボーラーであり、一人の人間を失った悲しみを、
クラブや立場を越えて共有する姿勢だった。
スロット監督の言葉通り、
このリーグを特別なものにしているのは選手だけではない。
ファンの振る舞い、その品格、そして敬意の示し方こそが、
この日のアンフィールドを忘れられない場所にした。
去れども、決して忘れられない。
ディオゴ・ジョタは、これからもフットボール界の記憶の中に生き続ける。
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