リヴァプール復調の中心にいるアカデミー出身MF
カーティス・ジョーンズのリヴァプール復帰は、9月以来となるチーム最高の結果と時期を同じくしている。
それが単なる偶然だと言うこともできるが、ここ最近のアカデミー出身MFのパフォーマンスは、そうではないことを強く示している。
24歳のジョーンズは、今月初めにサン・シーロで行われたチャンピオンズリーグのインテル戦で、チーム随一の出来を披露した。
それは彼にとって5試合連続先発のうち2試合目だったが、そこから勢いを増し、現在の4連勝すべてで試合に大きな影響を与えている。
フロリアン・ヴィルツやアレクサンダー・イサクの負傷、ドミニク・ソボスライの出場停止といった状況が、結果的にジョーンズに出場機会をもたらした側面は否定できない。
しかし現在、中盤はほぼフルメンバーが揃い(欠場しているのは出場機会の少ない遠藤航のみ)、
ここからがジョーンズにとって本当の意味での試練となる。
この好調を継続できるかどうかが、問われている。
スロット監督が評価するジョーンズの特長
アルネ・スロット監督は、ジョーンズの貢献を高く評価しており、次のように語っている。
「彼の最大の特長のひとつは、どんな状況でも常にボールを欲しがることだ。100回中99回は、それが非常にポジティブに働く。時には、難しい状況に近づかないほうが賢い場面もある。それでも彼は、コーナー付近でボールを持っても、自分で状況を打開し、ボールを前に運ぶことができる。彼にとって最もポジティブなのは、ここ4〜5試合連続でコンディションを維持し、毎回90分間プレーできていることだ」
フィジカルコンディションの安定は、長年ジョーンズの課題とされてきた部分でもある。
それを乗り越えつつある今、彼の存在感はより確かなものになりつつある。
中盤と前線に広がる前向きな兆し
ジョーンズの復調に加え、チーム全体にも明るい材料が揃い始めている。
ヴィルツは直近2試合でプレミアリーグ初アシストと初ゴールを記録。
復帰したソボスライは、今季ここまでチーム随一のパフォーマンスを見せている。
さらに、ウーゴ・エキティケは直近4試合で、それまでの13試合を上回るリーグ得点を挙げた。
これらの変化が重なり、9試合で12敗という壊滅的な時期を経たリヴァプールは、
ようやく状況を好転させつつあるという手応えを掴み始めている。
2026年へ向けたスロットの視点
スロット監督は、英国史上最高額補強のアレクサンダー・イサクが足首の手術と腓骨骨折で少なくとも数か月離脱すること、さらに夏の新戦力ジョバンニ・レオーニがACL断裂で今季絶望となった状況を踏まえつつも、2026年に向けての前進を見据えている。
リーズ戦を前に、指揮官は次のように語った。
「多くの新加入選手を迎え、同時に多くの選手が去った場合、少なくとも私がうまく仕事をしていれば、時間が経つにつれて、トレーニングや試合の機会を重ねることで、より良いサッカーをするようになる。既存の戦力に上乗せする形で補強できれば、向上する可能性は非常に高い。しかし、我々のように大きな入れ替えを行った場合は、時間が必要になる。多くの場合、一定の期間を過ぎたところから、状況は良くなっていく。残念ながら、今季ジョバンニ・レオーニを見ることはできないし、アレックスも再びピッチに立つまでには長い時間がかかるだろう」
ジョーンズの復帰は、リヴァプールに安定とリズムをもたらした。
ボールを引き出し、前に運び、試合を落ち着かせる存在が中盤にいることで、
チーム全体の歯車も噛み合い始めている。
中盤がほぼ完全な状態に戻った今、ジョーンズに求められるのは、単なる「好調」ではなく「継続」だ。
リヴァプールが本当に流れを変えられたのか。
その答えは、これからの試合で、彼自身のプレーが示していくことになる。
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