勝利は、最後の最後で指の間からすり抜けていった。
リヴァプールは日曜のプレミアリーグでフラムと対戦し、2-2の引き分けに終わった。
試合終盤に逆転しながらも、ラストプレーで同点弾を許すという、精神的に重い結末だった。
試合後、カーティス・ジョーンズは取材に応じ、この結果を「受け止めるのが難しい」と率直に振り返っている。
試合の流れと、終盤に待っていた現実
リヴァプールはクレイヴン・コテージでハリー・ウィルソンのゴールを許し、先制点を奪われた。
それでも後半、フロリアン・ヴィルツの同点弾で試合を振り出しに戻すと、アディショナルタイム開始から4分、コーディ・ガクポが押し込み、ついに逆転に成功する。
だが、その歓喜は長く続かなかった。
試合終了直前、ハリソン・リードの放ったロングシュートがゴール右上に突き刺さり、勝ち点3は勝ち点1へと変わった。
「もっとハートを見せようと話した」──試合終盤の心境
試合後、ジョーンズはまず、ピッチ上での感情をそのまま言葉にしている。
「前半はボールを多く持てていたし、いろいろ試したけど、あまりうまくいかなかった。ハーフタイムには、もっとハートを見せないといけない、そういう話をした。それを実際にやったと思う。2点取って逆転したのに、ああいうゴールを決められてしまった。正直、受け止めるのが難しいよ」
逆境から立て直した内容があったからこそ、
試合の終わり方がより重くのしかかっていることが伝わってくる。
リーズ戦との違い、そして「勝ち点3」へのこだわり
直前のリーズ戦(0-0)と比較した上でも、ジョーンズの基準は明確だ。
「リードを許してしまうのは、特に今みたいに勝ち点がすべて必要な時期だと、いつだってつらい。全体的には、リーズ戦よりも良い試合だったと思う。100パーセントね。でも言った通り、僕たちは常に勝ち点3を取りたいし、それを目指している。アウェイでどんな相手であろうと、ピッチ上のタレントを考えれば、こういう試合は勝ちにいくべきだと感じている」
内容の向上を認めながらも、結果に満足しない姿勢。
それが、今のリヴァプールが求めるスタンダードでもある。
変わり続ける役割、それでも変わらない姿勢
この試合でジョーンズは、普段のNo.8とは異なる役割を担った。
その柔軟性について、本人は淡々と語っている。
「そうだね、間違いなく。普段はNo.8でプレーしているけど、今日はウイング寄りだったり、No.10に近い役割だった。結局のところ、僕はプレーしたいし、チームを助けたいだけなんだ。フルバックもやったし、右サイドもやったし、No.10、No.8、No.6、No.9もやった。ピッチに立ってチームを助けられるなら、それでいい」
さらに、チーム内の競争についても、冷静な視点を示した。
「ロッカールームで左右を見渡せば、常に才能ある選手たちがいる。誰かが入ってきてNo.8をやったとしても、それは決して戦力ダウンじゃない。彼が僕より良いとは言わないけど、チームに必要な形で、必ず違うクオリティを持っている。今日は交代もして、使える選手は全員使おうとしたけど、あと一歩足りなかった。でも、また次だ」
次は首位アーセナル──「すべての試合が大事」
リヴァプールはこれで9試合無敗。
次に控えるのは、首位アーセナルとのビッグマッチだ。
「大きな試合だよ。でも、すべての試合が大事だ。特に今は、勝ち点が必要な状況だからね。アーセナルは本当に、本当に大きな相手だし、素晴らしい勢いで、首位に立っている。もちろん、最初の対戦では僕たちが勝っているから、相手はリベンジを狙ってくるはずだ。僕たちは胸を張って乗り込むし、勝ちにいくつもりだ」
フラム戦のドローは、内容以上に「結末」が心に残る試合となった。
それでもジョーンズの言葉からは、
後悔よりも前進、失望よりも次への集中が感じられる。
「受け止めるのが難しい」結果の先にあるのは、すぐに訪れる、さらなる大舞台。
リヴァプールは立ち止まらない。
次はアーセナル戦──
この悔しさを、結果で塗り替えるために。
参照↓
https://www.liverpoolfc.com/news/hard-take-curtis-jones-late-frustration-liverpool-fulham

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