今季ここまで、リオ・ングモハの出場時間は、多くのリヴァプールファンが期待していたほど多くはない。
だが、ピッチの内側にいる選手たちの間では、評価はまったく違う。
カーティス・ジョーンズは、JD Sportsのインタビューでこう語った。
「たぶんリオだね。毎日トレーニングで見ているけど、彼が最初に来た日のことを覚えているよ。“うわっ”って思ったんだ。それ以来、毎日ずっと見せ続けている」
ジョーンズが「チームで最もスキルのある選手」とまで評したのが、まだ17歳のウインガー、リオ・ングモハだった。
“次のスター”としての期待と現実
ングモハは、プレシーズンで圧巻のパフォーマンスを披露し、一躍脚光を浴びた。
その影響もあり、ルイス・ディアスがバイエルンへ移籍した際、リヴァプールは左ウイングの補強を見送った。
- ロドリゴ(レアル・マドリード)
- ブラッドリー・バルコラ(PSG)
- マリック・フォファナ(リヨン)
こうしたビッグネームがアンフィールド行きと結び付けられながらも、クラブは「若き才能の道を塞がない」という選択をした。
それは、リオ・ングモハへの明確な信頼の表れだった。
しかし現実は厳しい。
今季ここまでのングモハは、
- 出場:9試合
- 先発:2試合(いずれもカラバオ・カップ)
- ゴール:1
- 総出場時間:225分
シニアのアウトフィールド選手の中で、彼より出場時間が少ないのは、18歳のトレイ・ナイオニ(182分)だけだ。
スロット監督は左ウイングの第一候補としてコーディ・ガクポを重用し、最近ではフロリアン・ヴィルツも同ポジションで起用されている。
その結果、ングモハのチャンスは限定的なものとなっている。
“使われていない”わけではないという視点
さらに気になるのは、アカデミーでの出場機会だ。
ナイオニが
- U19でUEFAユースリーグ4試合フル出場
- U21でもリーグ戦に出場
しているのに対し、ングモハは今季、無観客の練習試合に一度出ただけにとどまっている。
このままでは、「試合勘」と「実戦での成長」が止まってしまうリスクもある。
ただし、スロット監督はこの見方に異を唱えている。
「彼はプレミアリーグの17歳の中で、最も多くの出場時間を得ている選手だと思う。それは、彼がどれほど特別な存在かを示している。17歳で、すでにこれほどプレーしているのは普通ではない。ただ、同時にポジションの競争の激しさも表している。もし彼が別のポジションの選手だったら、もっと多くのチャンスを得ていたかもしれない」
“使われていない”のではない。
“置かれている場所が、あまりにも競争が激しい”のだ。
まとめ
リオ・ングモハは、出場時間だけを見れば、まだ“途中”にいる存在だ。
しかし、
- チームメイトから「最もスキルがある」と評され
- クラブからは将来を託され
- 補強方針にまで影響を与えた
17歳は、決して普通の若手ではない。
今は、ガクポ、ヴィルツという完成された選手たちの背中を見ながら、一歩ずつ階段を上っている段階だ。
ピッチに立つ時間は限られていても、その才能は、すでに周囲を驚かせている。
“うわっ”と思わせた最初の日から、
リオ・ングモハは、静かに、しかし確実に、リヴァプールの未来になろうとしている。
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