長いリハビリと度重なるローン移籍。
リヴァプール加入からの数年間は、カルヴィン・ラムジーにとって決して平坦な道ではなかった。
しかし今、22歳の右サイドバックははっきりと言い切る。
――「この夏に立てたプランは、完璧にうまくいっている」。
今季序盤、ラムジーはアンフィールドで行われたカラバオカップのクリスタル・パレス戦に先発し、実に約3年ぶりとなる公式戦の舞台に立った。
その背後には、クラブと話し合い、意図的に“ここに残る”選択をした決断があった。
公式マッチデープログラムで、ラムジーはこう語っている。
「シーズンの最初に、エージェントとクラブと話し合った。これまでのローンを踏まえると、ここに残ってU21でプレーし、フィットネスを完全に取り戻し、トップチームでチャンスを得ることが最善の解決策だった。トップチームと一緒にトレーニングをして、クリスタル・パレス戦にも出場できた。それがまさにプランだったし、完璧にうまくいっていると思う。今は体調も良いし、トップチームと練習できているのも良い。これが自分を良いポジションに置いてくれると思う。出場機会が少なかったローン期間を経て、再びトップチームに関わり、トレーニングできているのは本当に良いことだ。世界トップクラスの選手たちのそばにいることは、自分の成長にとって大きい。」
度重なる膝の負傷、思うようにいかなかったローン生活。
それでも彼は、自分を疑わなかった。
「膝のケガを2回して、ローン先でもあまり試合に出られなかったけど、ずっと自分を信じてきた。そもそもこのクラブにいるのも、その“自分を信じる力”のおかげだと思う。自分に何ができるか分かっているし、ただ努力を続けて、チャンスが来た時――パレス戦のように――それを掴むだけだと思っていた。実際、あの試合では掴めたと思う。だから、このまま続けて、もっとチャンスを得られたらいいね。」
今季、ラムジーはすでに9試合でマッチデースクワッド入り。
日々アルネ・スロットの下でトレーニングを重ねる中で、彼は右サイドの先輩たちから多くを吸収している。
「コナー・ブラッドリーはボルトンに行って、50試合以上もプレーした。あれは本当にすごいことだ。僕が行った時は、思い通りにはいかなかったけど、選手それぞれに違うキャリアの道がある。ただ、努力を続けて、彼の足跡を追えたらいいと思っている。そして今はジェレミー・フリンポンもいる。コナーとフリンポンは、プレースタイルがまったく違う右サイドバックだ。でも、2人からそれぞれ少しずつ学べば、自分はより良い選手になれるはずだ。これからも一緒にトレーニングを続けて、チャンスが来たら必ず掴みたい。」
そして、2025年12月初旬。
ラムジーの人生は、もう一つ大きく動いた。
彼とパートナーの間に、長男コルビーが誕生したのだ。
「正直、本当に素晴らしい。これまでの人生で一番誇らしい瞬間だよ。彼はとてもいい子で、パートナーも本当に頑張ってくれている。毎日家に帰って彼の顔を見ると、もう最高なんだ。人生に対する見方が変わった。事前に“大変だぞ”って言われていたけど、ここまでとは思っていなかった。実際、かなり大変だよ(笑)。でも、彼のためにすべてを考えるようになるし、それがサッカーでもっと頑張りたいという気持ちにつながっている。ここであれ、ローンであれ、もっと努力して、すべてを彼のためにやりたいんだ。」
負傷、停滞、不安。
そのすべてを越えて、ラムジーは今、
「フィットしている自分」と
「父としての自分」を同時に手に入れた。
“完璧にうまくいっている”という言葉の裏には、
信じ続け、耐え続け、準備し続けた時間がある。
そして彼は今も、静かに、しかし確かに前を向いている。
次に訪れるチャンスを、今度も必ず掴むために。
参照↓
https://www.liverpoolfc.com/news/how-summer-plan-working-out-perfectly-calvin-ramsay

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