「おそらく痙攣。17歳としてはごく自然なことだ」
FAカップ3回戦でバーンズリーに4-1と快勝したリヴァプール。しかし、その試合終盤にピッチを去ったリオ・ングモハの姿に、多くのファンが一瞬息をのんだ。
17歳の若きウインガーは、10月以来となる先発出場を果たし、落ち着いたパフォーマンスを披露していたが、73分、芝に足を取られる形で倒れ込み、そのまま交代。ハムストリングの負傷を疑う声も上がった。
だが、試合後の記者会見でアルネ・スロット監督は、その懸念をやんわりと否定した。
「私は、そしてそうであってほしいと願っているが、これは痙攣だと思っている」
オランダ人指揮官は、この出来事を“若さゆえの成長過程”として捉えている。
「これはリオにとって、“プレミアリーグの試合はこれよりもずっと強度が高い”ということを教えてくれる出来事でもある。70分間プレーできたのは素晴らしいことだが、プレミアリーグで90分間戦い抜くには、まだ相当な負荷がかかるということでもある。でも、それは17歳にとって完全に普通のことだ。誤解しないでほしい。17歳の選手が、リヴァプールのシャツを着てこれだけの時間プレーしているという事実そのものが、彼にとっても、クラブにとっても、そして我々を追いかけてくれているすべての人にとっても素晴らしいことなんだ。だからこそ、彼がこのまま成長を続け、いずれプレミアリーグで90分間戦える選手へと近づいていけることを願っている」
現時点でングモハは、プレミアリーグやチャンピオンズリーグでの先発経験はない。緊急事態でも起きない限り、今季中にその機会が訪れる可能性は高くないだろう。それは、過去に同様の立場にあった若手が負傷に苦しんできた歴史を考えれば、慎重で賢明な判断とも言える。
実際、同世代のジェイデン・ダンズもフィットネス面の問題で今回のバーンズリー戦を欠場している。
一方で、リヴァプールがルイス・ディアスの後継を獲得しなかった背景には、「ングモハの道を塞がない」という意図があった。その決断が本当に最善だったのかという議論は残るものの、少なくともクラブが彼に大きな期待を寄せていることは間違いない。
現在、左ウイングはコーディ・ガクポへの依存度が高くなっており、競争圧力の不足がパフォーマンスに影響していると見る声もある。アレクサンダー・イサクは離脱中、モハメド・サラーもアフリカ・ネーションズカップで準決勝まで進出している状況の中で、スロット監督は今後もングモハをベンチに加え、少しずつ経験を積ませていく構えだろう。
まだ17歳。
だが、リヴァプールの未来を担う存在として、リオ・ングモハはすでに確かな一歩を踏み出している。
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