アンフィールドでのバーンリー戦は、内容で相手を圧倒しながらも1-1の引き分けに終わった。支配率、チャンスの数、試合の流れ――そのすべてで上回りながら、勝ち切れなかった現実。
試合後、アーネ・スロット監督は「フラストレーション」という言葉を何度も口にしながら、“無敗”という数字では測れない、リヴァプールが持つべき基準をはっきりと示した。
結果とパフォーマンスについて
「初めてじゃないが、フラストレーションが残る試合だった。形は違えど、何度も経験してきた感覚だ。延長でこちらが先制して“勝った”と思った直後に失点する試合もあったし、以前は“相手よりはるかに多くのチャンスを作りながら負ける”試合も続いた。その後、失点を抑えることを重視するチームになり、それが“負けない”流れにつながったが、同時にチャンスを多く作るのが難しくもなった。今日の試合は、私としては“見たい試合”だった。普段以上にボールを保持し、その中から多くのチャンスを生み出した。リスクを取れば相手のカウンターを受けるものだが、今日はそれも非常によくコントロールできていた。ただ、フットボールではこういうことが起きる。片方のチームは2回しかチャンスがなくても1点を取る。もう一方は何度もチャンスを作りながら1点しか取れない。そうして、今日のような結果になるんだ。」
サポーターのフラストレーションについて
「私の耳には“ブーイング”というより、“フラストレーション”に聞こえた。我々はリヴァプールで、相手はバーンリーだ。もちろん、彼らがどれだけ必死に守ったか、ライン上でクリアし、全てを懸けて防いだかは称えなければならない。バーンリーの監督なら誇りに思う内容だろう。だが、もし“ホームでバーンリーと引き分けても悔しくなくなった”としたら、それは完全におかしい。私はサポーターの気持ちを完全に理解している。私自身も同じ気持ちだし、選手たちも同じフラストレーションを感じている。」
同点ゴール前の“緩み”について
「大きな警告サインがひとつあった。ほとんどオウンゴールになりかけた場面だ。その場面と、実際に失点した場面は似ていて、後方からビルドアップしようとしたところでボールを奪われた。その2つが危険な形になった。ゲーム全体を通して見れば、後方からの組み立てと、よりダイレクトなプレーのバランスはとても良かったと思う。ただ、相手は我々が何度も外した“より良い位置”ではなく、難しい位置から決めてきた。それがフットボールだし、受け入れるしかない。」
ミロシュ・ケルケズの好パフォーマンスについて
「また“フラストレーション”の話になる。結果が伴わないことで、選手個々の成長やチームの進歩が見えにくくなってしまうことも、私にとってはフラストレーションなんだ。君が言った通り、ミロシュはまた素晴らしい試合をした。フロリアンはまた素晴らしいゴールを決め、多くの場面に関与した。ジェレミー・フリンポンも素晴らしい試合だった。右サイドで本当に大きな脅威になっている。しかし、結果は必ずしも成長を映し出さない。それがまた別のフラストレーションでもある。選手たちにとっても、“自分たちは良くなっている”“成長している”と感じにくくなるからだ。もちろん、“12試合無敗”という話はできる。だが、我々の基準は“負けないこと”ではない。我々の基準は“毎試合勝つこと”なんだ。」
スロット監督は、チームの成長と個々の進歩を認めながらも、
「我々の基準は“負けないこと”ではなく、“毎試合勝つこと”だ」と断言した。
ボールを支配し、チャンスを量産し、相手を押し込んだ――それでも勝てなければ満足できない。
その厳しさこそが、リヴァプールというクラブの本質であり、
監督自身も、選手も、そしてサポーターも共有する“勝者の基準”なのだ。
参照↓
https://www.liverpoolfc.com/news/arne-slot-press-conference-every-word-liverpool-1-1-burnley

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