アルネ・スロットは今シーズン、結果だけでなく内容についても多くの議論を呼んできた。
守備を安定させたことで敗戦は減ったが、一方で「退屈なサッカーだ」という批判も向けられている。
しかしスロット自身は、その評価を理解しながらも、自分が目指しているものをはっきりと語った。
それは単に勝つことではない。
「見ていて最も楽しいサッカー」をすることだという。
「監督として、リーグに勝つこともできるし、チャンピオンズリーグに勝つこともできるし、FAカップやリーグカップに勝つこともできる。でも、最大の勝利は、見ていて最も楽しいサッカーをするチームになることだ。今この瞬間、ファンはそれに少し反論するかもしれないが、それは間違いなく私が目指していることだ。私は常にボールを持ちたいし、常にインテンシティを求めたい。そしてファンに、見ていて楽しいと思ってほしい。」
「私が最も嫌うことは、結果以上に、順位表以上に、すべての瞬間でファンが私たちのサッカーを楽しめていないことだと言ってもいいくらいだ。一番難しいのは、私自身もそれを理解していることだ。なぜなら、私も同意しているからだ。トロフィーはひとつの価値だ。しかし、チームやクラブ、あるいは監督として、何かを体現すること、良いサッカーをする存在であることは、長い目で見ればそれ以上の価値があると思っている。」
インテンシティを取り戻すために
「まだ多くのものが懸かっているし、それはもちろんとても重要なことだ。私たちはまだ勝つことができる。しかし私は、試合に勝つにはクオリティかインテンシティのどちらか、あるいは両方が必要だと考えている。今、私たちにとって難しいのは、今シーズン、そしてもしかすると昨シーズン後半から、インテンシティをベースに試合に勝つことがますます難しくなっていることだ。理由はシンプルで、相手チームが試合のインテンシティをできるだけ下げようとしてくるからだ。私たちと対戦するチームが、激しい試合を望まない理由は完全に理解できる。私たちは、試合にもっとインテンシティを持ち込む方法を見つけなければならないし、そのために本当にハードワークしている。それは時に難しい。なぜなら、常に自分たちでコントロールできるわけではないからだ。しかしリーグを面白いものに保つためにも、それは重要だと思っている。相手チームがこうした戦い方をしてくることは理解できるが、それがプレミアリーグというブランドにとって正しいことなのかは疑問だ。」
スロットが語ったのは、単なるスタイルの話ではない。
リヴァプールがどんなクラブであるべきか。
何を体現するチームでありたいのか。
その哲学そのものだった。
勝つことは当然求められる。
しかし、それだけでは足りない。
強く、そして魅力的であること。
それが、スロットが目指しているリヴァプールの姿だ。
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