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―勝利について
「今日は、これまでとは少し違った形で“メンタリティ”が必要だった。準備期間が十分にあったとしても難しい試合になることは分かっていた。ましてや1週間に3試合目がライバル相手となれば、後半が厳しくなるのは当然だ。だから今週はこの試合に向けて選手が準備できるように、あえてこういう先発の組み方をしてきた。3試合の中で最も強度が高い試合になることは分かっていたからだ。前半45分は素晴らしかった。新鮮さがあり、やろうとしていたことを実行できた。後半はもちろんエヴァートンのプレッシャーもあったし、我々のエネルギーも少し切れてきた。でもメンタリティは切れていなかった。」
―過密日程を3連勝で乗り切ったことについて
「だからこそ、我々やチェルシーのようなヨーロッパを戦うチームにはこうした層の厚いスカッドが必要になる。試合数がとても多いからね。言い訳ではなく、受け入れるしかないが、イサクは4か月間トレーニングできていなかったし、マクアリスターも長く離脱していたそれでも、ローテーションできる選択肢があったのは良かった。90分を3試合連続でこなしたのはファン・ダイク、コナテ、サラー、ライアン(フラーフェンベルフ)、ドミニク(ソボスライ)くらいで、彼らはこのレベルの強度に慣れている選手たちだ。そして彼らは素晴らしい働きを見せてくれた。」
―火曜のサウサンプトン戦でファン・ダイク、コナテ、サラー、フラーフェンベルフ、ソボスライが出場するかどうか
「今ここで言っておくが、彼らは火曜には出ない。サウサンプトンにとって参考になるなら、そう伝えておく。」
―フラーフェンベルフの安定したパフォーマンスについて
「昨季と同じく、とても良いプレーをしている。どの選手もそうだが、周りのチームがあって初めて自分の良さを出せる。うちには良い選手が多くいる。両方のゴールは同じようなエリアから生まれた。1点目はライアン、2点目はヒュー(エキティケ)、2人のスピードを活かしてね。
前半は本当に見ていて楽しかった。ただ、ハーフタイム直前に相手に枠内シュートを打たれた場面があって、少し警告を受けた感じだった。後半は2-0から2-1にされると難しくなる。普段なら迷わず攻め続けるが、過密日程もあり少し迷いが出た。ただ、それでも3点目を決めるチャンスは十分にあったと思う。」
―フラーフェンベルフの自由さについて
「これはチームの進化だ。良い部分は維持しながらも、相手が我々に対応してくるので、常に進化しなければならない。さらに、今季は昨季と違う選手がいるから、その質に応じて微調整も必要になる。“自由”というより、攻撃を助けられる瞬間があるということ。それは相手のプレスの仕方に大きく関わる。彼には少し前に出る自由度が増えている。」
―試合のマネジメントについて
「試合全体としてはよくマネジメントできたと思う。ただ、いくつかの“瞬間”はうまく管理できなかった。試合前にも言ったが、流れを変えるワンプレーがある。ボーンマス戦では2-0からくだらないプレーで1点を返された。ニューカッスル戦ではセットプレー、アトレティコ戦では前半終了間際に失点。こういう瞬間を理解し、どう戦うかが大事なんだ。今日は2-1にされた後、相手に大きなチャンスはなかったと思う。でもスコアが2-1だとどうしても難しく感じるものだ。」
―フラーフェンベルフの攻撃面での貢献について
「本当は60分で交代させるつもりだったが、失点してしまったので続投させた。彼が注目されるのは攻撃面の貢献が大きいが、私は彼がどれだけオフ・ザ・ボールで走っているかも見ている。例えばコナー(ブラッドリー)が2対1になる場面を何度も助けていた。ソボスライも同じだ。彼らがスプリントして守備を助けるから、サラーを前に残せて、サラーの良さを引き出せる。彼は非常によくやっているし、今はゴールやアシストも加わって注目されているが、それがなくても十分に良いプレーをしていたと思う。とはいえ、昨季よりも良い材料が増えているのは良いことだ。」
―エキティケのパフォーマンスについて
「もちろん印象的だった。だが、彼がどんな選手かは獲得時から分かっていた。どのチームも2人の9番を揃えている。エヴァートンもそうだった。我々にも2人の質の高い9番がいる。ウーゴは新しいリーグに来たばかりで、まだこのペースで90分を3試合こなせる準備はできていない。うちは常にハイテンポで、プレスをかけ、スローインやゴールキックからも素早く再開する。そういうサッカーだからね。一方でアレックス(イサク)は4か月もチーム練習をしておらず、合流してまだ2週間しか経っていない。だから2人いることは絶対に必要で、どのトップクラブも同じだ。」
―前半の出来が後半より良かったことについて
「良い選手たちが揃っているので、いろんな布陣で良い時間帯を作れている。ただ、今日は特に“やりたいポジション取り”ができたから良かった。今季は相手が予想外のことをしてくるケースが多く、ハーフタイムに修正することが多かった。でも今日はエヴァートンが予想通りの戦い方をしてきたので、自分たちの狙い通りに前半から攻めることができた。ちなみに、アトレティコ戦から今日までにやった練習は“6対2”だけだ。2日間でそれしかできなかった。本当に。だから新しい仕込みはできないし、対戦相手は我々がどんな戦い方をするか全部分かっている。気の毒に思う必要はない、選手は素晴らしいから。ただ、興味深いことだと思うよ。だからこそ、前半から予想通りの相手に対して狙いのポジションを取れたのが大きかったんだ。」
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