リヴァプールのアルネ・スロット監督は、火曜朝にAXAトレーニングセンターで記者会見に出席。
今週末アンフィールドで行われるウルヴス戦を前に、負傷者情報から戦術的課題、若手選手の起用、そして今季最大の懸念点であるセットプレーについてまで、多岐にわたる質問に答えた。
■ イサクの負傷は1月補強に影響するのか?
「今の僕の最初で、そして唯一の考えは、これからの2試合のことだ。またしても難しい2試合だが、どちらもホームゲームなのは本当にありがたい。だからこそ、今起用できる選手たちが、これまで何度もやってきたように、袖をまくり上げて戦う時だと思っている。それは選手だけでなく、ファンも同じだ。いつも通り、そして今回もそうしてくれると期待しているけど、ファンが我々を助けてくれることで、望む結果に近づける。だから、僕のフォーカスはそこにある」
■ ウルヴス戦について
「プレミアリーグの試合は、すべてが危険で、すべてが難しい試合だ。彼らの今季の結果は、望んでいたものではなかったかもしれないが、結果にはどんどん近づいてきている。特にアーセナル戦(アウェイ)は、あと一歩で結果を出せる試合だった。いつも言っているように、プレミアリーグの試合には必ず挑戦がある。この試合も同じだ」
■ リオ・ングモハについて
「前回も言ったと思うけど、もし間違っていなければ彼は17歳だ。そして確か、プレミアリーグの17歳の中で最も多くの出場時間を得ているはずだ。それだけで、彼がどれほど多くのプレータイムを得ているか、そしてそれが17歳にとってどれほど特別なことかが分かる。それは彼のクオリティを示しているし、17歳でここまでプレーするのは決して普通のことではない。同時に、それはそのポジションでの選手の可用性も示している。ただ、今週末に関して言えば、そのポジションが最大の懸念ではない。コーディ(ガクポ)が戻ってくることを期待しているし、フェデリコ(キエーザ)も、フロリアン(ヴィルツ)もプレーできる。もし彼が別のポジションの選手だったら、もっと出場のチャンスはあったかもしれない。トッテナム戦ではU21の選手を4人ベンチに入れた。それだけ、彼が起用される可能性も高まっているということだ。だから、様子を見よう」
■ ジェレミー・フリンポンのフィットネス
「週末は最大で30分の出場だった。彼は長い間離脱していたからだ。今週末は、私がそう決断すれば先発できる状態だと思う。時には、全員が揃っていない状況では、普段よりも少しリスクを取らなければならない。それが、選手もファンも袖をまくり上げる必要があるという意味だ。交代させた理由は、ケガとは全く関係ない。セットプレーを守る場面で10人になりたくなかったからだ。すでに一度10人で守って失点しているのだから」
■ ハーヴェイ・エリオットについて
「ハーヴェイはアストン・ヴィラの選手で、今季はあそこに行くことになっている。彼に関する質問は、ヴィラに聞くのが一番だと思う。ちなみに、彼らはとても良いシーズンを送っているけどね」
■ ウーゴ・エキティケの成長
「まだもっとフィジカルを強くする必要はあるが、すでに以前より強くなっている。攻撃面のクオリティはほとんど変わっていない。速さがあり、ゴールを決められ、足元の技術があり、ドリブルもできる。彼は本当に多くの武器を持っている。今はプレミアリーグに適応できた。これからは、速さと体格を生かして、フィジカル面でも傑出した存在になる必要がある。トッテナム戦の最後の3〜4分、彼は本当に疲れていた。それは彼だけでなく、同じ選手が何度も出続けていることも理由だと思う。それでも彼らは毎回、最初から最後まで戦い続ける。ウーゴもその一人だ」
■ セットプレーへの意識
「私は本当にそこにフォーカスしているし、ここに来てからずっとそうだ。正直に言って、今のセットプレー成績ではトップ4やトップ5を争うことはできない。優勝など到底無理だ。我々は上位チームの中で、唯一セットプレー収支がマイナスだ。しかもマイナス8だ。それでも4位と同勝ち点にいる。なぜか?オープンプレーでのチャンス創出がリーグNo.1だからだ」
■ 昨季から何が変わったのか?
「何も変わっていない。セットアップは昨季と同じだ。xGを見れば、これほど失点するチームではないはずだ。ただ、半シーズン経っても続いているなら、それは偶然なのか?それは難しい問いだ。夏に選手の入れ替えはあったが、失った選手は、守備面で失点を防いでいた選手ではない」
スロット監督の会見から浮かび上がったのは、
目先の結果への集中と、長期的な構造問題への苛立ちだった。
イサクの負傷や選手層の薄さという現実を抱えながらも、
指揮官の視線は「次の2試合」にしっかりと向いている。
そして、セットプレーという最大の課題を克服できるかどうかが、
今季の行方を大きく左右することは間違いない。
参照↓

コメント