パリでの第1戦、リヴァプールはパリ・サンジェルマンに0-2で敗れた。
内容でも上回られ、厳しい現実を突きつけられた一戦。
それでもキャプテン、フィルジル・ファン・ダイクは諦めていない。
「すべては信じることから始まる」
彼が思い起こしたのは、2019年――
アンフィールドでバルセロナ相手に起こした“奇跡の逆転劇”だった。
「当時もヨーロッパ最高のチームの一つと対戦していたし、その中には史上最高の選手の一人(リオネル・メッシ)もいた。そして自分たちはケガ人も抱えていた。そして今、またヨーロッパ最高のチームと戦っている。彼らは現欧州王者だ。紙の上では、おそらく誰も自分たちにチャンスがあるとは思っていないだろう。だからこそ、すべては“信じること”から始まる。自分自身の中にある信念、監督から与えられる信念、正しいゲームプラン、そして最初から最後の一秒までやり続ける強度。何かを成し遂げたいなら、それが必要なんだ。それが自分の望むことだし、チームメイトにも伝えるつもりだ。自分たちはそれを示さなければならない。欲求を見せろ、戦う姿勢を見せろ。それがリヴァプールの選手として最低限求められることだ。」
「今季16敗している。それは受け入れられない現実だ。本当に大きな現実であり、だからこそ非常に失望しているし、向き合うのがとても難しい。すべてのことには終わりがあるし、いつか自分のキャリアも終わる時が来る。今の現実は、自分たちは安定していないということだ。負けが多すぎる。良い時間帯もあるが、それを継続できていない。でも、成功を収める前にも苦しい時期はあったし、クラブとしてそれを乗り越えてきた歴史がある。だからこそ、選手一人ひとりが理解しなければならない。すべてを“チームとして”やらなければいけない。お互いが必要なんだ。現状は、負けが多すぎるし、パフォーマンスも良くない。安定感もない。簡単じゃない。でもそれが現実だ。だからこそ、それを受け入れて、向き合い、改善していかなければならない。」
ファン・ダイクはさらにこう続けた。
「最近のガラタサライ戦のパフォーマンスもあるし…もちろん、相手のレベルは違うけどね。それに昨季のPSG戦もある。PK戦で負けたが、試合を振り返れば、序盤は非常に良い入りをしていた。モハメド・サラーに決定機があったが、ヌーノ・メンデスにブロックされた。あれが決まっていれば試合は変わっていたかもしれない。結局のところ、逆転するためにはすべてが噛み合う必要がある。なぜなら、相手はあらゆる面で卓越したチームだからだ。でも最後は自分たち自身にかかっている。信念、誇り――“自分たちはリヴァプールだ”ということだ。だからこそ、この状況がこれほどまでに自分にとって痛いし、ロッカールームにいる全員にとっても同じであるべきなんだ。」
この試合でスロット監督は、ファン・ダイク、ジョー・ゴメス、イブラヒマ・コナテの3人を並べた5バックを採用した。
その戦術について、キャプテンはこう説明した。
「この2日間で準備してきた。彼らはポジションを固定せず、6人、時には8人が流動的に動く。ハキミは右SBから左ウイングまで動き、ヌーノ・メンデスも左SBからトップ下まで入ってくる。だからついていかなければならないし、プレスに行くタイミングも見極める必要がある。その点では、もっと良くできたと思う。改善できる部分があったし、それはしっかり分析して、火曜日に向けてより良いプランを立てなければならない。」
「週末の試合を見ても、今日より悪くなることはなかったと思う。もちろんそれがメンタリティではないけどね。このシステムで戦える選手は揃っていると思う。最初の失点までは問題はなかった。あれは大きくディフレクトしたゴールだった。その後は冷静さを保ち、チャンスを待つ必要があったが、それは来なかった。それもまた現実だ。シュートを枠内に1本も打てなかったと思うし、それでは当然良くない。ただ、唯一のポジティブは、来週もう1試合残っているということだ。」
0-2。
相手は欧州王者。
そして今季のリヴァプールは安定していない。
それでも――
ファン・ダイクが語った通り、
このクラブは何度も逆境を乗り越えてきた。
必要なのは、信念、強度、そしてすべてを出し切る覚悟。
舞台はアンフィールド。
再び“あの夜”を生み出せるのか。
リヴァプールの運命は、
次の90分に託されている。
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