プレミアリーグ開幕まで、いよいよ残りわずか。アンドニ・イラオラは、新生リヴァプールの仕上がりに確かな手応えを感じている。
プレシーズンではリーズ・ユナイテッド、ASモナコに連敗したものの、指揮官が重視するのは結果だけではない。強度、意図、エネルギー――自身が求めるサッカーは随所に現れ始めており、「まだ改善すべき部分は多いが、正しい方向へ進んでいる」と現在地を語った。
アレクシス・マック・アリスターの復帰によって、ワールドカップ組もついに全員が合流。さらにバルセロナからロナルド・アラウホも加わり、開幕へ向けてスカッドはようやく本来の形に近づいている。
ニューカッスルとの開幕戦を1週間あまり後に控える中、最後の実戦となるコモ1907とのダブルヘッダーへ――。イラオラが新シーズンへの手応え、現在の課題、そして新加入アラウホへの期待を明かした。
「これは、新しいプレミアリーグシーズンへの準備を仕上げるうえで、とても良い、そして非常に重要なテストになる。結果こそ伴わなかったが、先週末のモナコ戦では、自分自身にとってもスタッフにとっても、多くのポジティブな要素と多くの学びがあった。前半、特に最初の30分間はとても満足している。アレクサンダー・イサクがゴールを決め、シャープな動きを見せてくれたのも良かったし、ボールを持っている時も、持っていない時も、多くの良い部分を見ることができた。ただ、シカゴでのリーズ戦と同じように、自分たちのレベルを最後まで維持できなかったことが問題だった。そこは時間が必要になる部分だし、トレーニンググラウンドで多くのハードワークを積み重ねることでしか改善できない。」
イラオラはさらに、自身が目指すチーム像についても改めて言及した。
「僕はこれまで何度も、ピッチ上でどんなチームを見たいのかについて話してきた。自分たちが求めている強度、プレーへの意図、そしてエネルギーについてだ。もちろん、まだ大きく改善していかなければならない部分があるのは明らかだ。それでも、僕たちは正しい方向へ進んでいると信じている。そしてシーズンが始まる中で、これから数日、数週間と、その前進を続けていけると思っている。」
また、アレクシス・マクアリスターが月曜日にAXAトレーニングセンターへ戻ったことで、ワールドカップ後に遅れていた選手を含め、全選手がチームへ合流した。
イラオラはその点についても大きな意味があると考えている。
「アレクシス・マクアリスターが月曜日にAXAトレーニングセンターへ戻ったことで、ワールドカップ後に休暇を取っていた選手たちも、これで全員が戻ってきた。これは当然、僕たちにとって非常に大きなプラスだ。このスカッドにあるクオリティとポテンシャルについては、僕の中にまったく疑いはない。あとは、それをこれから継続的にピッチ上で示していくことが僕たちの仕事になる。」
そして、先週末にアンフィールドで受けた歓迎について、指揮官は感謝を伝えた。
「個人的なことを言えば、先週末に素晴らしい歓迎をしてくれたみんなに感謝したい。本当に大きな意味があった。日曜日も、そしてその先も、みんなが楽しめて、大きな声を上げられるようなものをたくさん届けられればと思っている。」
リヴァプールは月曜日、FCバルセロナからウルグアイ代表DFロナルド・アラウホを1シーズンの期限付き移籍で獲得し、スカッドをさらに強化した。
新戦力について、イラオラは次のように語っている。
「今週は新しい選手をクラブに迎えることもできた。ロナルド・アラウホがバルセロナから期限付き移籍で加入してくれた。これほどのクオリティと経験を持った選手をチームに加えられたことを、もちろんとてもうれしく思っている。彼ならすぐにチームへ馴染み、スカッドに良い影響を与えてくれると確信しているよ。」
プレシーズンを通じて、イラオラが繰り返し口にしてきたのは「継続性」だ。
最初の30分間だけではなく、それを90分間続ける。ボールを持つ時も持たない時も、強度とエネルギーを落とさない。
モナコ戦ではその理想と現実の差が改めて浮き彫りになったが、指揮官はチームの進む方向そのものには揺るぎない自信を持っている。
そして今、マック・アリスターを含む全選手が戻り、さらにアラウホという世界屈指の経験を持つセンターバックも加わった。ここからようやく、イラオラが思い描くチームを本格的に作り上げていく条件が整ったと言える。
残されたプレシーズンはコモとの2試合のみ。
そこで求められるのは、これまで断片的に見せてきた“イラオラのリヴァプール”を、より長く、より安定してピッチ上で表現することだ。
「正しい方向へ進んでいる」――。その言葉を確信へと変えられるか。最後のテストを終えれば、いよいよニューカッスルとの開幕戦。新生リヴァプールの本当の戦いが始まる。
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