リヴァプールは勝った。
だが、誰一人として満足してはいない。
アンフィールドでのフラム戦を制した直後、ファン・ダイクが口にしたのは、歓喜ではなく“次”だった。
「これはただの1勝だ」
視線の先にあるのは、パリ・サンジェルマンとの大一番。
キャプテンの言葉は、チームがどこを見ているのかをはっきりと示していた。
「良い勝利だったし、クリーンシートを達成できたのも良かった。久しぶりに感じるね。勝ちは勝ちだし、受け入れて次に進むだけだ。今は火曜日に向けて、最高の状態を整えることがすべてだ。特別な夜にできるようにね。1試合で全てが決まるわけではない。いや、そうなってほしいけど結局は自分たち次第だ。今季は良いパフォーマンスを継続できていない。だから今は、火曜日に向けて準備すること。それが最大の目標だ。浮かれる必要はまったくない。しっかり休んで、コンディションを整えて、火曜日に向けて準備することだ。自信を持って、サポーターを背にした素晴らしいチームがここに来る。でも我々はホームだ。最初から最後まで、自分たちがやれると信じる姿勢を見せなければならない。特別なパフォーマンスが必要になるが、自分はこれまでそういう試合を経験してきた。だから間違いなく信じているし、その信念をチームにも伝えていくつもりだ。ただ全員が同じマインドを持つ必要がある」
フラム戦では36分、ングモハがカーブシュートで先制し、アンフィールドでのクラブ最年少プレミアリーグ得点者となった。
さらに4分後、サラーがダイレクトシュートで追加点を奪った。
「もちろん先制点は非常に重要だ」とファン・ダイクは振り返る。
「フラムはしばらく試合がなかったから、どんな戦術で来るか分からなかった。我々は準備し、我慢強く戦う必要があった。前半は良かったと思う。後半は少し疲労が出たかもしれないが、それは当然のことだ。でもクリーンシートを守れたこと、全員がハードワークしていたことには満足している。ただの1勝でしかないし、前に進み続ける必要がある」
この勝利により、リヴァプールは今週末もプレミアリーグのトップ5を維持した。
チャンピオンズリーグ出場権を目指す中、リーグ戦は残り6試合となっている。
「すべての試合が重要だし、特に対戦相手を見ればなおさらだ。チャンピオンズリーグ出場がクラブにとってどれだけ重要か、財政面も含めて全員が理解している。だからシーズンをできる限り最高の形で終えたいし、ピッチ上で最高のパフォーマンスを出したい。でも結局は1試合ずつだ。今日は良い勝利だった」
「特別なパフォーマンスが必要だ」
その言葉には、経験と確信が宿っている。
過去に幾度もアンフィールドで奇跡を起こしてきた男が、再びそれを信じている。
必要なのは、揺るがない信念と、全員が同じ方向を向くこと。
勝利に浮かれることなく、次の90分へ。
すべては――
“特別な夜”を生み出すためにある。
参照↓
https://www.liverpoolfc.com/news/virgil-van-dijk-it-was-good-win-we-have-keep-going

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