リヴァプールのベンチに立つ男へ、視線が集まっている。
アルネ・スロット。
就任1年目でプレミアリーグ制覇。
しかし、その栄光から一転して迎えた今シーズンは、批判と失望に包まれた。
全公式戦17敗。
見えないチームの形。
揺らぐサポーターの信頼。
それでもクラブは、まだ彼を見放していない。
FSGは続投を支持。
だが同時に、“次”を求めている。
この夏は、ただのオフシーズンではない。
スロット体制の未来を決める、
本当のスタートになる。
今夏のプレミアリーグでは監督交代が相次ぐと見られているものの、イングランド国内の報道では引き続き、FSGがスロットを3年目も続投させる方針だと伝えられている。
『The Times』のポール・ジョイスも、「スロットはFSGからの支持を維持している」と報道。
さらに、「予想外の困難」に直面したことを踏まえ、「3シーズン目を任せる価値がある」とクラブ側が考えていると伝えた。
ジョイスはさらに、FSGが「就任1年目でプレミアリーグ優勝を成し遂げた監督が突然能力を失ったとは考えていない」と信じているとも報じている。
ただし、その信頼には条件もある。
つまり、クラブは「その信頼が間違いではなかった」と証明されることを求めている。
今シーズンのリヴァプールには明確なアイデンティティや哲学が見えず、サポーターの不満は急速に高まり、スロットへの批判も増している。
リーグ優勝直後からの急激な失速となったが、スロット本人は「自分が厳しく評価されているかどうか」を判断する立場にはないと語った。
「それは君たち(メディア)が判断することだと思う。自分が厳しく批判されすぎているかどうか、それは自分が考えることではない。自分は選手たちを評価する。良いプレーをしたか、十分にハードワークしたか、戦術を遂行できたかをね。この仕事をしている理由は、自分がどれだけ批判されているかを考えるためじゃない。毎日そんなことに時間を使っているわけではない」
また、コーチングスタッフの増員や、今夏の補強計画への関与が報じられていることからも、スロット自身が来季もアンフィールドに残る前提で動いていることがうかがえる。
信頼は、一度得れば終わりではない。
維持し続けなければならない。
就任初年度の成功は、
確かにスロットの実力を証明した。
だが、リヴァプールというクラブが求めるのは――
“継続する強さ”だ。
来季、もう言い訳はない。
だからこそ、
本当の評価はこれから始まる。
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