一つの時代が、静かに終わろうとしているのかもしれない。
2015年。
まだ若き才能だったジョー・ゴメスは、リヴァプールへやって来た。
それから11年。
栄光も、挫折も、
数え切れないケガも乗り越えながら、彼はアンフィールドで戦い続けてきた。
だが今、その未来は揺れている。
「何が起きてもおかしくない」
その言葉は、長年クラブを支えてきた男が初めて口にした、“別れ”の可能性だった。
2027年まで契約を残す28歳のDFは、メディアから将来について問われ、こう答えた。
「正直に言うと、自分にも分からない。何が起きてもおかしくないと思う。契約も残り1年しかないし、本当に分からない。でも、自分にとって運命づけられていることが起きるんだと思う。このクラブで過ごせた時間には本当に感謝している。11年間もこういうクラブでプレーできたことに、ずっと感謝し続けるだろう。今できることは感謝することだけ。そして、これからどうなるかを見ていく」
今夏にはジェレミー・ジャケが加入し、さらにジョバンニ・レオーニも負傷から復帰予定となっており、センターバックの層は大きく強化される見込みだ。
昨夏と同じように、ゴメスの将来も“他の選手の動き”に左右される可能性が高い。
もしイブラヒマ・コナテが退団することになれば、ゴメスが残留する可能性は大きく高まるだろう。
コナテの契約は今夏で満了を迎える。
本人は4月、「契約合意は近い」と話していたが、ジャーナリストのデイヴィッド・オーンスタインは『NBC』で次のように語っている。
「状況は依然として停滞している。そして、あまりポジティブには見えていない。もちろん、どちらかが完全に交渉を打ち切るまでは、アンフィールド残留へ向けた希望は残っている」
長く在籍した選手ほど、別れは簡単じゃない。
思い出。
痛み。
積み重ねた時間。
そのすべてが、クラブと選手を強く結びつける。
ジョー・ゴメスは、リヴァプールで一つの時代を生きた。
だからこそ、この夏の決断は特別な意味を持つ。
残るのか。
新しい道へ進むのか。
その答えが出る時、
また一つ、アンフィールドの景色が変わっていく。
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