運命を分ける90分が、アンフィールドで幕を開ける。
リヴァプールはチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦でガラタサライと対戦。第1戦を0-1で落とした中、準々決勝進出には逆転が絶対条件となる。
そんな大一番を前に、アルネ・スロット監督が強調したのは「プレッシャーを受け入れる」という姿勢だった。
過去2戦未勝利、得点も奪えていない相手。
それでも指揮官は、チームの戦う姿勢とアンフィールドの力を信じている。
これは単なる一試合ではない。
シーズンの流れを変える“分岐点”だ。
■0-1からの逆転、そしてシーズンの分岐点
「難しいのは、すでに彼らと2回対戦して2敗しているという事実だ。ただ今回は初めてホームで戦える。ファンの後押しがある。それはこのクラブにとって常に大きな力だ。トッテナム戦で同点に追いつかれた直後の選手たちの反応にも、指揮官は手応えを感じている。失点直後、7〜8人が全力で戻って2失点目を防ぎ、すぐに前に走って数的優位を作った。あれは“戦う姿勢”の証だ。今季、走り負けた試合はほとんどないし、チャンスの数でも多くの試合で上回っている。その姿勢を、再びこの大一番でも見せると確信している。
■サポーターの不満について
「ファンが不満を感じるのは当然だ。勝てば不満は出ない。ただ、このクラブは監督を長く支える文化があると聞いていた。もし本当に不満があるなら、私が多くの間違いをしているということだ」
それでもスロットは冷静だ。
「フットボールは結果がすべてを変える。だからこそ明日の勝利を目指すし、我々はその準備ができている」
■“間違い”についての自己評価
「優勝したシーズンでも、完璧ではなかった。すべての決断は勝利のためにしている。そして常に相手より多くのチャンスを作り、上回ることを目指している。結果が伴わないこともある。それがフットボールだ。少ない得点のスポーツでは、ひとつのディフレクションでも試合が決まる」
■ホームでの強さと逆転の可能性
「ホームとアウェイの違いがあるかは明日示す必要がある。今季、我々はホームでより強い。レアル・マドリード、アトレティコ、インテル、マルセイユをここで倒してきた。我々はこの舞台にふさわしいし、準々決勝に進むチャンスがある」
ガラタサライについても高く評価する。
「彼らは2回勝ったのはホームだけが理由ではない。非常に良いチームだ。ただどちらの試合も僅差だった。今回は細部を我々の側に引き寄せるために全力を尽くす」
■プレッシャーは“受け入れるもの”
「もちろんプレッシャーはある。この世界では常にそうだ。だが、それは良いことでもある。準々決勝に進める可能性があるからこそのプレッシャーだ。我々はそれを受け入れ、試合を楽しみにしている」
■得点できていない現状とガラタサライの強さ
「これまで得点できていないのは事実だ。VARで取り消されたゴールやPKもあったし、チャンスは作っているが決めきれていない。ただそれは我々だけの問題ではない。彼らはすべてのボールに体を投げ出し、非常に戦うチームだ。サンチェスが出場停止でも、彼らには他にも良い選手がいる。我々も同じで、11人だけのチームではない。ゴールが必要だ。それが簡単でないことも分かっているが、必ず狙いにいく」
■“個の集まり”という批判を否定
「もし我々が個の集まりなら、あのスパーズ戦の反応は見せられない。7〜8人が自陣に戻り、その後一気にカウンターに出る。あれはチームとしての振る舞いだ。その批判には同意しない。ただし一部は認める。まだ理想の完成度ではない。それは事実だ。ただそれは個人の問題ではなく、連携や時間の問題だ」
■“今季最も重要な試合”
「常に次の試合が最も重要だが、今回は特別だ。準々決勝進出がかかっている。これは決して当たり前ではない。私にとって初めての準々決勝にもなる。このクラブにとっても特別なものだ」
スロットが繰り返したのは一貫している。
「戦う姿勢はある」
「内容は悪くない」
「あとは結果だけ」
そして 「プレッシャーを受け入れる」
アンフィールドの夜、
リヴァプールは再び“奇跡”を起こせるのか。
すべてはこの一戦にかかっている。
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