リヴァプールの今シーズンは、常に“何かが起こる”。
想定外の展開、繰り返されるアクシデント――
そのすべてを、アルネ・スロットもこう表現した。
「本が書けるほどだ」
それでもチームは、
またひとつ勝利を積み上げた。
試合後、スロット監督は記者会見に臨み、次のように語った。
試合全体について
「これまで経験していないような試合だった。今シーズンの出来事だけで本が書けるくらいだと以前も言ったが、もうこれ以上何も起こらないだろうと思うたびに、新しいことが起きる。今日はGKが倒れている中で失点した。ああいう形での失点は望ましくない。それでも最後まで戦い続けて3-1にできた。今季は不運によって勝ち点を落とすことが多かったが、今日はそうならなかったのは非常にポジティブだ。内容的にはパレスも良いプレーをしていて、追いつくに値する部分もあった。僅差の試合だった。そして勝利の後にまた新たな負傷(モハメド・サラー)が起きた。それも今シーズンを象徴している」
イサクのゴールについて
「もしその質問の後半がなければ、最初にこう答えただろう。誰が8〜9カ月前に、4月の終わりに“イサクがアンフィールドで初ゴールを決めた”と言うことを想像しただろうか、と。それも今シーズンを象徴している。素晴らしいストライカーが長期間ケガで離脱していた。彼がゴールを決めたのは素晴らしいことだ。我々は彼が得点できる選手だと分かっていたし、それを今日証明した。今季はもっと良いチャンスがあった試合も多かったが決められなかった。だからこういうゴールを決められる選手の存在は重要だ。彼がいなかった時間、そして戻ってきても本来の状態ではなかったことが影響していた」
ウッドマンのパフォーマンスについて
「“素晴らしい”という言葉では足りない。これまで何度も“自分たちはチャンスを作っているのに相手の最初のチャンスで失点する”と言ってきたが、今日は違った。パレスにも多くのチャンスがあったが、試合の分岐点は2-0の場面だ。ウッドマンのビッグセーブがなければ1-1になっていた。そして10秒後に2-0になった。このわずかな差がプレミアリーグだ。今日はその差が我々に味方した」
ウッドマン負傷中の失点について
「現在、審判は頭部の負傷以外では試合を止めないのか?多くの選手が負傷を装い、それを審判が受け入れている。それが戦術になっている。サラーの場面でも、彼はタックルを避けたから接触がなかった。もし足を残していればPKだったかもしれない。マンチェスター・ユナイテッド戦でも、マクアリスターが頭部を負傷してもプレーは続行され失点した(5針縫うケガ)今日も何度もプレーが止まったが、この場面では止まらなかった。正直フラストレーションは大きい。唯一考えられるのは、審判がボールの行方を見ていて、その後GKが倒れているのに気づいたということだ。それなら理解できる。それ以外なら止めるべきだった」
グラスナー監督の見解(止めるべきでない)について
「その考えも理解できる。実際、今のフットボールではそれが戦術として使われる可能性がある。もしGKが倒れたら必ず止めるとなれば、将来的にそれを利用するチームが出てくるだろう。ただ、今日の場面ではそのような意図はなかった。10分前にもピノが倒れてプレーが止まった。頭部ではなく身体だったが、それでも止まった。これもまた今シーズンの一部だ。別の試合、別の判定だ」
完璧じゃなくていい。
思い通りじゃなくてもいい。
重要なのは――
最後に勝っているかどうかだ。
混沌のシーズンの中で、
リヴァプールはそれでも前に進む。
すべてを乗り越えた先に、
本当の価値が待っている。
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