リヴァプールに訪れているのは、ただの変化ではない。
それは“世代交代”だ。
その中心にいる一人が、ミロシュ・ケルケズである。
加入当初は批判も浴びた。
プレースタイルへの疑問、経験不足への指摘――
だが、彼は一切振り向かなかった。
視線の先にあるのは、
評価ではなく“成長”だ。
まだ成長の余地はあるものの、ケルケズは徐々に改善を見せており、序盤に受けた批判についてこう語った。
「正直に言って、あまり気にしていない。SNSは写真を投稿するくらいで使うだけだし、場合によっては人に任せている。コメントなどは見ていない。イングランドではメディアの影響が大きいのは分かっている。みんなそれぞれ意見を持っている。でも自分は常にピッチに集中している。自分がどんな選手で、何ができるか、そしてなぜリヴァプールにいるのかは分かっている。そこから成長していくし、経験として自分を押し上げてくれる。だから黙って努力を続けた。クラブのみんなもたくさん助けてくれた。自分はただ成長し続けたいし、より良い選手になりたい。今シーズンは“成長のシーズン”だった。多くを学び、適応してきた。最初の2〜3カ月はプレースタイルや試合数の多さで苦労したし、正直に言えば体も慣れる必要があった。時間が経って適応できれば、どんどん良くなる。今は自分の居場所を見つけて、安定したプレーができていることが嬉しい」
デビューシーズンを通じて、ケルケズはロバートソンから多くのアドバイスを受けてきた。
両者の関係については「不仲は一切ない」と強調し、スコットランド代表キャプテンが“面倒を見てくれている”と語った。
プレミアリーグでの攻撃面の数字ではロバートソンの方が優れており、1試合平均1.57回のチャンス創出に対し、ケルケズは1.06回となっている。
ただし、ロバートソンの価値は攻撃面だけではない。
トレーニングで基準を示す“リーダー”としての存在も大きい。
今夏にはモハメド・サラーも退団する予定であり、ケルケズは「チームはそのリーダーシップを失うことになる」と認めた。
その一方で、それは新たな選手が台頭するチャンスでもあると語る。
「チームの未来は明るいと思う。クオリティの高い選手が揃っている。今でも連携は良くなってきているし、来シーズンはもっと良くなるはずだ。自分たちもそれを分かっている。より良いシーズンにしなければならない。もちろん、経験豊富な選手たちが去ることで、そのリーダーシップは失われる。でも自分たちはそこから学ばなければならない。前に進み、来シーズンをより良いものにしなければならない」
変化は、不安とともにやってくる。
だが同時に、
それは新しい時代の始まりでもある。
批判を受けながらも前に進み続けた者だけが、
次の中心になる。
ケルケズはまだ完成していない。
だからこそ――
リヴァプールの未来は、ここから大きく伸びていく。
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