リヴァプールのゴールマウスを巡る構図が、大きく揺れている。
アリソン・ベッカーのユヴェントス移籍――
その噂は一気に現実味を帯びていた。
しかし今、その流れに“待った”がかかっている。
原因はシンプルだ。
その圧倒的な実力に見合う、圧倒的な年俸。
リヴァプールは先月、アリソンとの契約を1年延長し、2027年までクラブに引き留めた。
それにもかかわらず、今夏の退団を巡る憶測は続いている。
仮に移籍となれば、契約延長により移籍金を確保できる状況となり、ママルダシュビリが新たな正GKとして台頭する可能性もある。
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移籍先として最も有力視されているのがユベントスだが、Tuttosportによると状況は変わりつつあるという。
ユヴェントスはリヴァプールが設定する約1500万ユーロ(約1300万ポンド)の移籍金には応じる意思があるものの、アリソンの給与が問題となっている。
アリソンの週給は約25万ポンドとされ、契約金や代理人手数料も含めると、ユヴェントスの予算を大きく超える。
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その結果、「ここ数週間にわたるセリエA複数クラブとの交渉を経て、アリソン陣営の間に懐疑的な見方が広がっている」と報じられている。
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ユヴェントスは代替案として、元マンチェスター・ユナイテッドGKのデ・ヘアにターゲットを切り替える可能性もある。デ・ヘア(35歳)は今季限りでフィオレンティーナを退団予定で、移籍金は約1000万ユーロ(約870万ポンド)と比較的安価。
また給与もアリソンの半分以下であり、「技術面の要求とクラブの財政のバランスを取れる現実的な選択肢」と見られている。
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もしアリソンの高額年俸が障壁となりイタリア移籍が実現しなければ、リヴァプール残留の可能性が高まる。これは多くのサポーターにとって歓迎すべき展開だろう。
負傷離脱はあるものの、アリソンは依然として
アルネ・スロットのチームにおけるNo.1GKであり、今季は34試合で13回のクリーンシートを記録し、失点は36にとどまっている。
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ただし一方で、ママルダシュヴィリがもう1シーズン控えに甘んじることを受け入れる可能性は低いとも考えられている。
彼はすでにバレンシアやジョージア代表で正GKとして十分な経験を積んでいるためだ。
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リヴァプールは将来的な選択肢として、
ヤロシュの起用も検討している可能性があるが、現在は重傷の膝のケガで離脱中となっている。
また、ウッドマンは来季もクラブに残る見込みで、『The Athletic』のジェームズ・ピアースによると契約は2027年までとなっている(当初は1年契約と報じられていた)。
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若手GKのペッシセビージャへのローン移籍の噂があるが、クラブの具体的なプランはまだ明らかになっていない。
世界最高クラスのGKであるがゆえの難しさ。
欲しがるクラブは多くても、
現実的に獲得できるクラブは限られる。
その結果として見えてきたのは、
“残留”という最も自然な結論。
だが――
問題はそこでは終わらない。
ママルダシュヴィリの存在。
次世代GKの台頭。
リヴァプールの守護神争いは、
これからが本当の勝負になる。
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