アストン・ヴィラのウナイ・エメリが、ハーヴィー・エリオットの将来について「話し合いが進んでいる」と認めたことで、1月のリヴァプール復帰説 が一気に現実味を帯びてきた。
エリオットはヨーロッパリーグのバーゼル戦の遠征メンバーから外れ、これで 13試合連続の欠場。
ローン契約に含まれる“10試合出場で3500万ポンドの買い取り義務”を避けるため、エメリが意図的に起用を控えていると見られている。
記者会見でエメリは、
「完全移籍で残す選手ではない」と明言。
「最良の解決策を探している」と語り、エリオットがヴィラのプランに含まれていないことをほぼ確定させた。
状況は急速に動き始めている。
ウナイ・エメリ
「彼と話し合っていますし、彼の状況について議論しています。今日はここには帯同していません。まず、私の判断があり、そして契約上の状況もある。彼はローン選手として我々とともにプレーしていますが、完全移籍で残す選手ではありません。」
さらに続けて、
「彼にとっても、我々にとっても最良の道を見つけたいと思っています。私は彼を選手としても人としても尊敬していますし、彼は練習でもよくやっています。ただし、彼には“特別な事情”があります。彼が継続的にプレーできるよう、彼のキャリアをこのクラブで続けるにしても、そうでないにしても、解決策を見つけられればと思います。」
エリオットは今季すでに リヴァプールとヴィラの両方で試合に出場しているため、FIFA規定上、今シーズン中に別のクラブではプレーできない。
そのため、1月の選択肢は限られている。
- ヴィラに残り、エメリの構想に食い込むことを目指す（現状では非現実的）
- リヴァプールに戻り、スロット監督のチームに合流する
ただし、リヴァプール側がエリオットを戻す意志があるという明確な情報はなく、締め切り日にクラブは 実質的に“将来的な完全移籍”に近い条件でのローンだと認識していた。
しかし、スロットはインテル戦（1-0）前後の会見で、現在 プレミアリーグまたはCL経験のあるフィールドプレーヤーがたった13人しかいない と繰り返し述べており、エリオット復帰の“空き枠”が存在すると考える余地はある。
リヴァプールは、モハメド・サラーを巡る問題が発生するとは予測しておらず、
さらにはジェレミー・フリンポンの負傷問題も続いている。
そのため、1月初めからエリオットがチームに戻ることになれば、戦力面では大きなプラス に働く可能性がある。一方で、クラブは大きな移籍金を手放すことにもなる。
エメリが事実上「戦力として考えていない」と認めたことで、
このストーリーは今後数週間でさらに動きを見せるだろう。
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