リヴァプールの歴史には、数えきれないほどの才能が存在する。
その中には、頂点に到達した者もいれば――
辿り着くことなく消えていった者もいる。
アサイディ。
名前を聞いても、多くのサポーターは思い出せないかもしれない。
だが、彼とプレーした者たちは口を揃える。
「これまで見た中で、最もスキルのある選手の一人だった」と。
アンドレ・ウィズダムは、アサイディのリヴァプールでのキャリアを間近で見てきた一人であり、「才能を完全に発揮してほしかった選手」として彼の名前を挙げた。
ポッドキャストで「一緒にプレーした中で、最も才能がありながらそのポテンシャルに到達しなかった選手は?」と問われたウィズダムは、こう答えている。
「アサイディだね」
「正直、あんなスキルは見たことがない。今でも彼のことを例に出すくらいだよ。もちろん良いキャリアは送ったけど、本来はもっと上に行けたはずだ」
ウィズダムは、なぜアサイディがポテンシャルを発揮しきれないのかについても語っている。
「正直分からない。本人のことは本人にしか分からないけど、いくつか要因はあると思う。メンタリティの問題や、毎週同じパフォーマンスを求められるプレッシャーかもしれない。良い時はいいけど、悪い時に落ちすぎてしまって、自分の本来の力を出せなくなるのかもしれない。正確な理由は分からないけど、そういう選手を見るのは悲しいよ。特に練習では毎日一緒にやっているから余計にね。トレーニングではすごいのに、試合になると別人みたいになる“どうしたんだ?”ってなるよ。みんな理由を探そうとするけどね」
一方でアサイディ本人は、リヴァプールで十分なチャンスを与えられなかったと感じていた。
後に彼はこう語っている。
「正直に言って、リヴァプールでは公平なチャンスをもらえなかった。自分が出場した試合を見ても、そんなに悪くはなかったと思う」
確かに、彼が十分な機会を得られなかった可能性はある。
しかし、その後のキャリアは中東での1年を経てFCトゥウェンテでプレーし、30歳で引退している。
その流れを見る限り、この件に関してはブレンダン・ロジャーズの判断が正しかったと言えるのかもしれない。
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