イラオラ、今季初勝利へ決意「僕は勝たなければならない」移籍市場終了で“本当のスタート”へ

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アンドニ・イラオラが、イプスウィッチ・タウン戦を前に、リヴァプールの現在地と今後への覚悟を語った。

開幕2試合はいずれも追いついてのドロー。4度同点に追いつく粘り強さを見せる一方で、指揮官は「僕は勝ちたい。勝たなければならない」と、結果への強いこだわりを隠さなかった。

移籍市場が閉まり、バルコラを含めた新戦力も加わったことで、ようやくスカッドの輪郭も固まった。

「市場が閉じれば、自分たちが誰なのかが分かる。このグループには多くの才能がある」

ガクポへの信頼、左右両サイドをこなすウインガー陣、ソボスライのユーティリティ性、そして18歳ングモハへの期待。イラオラは今ある戦力に満足していることを強調しながら、ここからは“結果で示す段階”に入ったと語った。

コーディ・ガクポについて

「コーディはとても賢い選手だ。僕と彼の関係も、最初からすごく率直なものだったと思う。プレシーズンの試合も含めて、ここまで僕たちの下で本当に良いパフォーマンスを見せてくれた。最初の試合ではゴールを決めて、その次ではアシストもした。彼自身、移籍市場で何が起きているのかは常に把握していたし、僕たちもずっとお互いに話をしていた。トレーニングでもすごく良い状態だったし、このレベルをこれからも維持してくれることを願っている。きっとそうなると思っているよ。今はフィジカル的にも、メンタル的にも良い状態にあると思う。そして僕としては、コーディが残ってくれたことを本当にうれしく思っている。僕にとって、彼は非常に価値のある選手だからね。」

攻撃陣のバランスについて

「最終的には、右サイドに特化した選手を獲るというよりも、できるだけ優れた選手たちを揃えることを選んだと思う。僕はこれまでのチームでも、すべてのウインガーに左右両方でプレーすることを求めてきた。もちろん、それぞれに得意なポジションがあることは分かっている。でもプレシーズンや今の公式戦でも、ビクトル(・ムニョス)、コーディ、リオ(・ングモハ)を右サイドで起用してきた。おそらく彼ら全員、これまでのキャリアでは左でプレーした時間のほうが長いと思う。それでも、右でも良い状態でプレーしていると感じている。リオはおそらく左のほうがより適性はあると思うけど、右でプレーすることにも前向きだし、そこで成長しようという姿勢も見せている。ブラッドリーもそうだ。彼も非常に柔軟に考えているし、右でも左でもプレーできると思う。実際、リヨンでキャリアを始めた頃は、右サイドでプレーすることのほうが多かった。もちろん、最終的には相手とのマッチアップや、その試合ごとに何が必要なのかによって変わる。今いる4人のウインガーには満足しているし、この4人で両サイドを十分にカバーできると確信している。」

多額の移籍金が使われた中で、攻撃陣にかかる期待について

「もちろん期待はある。でも、選手に値札をつけて、『これだけの金額がかかったんだから結果を出せ』という形でプレッシャーをかけることはできないと思う。今夏の移籍市場を見ても、他のクラブが他のポジションの選手にどれくらいのお金を払ったのかはみんな見ている。重要なのは、今いる選手たちを信頼することだ。これから僕たちがやるべきなのは、その選手たちが良いパフォーマンスを出せるように助けること。高い移籍金がかかったから、という理由ではない。僕にとっては同じだよ。試合に勝つために一番助けになると思う選手を使う。給料が高いとか低いとか、移籍金が高かったとか安かったとか、そういうことは見ない。僕は試合に勝たなければならないからね。一度僕たちの選手になれば、僕にとってはただ『自分たちの選手』なんだ。正直、選手たちがいくらもらっているのかも知らない。クラブに『この選手はいくらもらっている?』なんて聞いたこともない。僕にとっては4人とも同じ選手だ。毎週その中から、勝つために最も良い選択肢を選ばなければならない。」

開幕2試合でまだ勝利がないことへのフラストレーションについて

「もちろんある。勝てなければフラストレーションは感じる。それもこの仕事の一部だからね。まだ2試合ではあるけど、僕は勝ちたい。勝たなければならない。だから明日のイプスウィッチ戦にも、その目的を持って臨む。僕にとって、この最初の2節はおそらく一番難しい時期だったと思う。移籍市場がまだ開いていて、いろいろ難しい状況があった。すべてが仮の状態というか、確定していなかったからね。でも今は、正直かなり楽になった。市場が閉じれば、自分たちが誰なのかが明確になる。このグループには本当に多くの才能があると思っている。だから、今度は僕たちが結果を出さなければならない。自分たちの仕事をしなければならない。それを明日から始めないといけない。」

イプスウィッチ戦でどんな試合を予想しているか

「イプスウィッチは良いスタートを切っていると思う。ホームでの初戦には勝っている。前の試合も、結果だけを見れば『マンチェスター・ユナイテッドとはかなり差があった』と思うかもしれない。でも僕は、ユナイテッドが2-1にするまでは、前半はむしろイプスウィッチのほうが良いチームだったと思っている。そこから試合がオープンになって、イプスウィッチも少しリスクを取らなければならなくなった。それまでは本当に良いプレーをしていた。だから僕たちはしっかり準備しなければならない。そして今季初勝利を手にするために、ベストを尽くさなければならない。」

ドミニク・ソボスライは右サイドバックの選択肢になるか

「ここに来てから、多くの選手たちと『どのポジションでプレーするのが好きなのか』について話してきた。でも今のところ、『そこではプレーしたくない』と言った選手は一人もいない。全員が正しい姿勢を見せてくれていると思う。それぞれがどこを一番好んでいるのかは、だいたい分かっている。選手自身の考えと僕の考えが同じ場合もあれば、『僕は君をもう少しここで見ている』と伝えて話し合うこともある。でも、全員がチームを助ける準備ができている。もしドムを右ウイングで使う必要があるなら、彼はできる。右サイドバックでも、左サイドバックでも、彼はやる準備ができていると思う。まず何より、チームを助けたいと思っている選手だからね。いくつものポジションをカバーできる選手がいることは、とても重要だ。特に今は負傷者もいるから、選手たちの多様性が必要になる。ドムのような選手がいるのは、僕にとって非常に価値がある。試合中であっても、彼がいることでポジションを変更することができるからね。」

開幕2試合で4度同点に追いついていることについて

「そこはポジティブな部分だと思う。追いつく反応を見せられている。ただ、僕としてはまず先に点を取ることに集中したい。そうすれば、すべてが良く見えるし、すべてが楽になるからね。今季ここまで、僕たちは試合時間の90%くらいを負けている状態で過ごしている。早い時間に失点しているからだ。負けている時は、スコア以外のすべてまで悪く見えてしまう。まったく同じプレー、同じパターンでも、負けている時には良く見えない。逆に1-0で勝っていれば、同じプレーを見ても『すごく良い、試合をコントロールしている』という印象になる。だから重要なのは、試合の入りをもっと強くすること。最初に失点してからアグレッシブになるのを待っていてはいけない。絶対にもっと強く試合へ入らなければならない。先にスコアをコントロールできれば、その後はすべてがかなり楽になるからね。」

現在のスカッドに満足しているか

「今回獲得した選手たちには、とても満足している。ジェレミー(・ジャケ)を含めて3人か4人の補強をしたと思うけど、全員に満足している。次に何を聞かれるかも分かっているよ。『もっといろいろなポジションを補強したかったんじゃないか?』という質問だろう?最終的にクラブは、今回獲得した選手たちがチームを良くして、各ポジションを改善すると判断した。ほかにも選択肢はあったけど、獲得しないと決めた選手たちもいる。理由はいろいろある。純粋にスポーツ面で、今いる選手よりもチームを改善できないと判断した場合もある。経済的な理由で、今の市場状況を考えるとその取引をする意味がなかった場合もある。でも今は満足している。自分たちに何があるのかが分かった。このチームには多くのクオリティがある。そして今は、僕たちスタッフ、選手たち、そして僕自身が、今あるものを成長させていく段階だ。」

ングモハを左右両サイドで起用することについて

「リオについては、これまでプレーしてきた場所を見れば、おそらく一番好きなポジションは左だと分かっている。でも、右でも成長する必要がある。そうすれば、出場するための選択肢が増えるからね。左右両方でプレーできれば、左でもポジションを争えるし、右でも争える。だから、彼はやる準備ができていると思う。それに彼はまだ本当に若い。右で起用した最初の試合で素晴らしいプレーができなかったからといって、『もう右ではプレーできない』と決めつけるわけにはいかない。もう少し時間が必要かもしれない。でも実際、選手を公式戦でそのポジションに置いてみないと、どう対応するのか分からないこともある。ビクトルも、これまでのキャリアでは左ウイングとしてプレーした試合のほうが多い。でも僕たちのチームでは、むしろ右でプレーした時のほうが良かったかもしれない。周囲の選手たちとどういう関係性を作れるかによって変わることもあるからね。今いるウインガー全員を信頼している。全員が質の高い時間を与えてくれると思っているし、全員が必要になる。リオは本当にすごいよ。確か昨日か一昨日が誕生日で、みんなで『18歳の誕生日おめでとう』と言っていた。それなのに、もうプレミアリーグで完全に定着している選手のように見える。それは、彼が本当に良い選手だからだよ。」

右サイドバックの選択肢について

「今のスカッドで難しい部分のひとつが、例えば今質問された右サイドバックだ。今はコナー・ブラッドリーがいない。ジョー・ゴメスもいない。だから当然、選手層は薄く見える。でも、どんなポジションでも2人負傷者が出れば、必ず薄く見えるものだ。今はたまたま、その状況が右サイドバックで起きている。だからこそ、ドム・ソボスライのように右サイドバックでもプレーできる選手を評価している。ロナルド・アラウホも右サイドバックでプレーできる。選手にこういう多様性があることで、シーズン中に負傷者が出る時期を乗り越えることができる。今は右サイドバックだけど、2カ月後には別のポジションについて同じ話をしているかもしれない。だから、特定のポジションで人数が足りなくなった時にカバーできる選手がいることは、僕にとって非常に価値がある。」

中盤の選択肢について

「中盤については、人数は十分にいると思う。あとは僕自身が正しい選択をすることだ。毎試合、僕自身も学んでいる。この選手たちを指導しながら、いろいろなことを学んでいるし、今は最適な組み合わせを見つけている段階だ。これからの2週間は多くの試合を戦う期間に入る。だから、今持っているすべての選択肢や組み合わせを見る機会がある。誰と誰を組ませると良いのかも分かってくる。これは監督として指導し、決断していく部分だと思っている。ただ、中盤については人数は十分に揃っているよ。」

ここまでの2試合で、リヴァプールは何度も逆境から立ち上がってきた。

だが、イラオラが求めているのは「追いつけるチーム」で終わることではない。

先に失点し、そこからギアを上げるのではなく、最初から主導権を握る。相手に追いつくのではなく、自分たちが先に試合を動かす。

そして移籍市場も終わった。

ガクポは残り、バルコラが加わり、ムニョス、ングモハを含めた4人のウインガーで左右をカバーする形も明確になった。中盤には十分な人数が揃い、ソボスライやアラウホのように複数ポジションをこなせる選手もいる。

もう“不確定な時期”ではない。

「このグループには多くの才能がある。今度は僕たちが結果を出さなければならない」――。補強を終え、スカッドが固まった今、イラオラのリヴァプールは言い訳のできない本当のスタート地点に立っている。

参照↓

https://www.liverpoolfc.com/news/andoni-iraola-press-conference-gakpo-squad-balance-ipswich-v-liverpool-and-more

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