アンドニ・イラオラが、移籍市場最終盤を迎えたリヴァプールの補強方針について踏み込んだ。
市場閉幕まで残り4〜5日。指揮官は現在も複数の動きが進行していることを認め、「できるだけ早く発表できることを願っている」とコメントした。
中でも最優先となっているのが、昨季にモハメド・サラーが退団したことで生まれたウイングの穴を埋めることだ。
「大きな穴を埋めなければならないことは、誰もが分かっている」
さらに、自身がリヴァプールで目指すスタイルについて問われると、アルネ・スロット時代への敬意を示しながらも、「どちらかと言えばユルゲンに近い」と明言。イラオラが描く新生リヴァプールの方向性が、より鮮明になってきた。
イラオラ、ウイング補強について「もう近いことを願っている」
移籍市場の閉幕が迫る中、イラオラは補強交渉について次のように語った。
「近づいていることを願っているよ。というのも、移籍市場はもう残り4日か5日しかないからね。ここまでは辛抱強く待ってきたし、もう少しだけ我慢する必要があると思っている。ただ、実際にいろいろなことが動いているのも事実だ。できるだけ早く何かを発表できればと思っているよ。特に昨シーズン、モーが去ってから、このポジションは僕たちにとって本当に最優先事項になっている。」
イラオラはさらに、前線補強の重要性を強調した。
「大きな穴を埋めなければならないことは、誰もが分かっている。だから今回の移籍市場では、そこが一番の重点だったと言っていいと思う。そうだね、間違いなく。」
昨季限りでサラーがチームを離れたことで、右サイドを中心とした攻撃陣には大きな空白が生まれている。
イラオラは以前からウイングについて「人数が足りない」と明言しており、クラブが市場閉幕までに新たなアタッカーを加えようとしていることを隠していない。
今回の「いろいろなことが動いている」「早く発表できることを願っている」という発言からも、残された数日間で何らかの動きが起こる可能性を示唆している。
自身のスタイルはクロップとスロット、どちらに近い?
またイラオラは、自身が目指すサッカーがユルゲン・クロップとアルネ・スロット、どちらのアプローチに近いかという質問にも答えた。
「おそらくユルゲンに近いと思う。ただ、アルネの時のチームが持っていたものにも、僕はすごく好きな部分がたくさんあったよ。」
イラオラがプレシーズンから繰り返し求めてきたのは、高い位置からのプレス、前向きな守備、トランジションの速さ、そして豊富な運動量だ。
そうした特徴を考えれば、クロップ時代のリヴァプールとの共通点は確かに多い。
一方で、スロット体制で培われたボール保持や試合をコントロールする要素を完全に捨てるわけではない。
クロップの強度とエネルギーに、スロット時代の良さも組み合わせる――。イラオラの言葉からは、過去を単純に再現するのではなく、現在のスカッドに合った新たな形を作ろうとする考えがうかがえる。
残された時間は、あとわずかだ。
イラオラは就任当初から、ウイングの補強が必要であることをクラブと共有してきた。そして今回、その理由を「サラーが残した大きな穴」と改めて明確にした。
単純に人数を増やすためではない。
高い位置から激しくプレスをかけ、奪えば一気にゴールへ向かう。イラオラが「クロップに近い」と表現したサッカーを完成させるためにも、前線で違いを生み出せるウイングは重要なピースになる。
そして指揮官自身も、「いろいろなことが動いている」と認めている。
サラー退団後の大きな穴を、リヴァプールは誰で埋めるのか。市場閉幕まで残り数日――イラオラが描く新たな攻撃陣を完成させるための、最後の動きに注目が集まる。
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