イラオラ、リヴァプール前線補強の必要性を強調「90分プレーする必要はない」攻撃陣に求める新たな競争

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移籍市場の閉幕が迫る中、アンドニ・イラオラがリヴァプールの前線補強を求める理由を明かした。

クラブはパリ・サンジェルマンのブラッドリー・バルコラ獲得に向けて交渉を進める一方、右サイドでプレーできるアタッカーの補強も模索している。

その背景にあるのが、イラオラが今季の攻撃陣に求める高い強度だ。

「ウインガーやフォワードは、90分間プレーする必要はない。疲れ切ったなら、それは僕たちがすべてを引き出したということだ」

一人のアタッカーに90分を託すのではなく、前線全体をローテーションしながら強度を維持する――。イラオラが描く新たなリヴァプールの攻撃構想と、さらなる補強が必要な理由が見えてきた。

イラオラが求める「90分を分け合う」前線

イラオラは今季、ウインガーやフォワードについて、必ずしも90分間プレーする必要はないという考えを持っている。

「僕はいつもウインガーやフォワードの選手たちに、『90分間プレーする必要はない』と伝えている。完全に疲れ切ったなら、それは良いニュースなんだ。僕たちがその選手からすべてを引き出したということだからね。そうなれば、別の選手が入ればいい。僕たちは交代選手を使わなければならない。特に前線ではそうだ。」

新監督が重視するのは、90分間を通して前線の強度を落とさないことだ。

先発した選手がプレス、スプリント、攻撃参加でエネルギーを出し切り、その後にフレッシュな選手を投入する。

イラオラは続ける。

「基本的には、ディフェンダーのほうが90分間プレーし続けるのは簡単だ。でも攻撃の選手については、最後までプレーすることが必須ではない。もう出し切ったなら交代すればいい。僕はそれが一番良いやり方だと思っているし、選手たちにもそう理解してもらわなければならない。」

この考え方を実現するには、前線に十分な人数とクオリティを揃えることが不可欠になる。

バルコラに加えて右ウイングも模索

リヴァプールは現在、攻撃陣のさらなる強化へ動いている。

パリ・サンジェルマンのブラッドリー・バルコラについては、移籍金総額が最終的に約1億2000万ポンド規模となる可能性のある取引をまとめるべく交渉を進めている。

さらにクラブは、右サイドでプレーできるアタッカーも探してきた。

クリスタル・パレスのイスマイラ・サールを検討する一方、ヤンクバ・ミンテについてはブライトン側が約8000万ポンドを要求したことで、獲得への熱は冷めているという。

今夏に加入した純粋な新戦力のアタッカーは、現時点ではオサスナから3450万ポンドで獲得したビクトル・ムニョスのみ。

イラオラが複数のアタッカーを使い分ける構想を持っていることを考えれば、移籍市場最終盤での前線補強が重要になる理由は明確だ。

ムニョスを高く評価「右でも左でもプレーできる」

新加入のムニョスについても、イラオラは好印象を抱いている。

「ビクトルとは監督として対戦したことがなかった。彼がラ・リーガでデビューした頃には、僕はすでにプレミアリーグにいたからね。ただ、彼については非常に良い評判を聞いていた。クラブから彼の名前が出てきて、そこから僕たちもプレーを分析した。そして、彼がチームにもたらしてくれるものを全員が気に入った。」

一方、まだ加入直後ということもあり、適応には時間が必要だとも認めている。

「まだ彼にとっては早い段階だ。言葉もまだ話せないし、チームメイトとの関係性ももっと良くしていかなければならない。でも、彼の姿勢は好きだ。本当にハードワークする選手だよ。」

そして、ムニョスの大きな魅力のひとつが汎用性だ。

「右サイドでも左サイドでもプレーする準備ができている。前の試合でも途中出場から試合に影響を与えた。フィジカル面では、先発でプレーできる準備ができているよ。」

ニューカッスル戦では途中出場からPKを獲得し、ドミニク・ソボスライの劇的な同点ゴールにつなげた。

加入直後ながら、すでにイラオラの前線ローテーションにおける重要な選択肢となりつつある。

イサクもコンディションを向上

アレクサンダー・イサクも、徐々に状態を高めている。

ニューカッスル戦では90分間プレーし、昨年9月に1億2500万ポンドで加入して以降、リヴァプールでは初となるフル出場を記録した。

プレシーズンでは実戦を重ねながらコンディションを上げてきた背番号9。

イラオラが求める高強度のサッカーをシーズンを通して維持するためには、イサクを含めた主力アタッカーの負担を適切に管理することも重要になる。

イラオラが描いているのは、特定のアタッカーに依存する前線ではない。

先発した選手が限界まで走り、プレスをかけ、ゴールへ向かう。そしてエネルギーを使い切れば、ベンチから新たな選手が入り、同じ強度を継続する。

「90分間プレーする必要はない」

その言葉は、単なる選手交代の考え方ではなく、新生リヴァプールの攻撃陣そのものを表している。

ムニョスという新たな選択肢は加わった。それでも長いシーズンを4つの大会で戦うことを考えれば、前線にはさらなる厚みが必要になる。

バルコラをはじめ、移籍市場の残り時間でどこまで攻撃陣を完成させられるか――。イラオラが求める“90分間強度を落とさないリヴァプール”を実現するため、最後のピースを巡る動きが続いている。

参照↓

https://www.liverpoolecho.co.uk/sport/football/football-news/andoni-iraola-outlines-liverpool-attackers-34531570

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