プレシーズン最後の一戦を、勝利とクリーンシートで締めくくったリヴァプール。アリソン・ベッカーは、その内容に確かな手応えを感じている。
アンフィールドで行われたコモ1907戦では、コーディ・ガクポとデビュー戦のジェレミー・ジャケがゴールを奪い2-0で勝利。ここまで結果が安定しなかったプレシーズンの中で、アンドニ・イラオラが求める強度と組織性をこれまで以上に長く維持し、開幕を前に重要な白星を手にした。
「僕たちは大きな夢を持っている。でも、地に足をつけてハードワークしなければならない」
6試合の準備期間を終え、次はいよいよニューカッスルとのプレミアリーグ開幕戦。新加入のジャケとロナルド・アラウホにも好印象を抱いた守護神が、新生リヴァプールの現在地とタイトルを目指すチームの覚悟を語った。
コモ戦後、新たな2026-27シーズンへの期待について聞かれたアリソンは、Liverpoolfc.comにこう語った。
「うん、本当に、本当に楽しみだし、待ちきれないよ。でも、しっかり地に足をつけないといけない。僕たちは大きな夢を持っている。でも、そのためにはハードワークしなければならない。それが僕たちのやるべきことだ。今日も良い試合はできたけど、まだ改善しなければいけないところはある。試合全体を通してではないかもしれないけど、少しずつ安定感も出てきている。そこには必ず到達できると思う。一番良いのは、まだ改善の余地を残しながら勝てたこと。ニューカッスルとの開幕戦にも、そのメンタリティを持って臨まなければならない。」
アリソンは続けた。
「今日コモに勝てたことは、僕たちにとって重要だった。プレシーズンではあまり良い結果を残せていなかったし、プレシーズン中の試合がどれだけ難しいかはみんな分かっていると思う。ここ数週間、この1カ月、本当にハードなトレーニングを続けてきた。選手全員が素晴らしい仕事をしてきたし、今夜は少し自信をつけるという意味でも良かった。それがどれだけ大切かは分かっている。それに、クリーンシートで勝てたことも良かったね。」
アリソンは、チーム全体があらゆる局面でパフォーマンスを向上させたことが、セスク・ファブレガス率いるコモを破ることにつながったと考えている。
「今日は良くなっていたと思う。自分たちがやろうとしていることを、少しだけどより安定して続けられた。もちろん、ボールを持つことに関して本当に強いチームが相手だった。ただ、僕たちが正しい姿勢、正しいプランでプレーして、今準備しているような強度を出せれば、僕たちを相手にボールを持ち続けられるチームはそう多くないと思う。それでもコモは本当に良いプレーをしていたし、僕たちにとって難しい試合だった。ただ、簡単な形で多くのチャンスを与えずに済んだ。相手にチャンスを作られた場面でも、必ず誰かがプレッシャーをかけたり、競り合ったりできていた。それはすごく重要で、僕の仕事も楽になる。そして攻撃では、チャンスをしっかり仕留めることができた。勝利を手にできたことは、僕たちにとって本当に重要だよ。」
この試合では、新加入のジェレミー・ジャケとロナルド・アラウホがそれぞれ45分ずつプレー。
アリソンは2人のパフォーマンスにも好印象を抱いたようだ。
ブラジル代表GKはこう語った。
「2人とも本当に、本当に良いプレーをしていた。ジェレミーは素晴らしい前半を過ごした。ボールを持った時も良かったし、守備も良かった。自分の背後のスペースも、前のスペースもしっかりコントロールできていた。本当に、本当に素晴らしいパフォーマンスだったよ。ロナルドも後半にすごく良いプレーをしていた。チームを助けてくれる強いセンターバックがいるのは本当に良いことだし、選手層という意味でも大きい。今シーズン、僕たちがタイトルを争いたいのであれば、そういう選手層が必要になる。そして、それこそが僕たちの目標だ。それがリヴァプールの選手たちが持っているメンタリティだからね。それに、フィルジル(・ファン・ダイク)と一緒にプレーできることは、彼らにとっても素晴らしいことだと思う。だから2人のことを本当にうれしく思っている。今シーズンは全員の力が必要になるし、みんな良いプレーをしていた。ジェレミー(・フリンポン)も良かったし、最終ラインの4人全員が本当に良かった。ミロシュ(・ケルケズ)も、中盤の選手たちもね。僕たちはたくさん走ったし、結果を手にするために本当に激しく戦った。これからの試合でも、そのスピリットを持ち続けなければならないよ。」
完璧な仕上がりではない。だからこそ、アリソンは今回の勝利に価値を感じている。
改善すべき余地を残しながら、それでも勝つ。守備ではクリーンシートを達成し、攻撃では訪れたチャンスを仕留めた。プレシーズンを締めくくる試合として、開幕へ向けた自信を得るには十分な内容だった。
さらに大きいのは、最終ラインに新たな選択肢が加わったことだ。
デビュー戦で攻守に存在感を見せたジャケ。後半から安定したパフォーマンスを披露したアラウホ。そしてその中心には、ファン・ダイクがいる。
長いシーズンで複数のタイトルを争うためには、11人だけでは戦えない。アリソンが強調したように、スカッド全体の力が必要になる。
そして、守護神が最後に挙げたのは技術や戦術ではなく、「走り、戦う」という姿勢だった。
「大きな夢を持つ。でも地に足をつける」――。プレシーズンで積み上げてきたものを胸に、イラオラ率いるリヴァプールはいよいよニューカッスルで新たなシーズンを始める。
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