敵地セント・ジェームズ・パークで、ドミニク・ソボスライが新生リヴァプールの“意志”を示した。
5万人を超えるニューカッスルサポーターが作り出す圧倒的な雰囲気の中、リヴァプールは一時1-2とリードを許しながらも同点まで追いついた。ソボスライ自身もゴールを決め、プレシーズンから積み重ねてきた成果をピッチ上で表現した。
「決して諦めないこと。僕たちは常に戦い続けなければならない」
アンドニ・イラオラから学んだものをそう表現したソボスライ。勝利には届かなかったものの、難敵とのアウェーゲームで見せた反発力には確かな手応えを感じている。
PKの舞台裏、自身のゴール、ニューカッスルの圧力、そしてイラオラ新体制でチームが身につけようとしているメンタリティ――。ソボスライが激闘を振り返った。
PKについて
「主審の笛が聞こえなかったんだ。だから、蹴っていいのか確認するために主審の方を見る必要があった。プレシーズン中はPKの練習をかなりしていたよ。」
試合結果について
「正直に言えば、そうだね。僕たちは勝てたと思う。でも、これがフットボールだ。彼らは良いチームだったし、カウンターから2ゴールを決めた。これからの数週間は、そういった場面にもっと注意しなければならない。ここでプレーするのがいつだって難しいことは明らかだよ。ニューカッスルとのアウェイゲームが大きな挑戦になることは、誰もが分かっている。彼らのサポーターは素晴らしいし、監督も素晴らしい。もちろん就任したばかりではあるけど、これまで他のクラブでも自分の力を証明してきた監督だからね。僕たちは準備してきた。ただ、新しい監督のもとでは、お互いのことをもっと理解していく必要がある。そういう状況の中で、1-2とリードされてから追いつくことができたのは、僕たちにとって良い一歩だったと思う。」
自身のゴールについて
「5万人の観客が自分たちに敵対している。自分の声すら聞こえないほどなんだ。だからこそ僕たちはフットボールが好きなんだし、僕自身もフットボールを愛しているんだ。」
イラオラ監督から何を学んだ?
「決して諦めないことだね。僕たちは常に戦い続けなければならないし、そのためにはチーム全員の力が必要になる。全員がいつでも準備できていなければならないんだ。」
勝てた試合だった――。
ソボスライの言葉には、その悔しさが率直に表れている。
カウンターから2失点を喫し、まだ改善すべき課題も残った。それでも、敵地ニューカッスルでリードを許しながら追いついた事実は、イラオラ体制が目指すチーム像を象徴するものでもあった。
諦めない。走り続ける。最後まで戦う。
そのためには先発11人だけではなく、スカッド全員がいつ呼ばれても戦える準備をしていなければならない。ソボスライが語った言葉は、イラオラが新たなリヴァプールに植え付けようとしている精神そのものだ。
そして、5万人の声で自分の声さえ聞こえないような舞台でゴールを決めたソボスライは、その重圧すら楽しんでいる。
「だからこそ僕たちはフットボールが好きなんだ」
勝利には届かなくても、最後まで屈しなかった。その姿勢を結果へ変えていくことが、ここからの課題になる。“決して諦めない”新生リヴァプールは、まだ始まったばかりだ。




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