ドミニク・ソボスライが、アンドニ・イラオラ体制で中盤の主軸となりつつあるアレクシス・マック・アリスターとの特別な関係性について語った。
アトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ初戦では、2人が揃ってゴールを記録し、リヴァプールを2-1の逆転勝利へ導いた。これで両者が中盤の中心として先発するのは3試合連続となる。
「話さなくても、目を見れば相手が何をしたいのか分かる」
そう語るソボスライは、マクアリスターとのコンビが長期的にも成功できると確信。一方で、フラーフェンベルフ、ヴィルツ、遠藤航、ニョニを含めた中盤全体の競争も歓迎し、「シーズンは長い。最後まで全員が必要になる」と強調した。
さらに、新加入ブラッドリー・バルコラへの評価、イラオラ体制の進歩、昨季との違い、そして副キャプテンとして背負う責任まで、現在のリヴァプールについて幅広く語っている。
「マッカとプレーするのが大好き」言葉を必要としない関係性
ソボスライとマクアリスターは、アトレティコ戦でそれぞれゴールを決め、リヴァプールの逆転勝利に大きく貢献した。
今季はニューカッスルとの開幕戦こそマクアリスターがベンチスタートとなり、ライアン・フラーフェンベルフが起用されたが、その後は3試合連続でソボスライとマクアリスターが中盤の中心を担っている。
これまでの3年間も同じ中盤でプレーする機会は多かったが、ソボスライがより前方のポジションを務めることが多く、ユルゲン・クロップ時代には深い位置を担当する選手が一人という形も多かった。
イラオラ体制で新たな役割を担う中、ソボスライはマクアリスターとの理解がさらに深まっていると感じている。
「何度も言っているけど、僕はマッカと一緒にプレーするのが大好きなんだ。僕たちはお互いのことを分かっている。実際に言葉を交わさなくても、相手の顔を見れば、彼は僕が何をしようとしているのか分かるし、僕も彼が何をしたいのか正確に分かる。それはチームにとっても助けになっていると思う。次の試合で誰がプレーするのかを決めるのは監督だ。全員がお互いと競争する準備ができていると思う。でも同時に、僕たちはひとつの家族にならなければならない。マッカと僕が長期的に成功するコンビになれるかって?なれるよ。間違いなくなれる。」
「最終的に全員が必要になる」
前任のアルネ・スロット体制では、フラーフェンベルフが2シーズンにわたってレギュラーとして起用されてきた。
一方で昨季は、マクアリスターとソボスライのほうが公式戦全体では多くの試合に出場している。
ただ、ソボスライ自身は特定のパートナーだけにこだわるつもりはない。
「結局のところ、プレーするのは監督が選んだ選手だ。それを決めるのは僕たちじゃない。僕はライアンとプレーするのも好きだし、フロー(ヴィルツ)とプレーするのも好きだ。ワタ(遠藤)とも好きだし、トレイ(ニョニ)ともプレーするのが好きだよ。僕は誰とプレーするのも好きだ。たぶん彼らも、お互いとプレーするのが好きだろうし、僕とプレーするのも好きだと思う……そう願っているよ(笑)。結局、全員が必要になる。シーズンは長いし、僕たちはすべての大会に出ている。そして、すべての大会で最後まで残りたいと思っているからね。」
バルコラを高評価「こういうクオリティを持った選手が必要」
パリ・サンジェルマンから1億2300万ポンドで加入したブラッドリー・バルコラは、アトレティコ戦でリヴァプール加入後初先発を飾った。
チャンピオンズリーグ2度の優勝経験を持つフランス代表FWについて、ソボスライは大きな戦力になると確信している。
「もちろん。彼は素晴らしい選手だ。パリでもそれを証明してきた。僕たちには、こういうクオリティを持った選手が全員必要なんだ。少し疲れていたけど、それは普通のことだと思う。彼は守備もするし、僕たちが求めているものをすべて出してくれるからね。次の試合に向けても、しっかり準備できると思う。」
そして現在のリヴァプールでは、本来とは異なるポジションを任される選手もいる。
「ロナルド(・アラウホ)は右サイドバックでプレーしている。本来のポジションではないよね。ブラッドリーも右ウイングとして入ったけど、普段は左からプレーするほうが好きな選手だ。だからこそ、僕たちはお互いに適応しなければならない。こういうことを学んで、それから次へ進んでいく必要があるんだ。」
イラオラ体制について「かなりうまく進んでいる」
新監督イラオラの下で、リヴァプールはここまで無敗を維持している。
新たなスタイルへの適応について問われたソボスライは、現在の進歩を前向きに捉えている。
「かなりうまく進んでいると思う。監督が何を求めているのかは分かっている。そして今、監督自身も、それを実現するためにどの選手が必要なのかを見極めているところだと思う。」
昨季とは違う「失点してもパニックにならなかった」
アトレティコ戦の勝利は、イラオラ体制での無敗を継続するだけでなく、リヴァプールがプレミアリーグを制した約18カ月前以降、ビハインドから逆転勝利を収めたわずか3度目の試合にもなった。
ソボスライは、失点後のチームの反応に昨季との違いを感じている。
「一度悪いことが起きてしまうと、そこから試合に戻るのは簡単じゃない。昨シーズンは、負けている状況になると、その後ほとんどチャンスを作れない試合もあった。でも今回は良い反応ができた。必要以上にパニックになることもなかった。同じシステムを維持して、同じやり方でプレーし続けた。そうすれば最後にはチャンスが来る。僕たちにはクオリティのある選手がいるし、お互いのことを理解している。何をすればいいのかも分かっている。僕はそこが一番重要だと思う。」
そして、この逆転勝利がチームに与えるものについても語った。
「僕たちにとって良い後押しになったと思う。最後まで勝利を守り切ることができたからね。でも、これから先の3試合をまとめて見ているわけじゃない。今はフラム戦だけに集中しようとしている。僕たちは自分たち自身に集中する。ほかの人たちが僕たちをどう思っているかではなくてね。」
副キャプテン就任「責任を引き受ける」
ソボスライは今夏、リヴァプールとの新たな長期契約にサイン。
さらにアンディ・ロバートソンの退団後、イラオラからアリソン・ベッカー、ジョー・ゴメスとともに3人の副キャプテンの一人に指名され、これまで以上に大きな責任を担っている。
その役割について、ソボスライは誇りを口にした。
「すごくうれしいことだったし、僕にとって誇らしい瞬間だった。副キャプテンは3人いるけど、それでもリヴァプールFCの歴史を振り返れば、副キャプテンになった選手はそれほど多くない。だから僕はその役割を受け入れるし、その責任も引き受ける。毎回ピッチ上でそれを示そうとしている。もちろん、ピッチの外でもね。昨シーズン以上にリーダーになりたいと思っている。それが、これから数年間の僕の目標だ。」
マクアリスターとは、言葉を交わさなくても互いの意図が分かる。
それでもソボスライが見ているのは、特定の2人だけで作る中盤ではない。
フラーフェンベルフ、ヴィルツ、遠藤、ニョニ。さらに前線にはバルコラをはじめとする新たな選択肢も加わった。
長いシーズンをすべての大会で最後まで戦うためには、全員が競争しながら、同時に「家族」にならなければならない。
そして自身も、副キャプテンという立場でその中心に立とうとしている。
「昨季以上にリーダーになりたい」――。マクアリスターとの“言葉を必要としない”連係を深めながら、ソボスライが目指すのは自身の活躍だけではない。ピッチ内外でチームを引っ張り、新生リヴァプールを成功へ導く存在になることだ。
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