アンドニ・イラオラが、フラム戦を0-0で終えたリヴァプールの課題を率直に語った。
週中のアトレティコ・マドリード戦から約60時間という厳しい日程の中、レッズは今季初めて明確に攻撃面で苦戦。指揮官も「僕がここに来てから、チャンスを作ることにこれほど苦しんだのは初めて」と認めた。
一方で、後半は試合のコントロールを改善し、守備ではクリーンシートを達成。さらに遠藤航についても「間違いなく僕が好きな選手。必ず彼の出番は来る」と信頼を強調した。
攻撃の停滞、過密日程への適応、そして熾烈なポジション争い。イラオラは、ここからさらにチームを前進させる必要性を強く感じている。
試合について、そして「チームに欠けていたもの」について
「欠けていたものはかなり明確だったと思う。僕がここに来てから、ゴールを決めるためのチャンスを作ること、攻撃で違いを生み出すことに苦しんだのは、今回が初めての試合だったと思う。それが、自分たちが望んでいたほど多くのチャンスを作れなかった一番の理由だ。ゴールを決められなかった。だから勝点1しか得られなかった。」
週中の試合による疲労が影響したか
「フレッシュさが欠けていたのは間違いない。そこは隠すことはできない。試合と試合の間が60数時間しかなくて、しかも前の試合は非常に大きな試合だった。日程という意味では、これ以上ないくらい厳しい間隔だったと思う。ただ、こういうことは今後も起きる。もしかしたら1日多く空くことはあるかもしれないけど、シーズン中には同じような状況も出てくる。僕たちは、こういう状況に適応しなければならない。そして、こういう試合は時にはセットプレーから勝たなければならない。時にはペナルティエリアの外からのシュートで決めることもある。時には攻撃の選手による一瞬のひらめきが必要になる。でも今日は、それがなかった。攻撃面では、これまでの試合と比べて明らかに良くなかった。」
試合をコントロールすることについて
「今日は特に前半、プレスに行くのが遅れていた。そこは明らかだったと思う。ただ、後半はその部分をかなり改善できた。より良い構造でプレーできたし、後半は試合をよりうまくコントロールできたと思う。ゴールを決めることはできなかったけど、僕としては後半のほうが落ち着いて見ていられた。もちろん、その部分でも素晴らしかったわけではないし、時には苦しんだ。でも一方で、相手に明確な決定機を与えたとも思っていない。与えたのは、おそらくゴールキックの場面で自分たちがミスをしたところだけだと思う。あれが相手に許した明確なチャンスだった。それ以外では、かなり良く守れたと思う。クリーンシートを維持するチャンスは自分たちで作れていた。僕たちの一番大きなチャンスは、おそらくセットプレーからだった。クロスバーに当たった場面、それから後半のアレックス(・イサク)のチャンスも覚えている。ただ、十分に明確なチャンスではなかった。今日のように自分たちが素晴らしい出来ではない試合で必要になる、あの1点を奪うことができなかった。」
遠藤航について
「ワタはプレシーズンのかなりの部分を欠場した。だから、まだベストの状態ではないと思う。ただ、トレーニングでは本当に良く取り組んでいる。問題は、彼のポジションには前に多くの選手がいるということだ。多くの選手とポジションを争っている。今はトレイ(・ニョニ)、ライアン(・フラーフェンベルフ)、アレクシス(・マクアリスター)、ドム(・ソボスライ)にも出場時間を与えているし、現時点では彼らを選んでいる。ただ、ワタは間違いなく僕が好きな選手だ。そして必ず彼の出番は来る。」
週中は右、今回は左で先発したブラッドリー・バルコラについて
「何度も言っていると思うけど、僕たちには4人のウインガーがいる。シーズン前なら、多くの人が『右ウインガーより左ウインガーのほうが多い』と言っていたと思う。実際、彼らは左でプレーしてきた時間のほうが長かったからね。でも、ウインガーは全員、右でも左でもプレーする。相手とのマッチアップ次第で変わる。どこに置いたほうがより危険な存在になれるのか。時には守備で何を求めるのか。僕たちがどう感じて、どう分析するのか。そういう部分によって決まる。ブラッドリーもそうだし、4人全員がすでに左右両方でプレーしていると思う。今季はずっとそういう形になる。」
バルコラのプレミアリーグ初先発について
「ブラッドリーについては、フィジカルコンディションも作っている途中だ。プレシーズンでまったく試合に出ていないからね。今日のポジティブな部分としては、3日前のアトレティコ・マドリード戦よりも、少し長くプレーできたと思う。ファーポストで良いチャンスもあった。シュートはブロックされたけど、良い形でそこまで入っていけた。もちろん、彼にはもっとできることがあると分かっている。ただ今は、出場時間を与えて、自信をさらに作っていくことが大事だ。彼はこれから、僕たちにもっと多くのものを与えてくれる選手だ。」
アンフィールドでプレーするプレッシャーによって、より難しくなっている可能性について
「僕はそう感じていない。3日前のアトレティコ・マドリード戦でも、そうは感じなかった。僕はホームでプレーするほうが好きだ。間違いなくホームのほうがいい。原因を外に求めることはできない。ピッチの中、自分たち自身の中に原因を探さなければならない。僕たちがしっかり前へ出て、相手を押し込めば、ファンは必ず一緒についてきてくれる。それは100%間違いない。」
フラム戦で足りなかったのは、最後の局面で違いを生み出す力だった。
疲労はあった。日程も厳しかった。それでもイラオラは、そこを言い訳にはしない。
こういう試合をセットプレーや一瞬のひらめきで勝ち切ることこそ、上を目指すチームに必要なものだからだ。
そして、遠藤航やバルコラを含め、まだベストの状態に達していない選手たちにも今後のチャンスは残されている。
「原因を外に求めることはできない」――。勝点1に終わった理由を自分たちの中に求め、次へ進む。イラオラのリヴァプールは、こうした試合を勝ち切れるチームになるための成長を続けていく。
参照↓
https://www.liverpoolfc.com/news/full-andoni-iraolas-press-conference-after-liverpool-0-0-fulham




コメント