ジョヴァンニ・レオーニが、長く苦しかったリハビリ生活の終わりへ着実に近づいている。
2025年9月23日。リヴァプールでのデビュー戦となったサウサンプトン戦で前十字靭帯(ACL)を損傷。大きな期待を背負ってアンフィールドのピッチに立った当時18歳のセンターバックは、トップチームでの物語が始まったその日に、約1年間の長期離脱を余儀なくされた。
「どうして僕なんだ?」
最初はそう自問したという。それでもレオーニは考え方を変え、この負傷を「以前より良い選手になるための機会」と捉えてきた。
ファン・ダイクからの支え、チームメイトとの時間、週3回の英語レッスン、そして孤独なリハビリの日々――。10カ月以上にわたる道のりを乗り越えた19歳は、現在ピッチでランニングやボールトレーニングを再開している。
「今はトンネルの出口の光が見えている」
再びリヴァプールのユニフォームを着て、アンフィールドのファンの前に立つ日へ。レオーニがこれまで明かすことのなかった負傷直後の心境と、復帰への思いを語った。
今回のロングインタビューで、背番号15はこう語っている。
「正直、あの夜に戻りたいとは思わないよ。もちろん、デビュー戦であんなことが起きた時は、『どうして僕なんだ?』と思った。でも、それを自分に言い続けることが一番良いことだとは思わなかった。だから考え方を変えようとしたんだ。『分かった。これが自分に起きてしまったのなら、以前よりも良い選手になるために何かをしなければならない』ってね。僕にとっては、それが一番良いやり方だった。」
センターバックはさらに続けた。
「この期間に本当にたくさんのことを理解した。悪い日があったとしても、毎日できるだけポジティブでいようとしてきた。最初の数カ月は本当に簡単じゃなかったからね。生活のルーティンもたくさん変えなければならない。最初の頃は、良い日より悪い日のほうが多かった。もちろん今は違うけど、最初は精神的にも肉体的にも本当に厳しかった。でも3カ月、4カ月くらい経つと、身体的な部分よりも精神的な部分のほうが大きくなってくる。走れるようになるし、また歩けるようになって、また走れて、ウェイトトレーニングもできるようになる。だから身体については少しずつ楽になっていく。でも、メンタルの面では本当に厳しい道のりなんだ。それでも、すべてを良いメンタリティで受け止めることができれば、多くのことを理解できるし、以前より強くなって戻ってこられると思う。僕はこのケガを、自分を成長させるためのチャンスとして捉えようとした。」
レオーニは今回、非常に落ち着いた流暢な英語でそう語っている。
本人はまだ自分の英語力に満足していないようだが、長期離脱を余儀なくされたことによって、思わぬ形で語学習得を早める時間が生まれた。
AXAトレーニングセンターで長い時間を過ごしながら、週3回、1回2時間の英語レッスンも受講。
その成果もあり、今では自然に会話できるまでになった。
「違う国にいるなら、その国の言葉を話さなければならないと思う。ピッチの上でも、トレーニング施設でも、より良くやっていくためにね。今はかなり良くなってきたと言えると思うし、みんなと話したり会話したりできるようになったから、すべてがずっと楽になったよ。」
ピッチ外ではリヴァプールでの生活拠点も整え、チームメイトとの友情も深めてきた。
特に仲の良い選手について尋ねられると、こう話している。
「正直、みんなだよ。でも今は、ウーゴ(・エキティケ)、ステファン(・バイチェティッチ)、コナーとはかなり一緒に過ごしている。コナーとはリハビリも少し一緒にやっていたからね。」
そして、負傷直後から自然とメンターのような役割を果たしてきたのがフィルジル・ファン・ダイクだった。リヴァプールのキャプテンも、2020-21シーズンに前十字靭帯損傷から長期リハビリを経験している。同じ痛みを知るからこそ、若いチームメイトに寄り添い、励ますことができた。
レオーニはこう語る。
「彼には本当にたくさん助けてもらった。」
そしてこの12カ月間、リヴァプールファンから受け続けたサポートについて話す時、19歳の表情は一気に明るくなる。
「ファンはずっと僕と一緒にいてくれた。このリハビリの道のりを、一緒に歩んできたように感じているよ。僕の姿を見られない時期でも、Instagramをはじめ、いろいろなところでたくさんのメッセージをもらった。彼らがいなければ、今の自分がいる場所まで来られなかったと思う。だから、本当にありがたい。正直、そこまでしてもらえるとは思っていなかった。でもさっきも言ったように、本当にうれしい。早くファンのみんなに、たくさんの良い日や良い試合を届けたい。一緒に勝って、たくさん素晴らしいことを成し遂げたい。」
レオーニ自身の言葉を借りれば、現在はようやく「トンネルの出口の光が見えてきた」段階にある。
今回のインタビューが行われたのは、リヴァプールのアメリカでのプレシーズンツアー終盤。
イタリア人DFもチームに帯同し、ランニングやボールを使ったトレーニングなど、自身のリハビリプログラムを続けていた。
苦しいリハビリ期間を乗り越えるために何度も思い描いてきた瞬間が、いよいよ現実的な目標へと変わり始めている。
「今は本当に良い状態だよ。10カ月が経って、今は一人ではあるけどピッチに戻れている。この数週間はピッチ上でも本当に良い感覚がある。膝の状態も良さそうだし、自分自身の感覚もすごく良い。だから、できるだけ早くチームに戻りたいし、その後はファンの前でまた試合に出たい。今はトンネルの出口の光が見えている。まだチームと一緒ではないけど、もうそれほど遠くないうちにチームへ戻れると思っている。その後は、膝がどう反応するのか、実際に試合へ戻った時に自分がどう感じるのかを見ていくことになる。」
再び試合に出ること。スパイクを履き、ピッチへ歩いて出て、実戦の一部となること。
その話題を振ると、レオーニからは最も素直な答えが返ってきた。
毎日、その瞬間を思い浮かべているのかと尋ねると、こう答えた。
「ケガをした日から、ずっとその瞬間を夢見てきた。ファンの前に戻るのが待ちきれない。これからの2カ月は、どんどん楽しみが大きくなっていくと思う。さっき言ったように、今は出口の光が見えているからね。復帰が近づいているということを、より強く感じられるようになってきた。だから本当にうれしい。もちろん、こういうケガで何カ月も、1年近く試合から離れていたわけだから、少し緊張はすると思う。またみんなの前で、世界中の人が見ている中で試合をする。多少は緊張すると思うけど、それは自分を助けてくれる種類の緊張になると思う。緊張よりも、楽しみという気持ちのほうがずっと大きいよ。」
レオーニがリヴァプールで初めて公式戦に出場した時の指揮官はアルネ・スロットだった。
しかし、次にリヴァプールのユニフォームを着て試合に出場する時は、アンドニ・イラオラの下になる見込みだ。
レオーニはすでに新監督と、今後について話し合っている。
「監督とは話をしたよ。もちろんケガのことやリハビリについて話した。その後、一緒に映像分析もして、監督がどのようなプレーを求めているのかを理解するための時間も取った。彼は本当に良い監督だと思う。でも、その前に一人の人間として本当に素晴らしい人だ。しっかり話ができるし、どういうサッカーをしたいのかも理解できる。彼の下でプレーするのが待ちきれないよ。」
昨年9月のあの夜、レオーニのリヴァプールでのキャリアは大きく軌道を変えることになった。
しかし今、ようやくその物語を本当の意味で再スタートさせようとしている中でも、彼の野心だけは何一つ変わっていない。
最後に、この立派な若者は力強くこう語った。
「目標は昨シーズンとずっと同じだよ。まずは戻ってくること。そして、できるだけ多くの試合に勝って、獲得できる限り多くのトロフィーを勝ち取りたい。自分個人の目標というよりも、チームとしての目標のほうが大きいね。」
リヴァプールでのデビュー戦は、本来ならレオーニの才能を世界へ知らしめる最初の夜になるはずだった。
しかし、約80分後に待っていたのは、前十字靭帯損傷というあまりにも残酷な現実だった。
それでも、この1年間で失われなかったものがある。
リヴァプールで成功したいという野心だ。
負傷直後から寄り添ったファン・ダイク。同じ時間を過ごしてきた仲間たち。そして、姿を見られない時期にもメッセージを送り続けたリヴァプールサポーター。レオーニは、一人でこの長いリハビリを乗り越えたわけではなかった。
だからこそ、復帰後に成し遂げたいことも自分自身のためだけではない。
「できるだけ多くの試合に勝って、できるだけ多くのトロフィーを勝ち取りたい」
監督はアルネ・スロットからアンドニ・イラオラへと変わった。それでも、レオーニがリヴァプールで描いている未来は変わっていない。
すでに新監督との映像分析も始まり、イラオラが求めるサッカーへの準備も進めている。
まだ完全復帰の日が来たわけではない。
それでも、一人で走り続けてきたピッチの先には、もう確かに光が見えている。
2025年9月23日に止まってしまったジョヴァンニ・レオーニのリヴァプールでの物語。
約1年の時を経て、その続きを書き始める瞬間は、もうすぐそこまで来ている。
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