カルヴィン・ラムゼイにとって、このプレシーズンは単なる新シーズンへの準備ではない。リヴァプールで自らの居場所をつかむための、大きなチャンスでもある。
度重なるローン移籍を経験しながら、思うような出場時間を得られなかった23歳。それでも、その時間を「すべてが学びだった」と捉え、シニアレベルで培った経験を携えてリヴァプールへ戻ってきた。
そして今、アンドニ・イラオラという新たな指揮官の下で再びアピールの機会を手にしている。
「常にプレスをかけ、アグレッシブにプレーし、守備も攻撃もできなければならない」
サンダーランド戦ではアシストを記録し、レクサム戦でも出場時間を確保。激しい競争が待つ中で、ラムゼイが望むのはただ一つ――この場所に残り、学び続けることだ。
アメリカツアーで与えられたチャンスを、リヴァプールでの未来につなげられるか。23歳のサイドバックにとって、重要なプレシーズンが続いている。
シカゴでのトレーニングキャンプについて
「良い時間を過ごせているよ。すごく良い経験になっているし、素晴らしい選手たちと一緒にトレーニングできることを本当に楽しんでいる。」
チームが主力と若手の混成メンバーになっていることについて
「良い感じだよ。ここ数年、U21などで若い選手たちの多くと一緒にプレーしてきたから、彼らのことはかなりよく知っている。もちろん、みんな素晴らしい選手だ。ローンに出て非常に良い経験をして、トップチームでの実戦経験を積んできた選手もいる。みんなうまくチームに馴染んでいるし、トレーニングでも良い取り組みをしているよ。」
自身がローン移籍を経験して学んだことについて
「自分が望んでいたほど多くの試合には出場できなかった。でも、すべてが勉強だったと思っているし、実際に出場した試合では、シニアのサッカーを経験することができて、とても良い経験になった。それは、こうしてリヴァプールでプレーする時にも役立つんだ。ここは当然、簡単な環境ではない。世界トップクラスの選手たちと一緒にトレーニングするわけだから、ある程度の経験が必要になる。ローンに出て経験を積んだことで、そういう部分を身につけることができたと思う。」
ローンで実戦経験を積んだことのメリットについて
「観客だったり、スタジアムだったり、そういう部分だね。今回のアメリカでも多くの観客が入っているけど、ローンに出れば、そうした環境を経験することができる。何より、シニアのサッカーを経験できることが大きい。U21のサッカーと比べると、はるかにタフだと思う。そうした経験はすべて自分にとって価値のあるものだよ。」
新しいコーチングスタッフとの仕事について
「すごく楽しんでいるよ。トレーニングの強度は本当に高い。監督は僕たちに、常にプレスをかけること、アグレッシブにプレーすることを求めている。そして守備も攻撃もできなければならない。すごく良いし、僕自身も楽しめている。もちろん、まだ一緒に仕事を始めて数週間しか経っていない。だから、できればもう少し長くここに残って、監督と一緒に取り組み続けたい。そして、もっと学んで、もっと良い選手になりたい。」
プレシーズンで出場機会を得ていることについて
「うれしいよ。もちろん、ここに来る以上、それが目標だからね。試合に出て、できる限り良いプレーを見せたい。最初のサンダーランド戦ではアシストを記録できた。それはうれしかったね。次のレクサム戦でもかなりの時間プレーすることができたし、それも良かった。そして最後のリーズ戦でも、できればさらに出場時間を得たいと思っている。」
ラムゼイが歩んできたリヴァプールでの時間は、決して順風満帆ではなかった。
ローン先でも望んでいたほど試合に出られず、トップチームで確固たる立場を築くこともできていない。それでも、その経験を無駄だったとは考えていない。
シニアの舞台で味わった試合の強度、観客の存在、スタジアムの空気。そして世界トップクラスの選手たちと競争するために必要な基準。そのすべてを、ラムゼイは自らの成長につなげようとしている。
そして新たに就任したイラオラが求めるのは、激しいプレス、アグレッシブさ、そして攻守の両面で貢献できるサイドバックだ。
だからこそ、このプレシーズンには大きな意味がある。
「もう少し長くここに残りたい」
その言葉の先にあるのは、ただリヴァプールに在籍することではない。イラオラの下で学び、成長し、自分がこのチームで戦える選手だと証明することだ。
サンダーランド戦でのアシストは、そのための小さな一歩にすぎない。
23歳になったラムゼイに必要なのは、“将来性”ではなく結果で居場所を勝ち取ること。
新監督の下で訪れた新たなチャンスを、今度こそリヴァプールでの未来へと変えられるか。
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