アンドニ・イラオラ体制のプレミアリーグ初陣は、最後の最後まで諦めなかったリヴァプールの執念が実った一戦となった。
敵地セント・ジェームズ・パークでニューカッスルと対戦したリヴァプールは、2度リードを許す苦しい展開。それでもコーディ・ガクポのゴールで一度は追いつき、後半アディショナルタイム9分にはドミニク・ソボスライがPKを沈め、土壇場で2-2の引き分けに持ち込んだ。
「僕たちは一度も諦めなかった」
イラオラは勝点1という結果以上に、最後まで相手へ圧力をかけ続けた姿勢を評価。一方で、2失点はいずれもトランジションから生まれており、攻撃をシュートで完結させる判断や守備時のアグレッシブさには改善を求めた。
古巣へ帰還したアレクサンダー・イサク、途中出場からPKを呼び込んだビクトル・ムニョス、そして重圧の中で劇的な同点弾を決めたソボスライ――。イラオラがプレミアリーグ初戦で得た手応えと課題を語った。
最後まで戦い続けたことについて
「最後にゴールを決めたから、試合後の感覚は少し良くなっていると思う。試合前だったら、おそらくこの結果でいいとは思わなかっただろうね。ただ、これはひとつの報いだったと思う。僕たちは一度も諦めなかったし、ニューカッスルに対してかなり大きなプレッシャーをかけ続けた。ゴールを奪うまで最後まで待たなければならなかったけど、あのゴールを決めるだけのことは十分にやっていたと思う。もしもう少し早い時間帯に得点できていたら、試合の流れそのものは僕たちのものになっていた可能性が高かったと思う。」
チームのパフォーマンスについて
「難しいところだね。僕が聞いた限りでは、チャンスの数や質など、スタッツ的には僕たちのほうが上だったようだ。ただ、ニューカッスル側からすれば『自分たちはリードしていたんだから、無理に前へ出る必要はなく、その結果を守っていた』とも言える。僕は、チームが相手にプレッシャーをかけ続けたところなど、多くの部分を気に入っている。前半は、攻撃を最後まで完結させられていなかった。ペナルティエリアの手前や中で何度もボールを持てていたけど、そこでプレーを終わらせられず、シュートを打てていなかった。実際、1失点目ではそれによって罰を受けた。明確なチャンスがあったのに、攻撃を完結できなかったからだ。後半はもっと決断力があったと思う。コーディのゴールもそうだし、さらに強くプレッシャーをかけて、セットプレーやクロス、ボックス内でのプレーも増やすことができた。だから、勝点1はひとつの報いだと思う。もちろん勝点1は多くない。でも少なくとも、自分たちにふさわしいものは手にできたと思う。」
ソボスライがPKを蹴ったことについて
「PKを蹴れるのはドムとアレクサンダー(・イサク)だけじゃない。他にも非常に優れたキッカーがいる。アレクシス(マクアリスター)もピッチにいたし、彼もすごく良いPKキッカーだ。コーディもいる。僕たちには選択肢がたくさんある。ただ、ドムはあそこで自分のレベルを示したと思う。ほとんど止めることのできないPKだった。もちろん、最後に勝点1を取り戻せたからうれしかったよ。それと、ビクトル(・ムニョス)がPKを得た場面より前にも、もうひとつビクトルに対する明らかなPKがあったと思っている。ただ、その直前に主審が笛を吹いてしまったから、判定としてPKにすることができなかったんだと思う。個人的には、後にPKになった場面より、そちらのほうがさらに明確だったと思う。ビクトルのこともうれしく思っている。彼は相手に問題を起こしていたし、ベンチから入って試合の流れを変えられる選手たちは、今季僕たちにとって非常に重要になると思う。」
2失点の形について
「ニューカッスルと対戦すれば、それほど大きな驚きではない。スピードという意味では、おそらくリーグでも最速クラスの前線を持っているチームだからね。2失点ともトランジションからだったけど、それぞれ失点した理由は違う。1失点目については、単純にその前の攻撃を最後まで完結させなければならなかったと思う。僕たちは素晴らしいチャンスを作っていた。4対3の状況で、ペナルティエリアのすぐ手前。明らかにシュートを打てる場面だった。でも僕たちはシュートを選ばず、攻撃を適切に終わらせられなかった。その後については、競走に勝ったエランガを評価しなければならない。2失点目については、もっと良く守れるだけの人数は揃っていたと思う。不意を突かれたわけではない。1失点目についてはそういう言い方もできるかもしれないけど、2失点目では人数は足りていた。それでも正しく守れなかった。最初のボールにもっと強く競りにいくべきだったし、おそらくファウルをしてでも止めるべきだった。ボールを運んでいる選手に対して、もう少しアグレッシブにいかなければならなかったと思う。守る人数はいたからね。もちろん、トランジションから失点したくはない。今週はトランジションへの対応も準備してきた。でも、これがフットボールだ。ニューカッスルがあの局面で非常に優れているのには理由がある。僕たちにとって残念なのは、試合全体としてはかなりうまくコントロールできていたし、それほど多くのチャンスを許していなかったことだ。
もちろん、ここでニューカッスルと戦えば、まったくチャンスを与えないというのは無理だ。
それでも彼らは本当に、本当に良かった。
オープンなスペースが生まれた時の彼らについては、しっかり評価しなければならない。」
イサクがセント・ジェームズ・パークへ戻ってきたことについて
「彼自身、ある程度こういう雰囲気になることは予想していたと思う。
だから、本人にとって大きな驚きではなかったと思うよ。
彼はすべてを出そうとしていたし、ボールを持った時には僕たちに良いポジションを与えてくれた。
ボックス内でフィニッシュまで持っていけそうな場面も2回ほどあったと思う。
ただ、おそらく本人や僕たちが望んでいたほど明確なチャンスではなかった。
それでも、そこは評価している。
試合の中で最後まで前へ進み続けて、戦い続けていた。
アレックスにとって、最初の試合としては良い一歩だったと思う。」
今回のような失点をどう防いでいくかについて
「これは単純に誰がそのポジションでプレーしているかという問題ではないと思う。
君が言いたいのは、要するにライアン・フラーフェンベルフが6番のポジションなのに、ペナルティエリアの手前まで上がっているということだよね。
でも、もし彼があそこでシュートを打ってゴールを決めていたら、『ライアン・フラーフェンベルフの素晴らしいプレーだった』と言っているはずだ。
だから、彼のそういう部分まで奪いたいとは思っていない。
ただ、チームとしてそうした状況に適応しなければならないし、そういうことが起こる可能性を理解しておかなければならない。
2失点目については、守備の人数を揃えるという意味では、おそらく1失点目より良くできていた。
でもファウルをしなかったし、最初の競り合いにも十分に行けなかった。
ボールを運んでいる選手との距離も、もっと縮めるべきだったと思う。
結果的には素晴らしいゴールになった。こういう状況は、特定の一人がそこにいるから起こるわけではない。複数の選手が関わる中で、チーム全体として修正していかなければならないことだと思う。」




コメント