ルイス・クーマスにとって、ニューカッスル戦は一生忘れることのない夜になった。
U11年代からリヴァプールで育ってきた20歳のアタッカーは、セント・ジェームズ・パークで行われたプレミアリーグ開幕戦で途中出場。ついに、幼い頃から追い続けてきたトップリーグの舞台に立った。
「これが最高の瞬間だ。かなり感情的になっている」
真っ先に思い浮かべたのは、自分のために多くを犠牲にし、幼い頃からトレーニングへ送り続けてくれた母の存在だった。
そして、クーマスにとってこれはゴールではない。
「このリーグでも試合に影響を与えられると思っている」
デビューの喜び、家族への感謝、イラオラから託された役割、そしてここからリヴァプールで成し遂げたいこと――。アカデミー育ちの若者が、夢を叶えた特別な一戦を振り返った。
Liverpoolfc.comに対し、クーマスはこう話している。
「これが最高の瞬間だよ。正直、かなり感情的になっている。ついにこの瞬間が実現したことで、本当に一番最初の頃のことを思い出すんだ。母が、僕を行ける限りすべてのトレーニングに連れていくために、本当に何もかも犠牲にしてくれていた頃のことをね。クルーにいた時のことも、トランメアにいた時のことも覚えている。母は本当に何でもしてくれた。結局、こうして自分がチャンスをつかめるところまで来られたのは母のおかげだし、今こういうステージまでたどり着くことができた。家族にとって本当に幸せな瞬間だよ。母にこの瞬間を見てもらえたことが、本当にうれしい。」
試合を振り返ると、複雑な気持ちもあるでしょうか?失点の仕方については悔しさがありますか?
「うん。かなり攻守が入れ替わる展開の試合だったと思う。最後のところで少しエネルギーが必要だったし、ビクトル(・ムニョス)がPKを獲得してくれて、同点に追いつくことができた。失点については、たぶん2回のカウンターだったと思う。そこは簡単に修正できると思うし、今週しっかり取り組んでいくつもりだよ。ここでプレーするのは難しい。雰囲気もすごく厳しい。でも僕たちはうまく対応できたと思うし、最後には追いついて引き分けに持ち込むだけの精神力も見せられたと思う。」
途中出場する前、監督からどんな指示を受けましたか?
「エネルギーを加えること。相手の背後へ走ること。そして何かを起こすことだった。最終的には、それができて本当に良かったよ。」
短期的な将来について、今はどんな気持ちですか?
「このリーグでも、試合に影響を与えられると思っている。もちろんデビューできたのはうれしい。でも最終的には、ここからゴールを決めて、チームがリーグでどこまで上に行けるか、その部分に影響を与えたいと思っている。だから、これからどうなるか見ていきたいね。」
チームとして見れば、非常に難しいスタジアムで、あの形から勝点1を持ち帰れたのはポジティブですね
「うん。こういう時こそ、大きな選手たちがいる意味があると思う。試合に勝てなかったとしても、そこから勝点1を持ち帰る方法を見つける。そして、チームの中で責任を背負える選手たちが立ち上がった。ドムがPKを蹴ったけど、あれは絶対に止められないよ。本当に完璧な瞬間だった。アウェーで良い勝点1を取れたし、また次の週へ進んでいく。照明の下で、あれだけプレッシャーのかかる場面だったけど、あのPKを任せるならドム以外考えられないよ。」
最後に、来週はアンフィールドに戻ってノッティンガム・フォレスト戦です。この結果を足掛かりにして、“本当のリヴァプール”を見せたい?
「うん、間違いなく。プレミアリーグでアンフィールドに戻れる。ホームのサポーターがいることは、それだけで大きな助けになる。僕たちには彼らの力が必要だし、しっかりとしたパフォーマンスを見せたいと思っているよ。」
U11からリヴァプールで歩んできた年月が、ついにプレミアリーグのピッチへとつながった。
だが、クーマスの言葉には「デビューできた」という満足感だけではなく、その先を見据える強さがある。
ゴールを決めたい。試合を変えたい。そして、リヴァプールがどこまで上へ行けるかに自分自身の力で影響を与えたい。
ニューカッスル戦では、イラオラから「エネルギーを加え、背後へ走り、何かを起こせ」と送り出された。その役割を果たしながら、チームは土壇場で勝点1をつかみ取った。
そして何より、この瞬間を誰よりも喜んだのは、少年時代から支え続けてきた家族だったはずだ。
「これが最高の瞬間」――。夢だったプレミアリーグの舞台には、もう立った。ここからクーマスが目指すのは、その舞台で“出場した選手”ではなく、“違いを生み出す選手”になることだ。




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