ニューカッスルとの開幕戦で見えた課題を、リヴァプールはすでに修正へ動き始めている。
敵地セント・ジェームズ・パークでは2-2の引き分け。後半アディショナルタイム99分、ドミニク・ソボスライのPKで勝点1を持ち帰った一方、アンドニ・イラオラ監督が試合後に繰り返し指摘したのが、チャンスをシュートまで持ち込み“攻撃を完結させる”ことだった。
ジェレミー・フリンポンによれば、そのテーマは今週のトレーニングでも最重要課題になっているという。
「どれだけボールを持っていても、最後まで決め切れなければ意味がない」
イラオラ体制で右サイドバックに専念し、新たな役割への適応を続けるフリンポン。今季初のアンフィールドで迎えるノッティンガム・フォレスト戦を前に、新監督の要求、チームの現在地、そして勝利への決意を語った。
フリンポンはLiverpoolfc.comにこう語った。
「チャンスを決め切ること。攻撃を最後まで終わらせること。結局、それが結果につながるからね。どれだけボールを持っていても、最後まで決め切れなければ0-0のままだし、逆に相手に点を取られることもある。だから今週のメッセージは、とにかく攻撃を最後まで完結させることだよ。」
ニューカッスル戦は、イラオラにとってリヴァプール指揮官として初めての公式戦だった。
フリンポンは、選手たちが新監督のスタイルを完全に理解し、自然にプレーできるようになるまでには時間が必要だと考えている。
「それは普通のことだと思う。どんな監督にも、自分がやりたいシステムやスタイルがある。それに適応して、理解して、自然にできるようになるまでには時間がかかる。だから、まだ取り組んでいる途中だよ。でも、正しい方向には進んでいると思う。」
イラオラ就任後、フリンポンは基本的に右サイドバックとして起用され続けている。
本人も、その役割の中で監督が何を求めているのかを学ぶ過程を楽しんでいるという。
「このプレシーズンはずっと右サイドバックでプレーしてきたし、だんだん慣れてきている。昨シーズンは右ウイングと右サイドバックの両方だったけど、今は基本的に右サイドバックだけだね。今は以前より守備をする場面も増えたし、戻って守る回数も増えた。もちろん攻撃にも出るけどね。でも、この役割は好きだし、楽しんでいるよ。まず何より、ピッチに立てていることがうれしい。昨シーズンはケガもあったからね。だから今は、ピッチに立って、チームメイトを見ながら、自分がどう助けられるかを考えてプレーできていることが良いと思う。」
土曜日にはアンフィールドでノッティンガム・フォレストを迎える。
フリンポンはホームに戻れることを楽しみにしている一方で、簡単な試合にはならないと警戒している。
「ここはホームだし、自分たちが落ち着ける場所でもある。だから、難しい試合になると思うけど、またホームに戻って、ファンのみんなと一緒に戦えるのはうれしい。リヴァプールのようなファンがいる中でホームでプレーするのは、本当に最高だよ。もちろんニューカッスル戦には勝ちたかった。でもセント・ジェームズ・パークから勝点1を持ち帰ったこと自体は、悪い結果ではないと思う。ただ、フォレスト戦は絶対に勝ちたい。間違いなく厳しい戦いになるけど、どうなるか見てみよう。」
さらにフリンポンは、数週間前に偶然、フォレストを直接見る機会があったことも明かした。
「フォレストの試合は見たことがある。プレシーズンにレバークーゼンと親善試合をしていて、その試合を見に行ったんだ。すごく良いサッカーをしていたし、本当に良いチームだと思った。プレースタイルもかなり好きだよ。監督の影響もあって、昨シーズンのクリスタル・パレスに少し似ている部分があると思う。僕たちは昨季、クリスタル・パレス相手にかなり苦しんだからね。だから繰り返しになるけど、間違いなく難しい試合になると思う。」
ニューカッスル戦でリヴァプールが突きつけられた課題は明確だった。
ボールを支配するだけでは勝てない。良い位置まで運ぶだけでも足りない。最後にシュートを放ち、攻撃を“終わらせる”ところまでやり切る必要がある。
それは同時に、イラオラが目指す攻撃的なサッカーを成立させるためのリスク管理にもつながる。
そしてフリンポン自身も、新体制の中で変化の真っただ中にいる。
昨季は右ウイングと右サイドバックを行き来したが、今季は右サイドバックに専念。守備への戻りや対人対応を増やしながら、持ち前のスピードを生かして攻撃にも参加する。その新たなバランスを少しずつ自分のものにしている。
次に待つのは、今季最初のアンフィールド。
フリンポンが実際にプレシーズンで目にしたフォレストは、決して侮れる相手ではない。それでも、ホームのサポーターを背にする以上、求められるのは勝点3だ。
「正しい方向に進んでいる」――。ニューカッスルで見えた課題を修正し、今度こそ内容を勝利へ変えられるか。イラオラ体制初勝利を目指すリヴァプールにとって、フォレスト戦はその進化を示す重要な一戦になる。




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