アンドニ・イラオラが、カラバオカップ3回戦でトッテナム・ホットスパーを3-1で下したリヴァプールのパフォーマンスを高く評価した。
週末のフラム戦から先発10人を入れ替える大胆なターンオーバーを敢行したものの、チームは強度とアグレッシブさを失わず、アレクシス・マクアリスター、コーディ・ガクポ、ドミニク・ソボスライのゴールで4回戦進出を決めた。
特にイラオラが称えたのは、出場機会を得た若手選手たちのエネルギーと献身性。ルイス・クーマスについては、その姿勢が周囲にも伝染すると絶賛した。
そして後半アディショナルタイム、ソボスライが叩き込んだ圧巻のロングシュートについては、「ドムなら入るかもしれないと、みんなが思っている」とその特別な能力に言及している。
以下、試合後会見でイラオラが語った内容を全文で紹介する。
先発10人変更も「必要だった」
リヴァプールはフラム戦からスターティングメンバーを10人変更。
大幅な入れ替えとなったが、イラオラは前戦でチームにエネルギー不足が見られたことから、必要な決断だったと説明した。
先発を10人変更した中でのパフォーマンスについて
「そうだね、多くの選手を変更したのは事実だ。でも、そうする必要があったと思う。前の試合では少しエネルギーが足りていないのが見えていたし、フレッシュな脚が必要だった。今日は満足している。すべての選手がインテンシティを与えてくれたし、アグレッシブさも与えてくれた。試合の多くの部分で良いプレーができたと思う。そして、試合に勝って次のラウンドへ進む権利を得るだけのパフォーマンスをした。その報いを得るに値したと思っているし、そこにも満足している。」
ガクポは「ゴールやアシストだけではない」
この試合でリヴァプールの2点目を奪ったガクポ。
イラオラは、その貢献が数字だけにとどまらないと強調した。
若い選手が多く起用されたチームの中で、ガクポやアラウホ、マクアリスターら経験ある選手の存在が大きかったという。
ガクポがチームにとっての価値を示したことについて
「そうだね。コーディが僕たちに与えてくれるのは、ゴールやアシストだけではない。フィジカル面でも力を与えてくれるし、ボールを持った時には落ち着きも与えてくれる。それに今日のチームはかなり若かったから、彼のような選手、ロナルド(・アラウホ)やアレクシスのような選手が持つ経験は、僕たちを大きく助けてくれたと思う。」
若手たちを称賛「持っているものをすべて出してくれた」
この日はトレイ・ニョニ、リオ・ングモハ、ジェームズ・マコネルら若手選手も出場。
イラオラが最も評価したのは、交代する瞬間まで全力を出し切った姿勢だった。
若手選手たちの貢献について
「彼らのことをうれしく思っている。それぞれ違うポジションで、求められるものも違った。でも、おそらく一番良かったのは、僕が交代させた時に彼らがもうかなり疲れていたことだと思う。トレイ(・ニョニ)は痙攣していた。リオ(・ングモハ)も、もうこれ以上それほど走れない状態だった。(ジェームズ・)マコネルも同じだ。こういうことが起きるというのは、自分たちが持っているものを全部出してくれたということだからね。特に彼らは、本当に、本当にエネルギッシュだった。デュエルに勝ちたいという意欲もあったし、相手に自分たちの存在を感じさせようとしていた。彼らのことをうれしく思っているよ。」
クーマスを絶賛「彼のエネルギーは周囲に伝染する」
その中でも、イラオラが改めて高く評価したのがルイス・クーマスだ。
指揮官は以前から、クーマスがトレーニングでもチームのために何をするべきかを明確に理解していると語ってきた。
今回も、その献身性とエネルギーを称賛している。
クーマスが特にその姿勢を体現していたことについて
「今週も言ったけど、僕がそう言うのには理由がある。彼は毎日のトレーニングで、それをやっている。自分が何をしなければならないのか、チームが何を必要としているのかを、とても明確に理解している。それに、彼が見せるエネルギーは周りの選手にも伝染する。前線の選手がすべてを出し切っているのを見ると、後ろにいる選手たちも『自分たちも行かなければ』という気持ちになる。同じインテンシティでついていくことを、ある意味で強いられるんだ。彼のことを本当にうれしく思っている。」
ソボスライのスーパーゴール「彼なら決めるかもしれないと思える」
2-1で迎えた後半アディショナルタイム。
最後に試合を決めたのはソボスライだった。
ペナルティエリアの外から放った強烈なシュートがゴールに突き刺さり、アンフィールドを沸かせた。
イラオラは3ゴールすべてを評価しながらも、ソボスライの一撃を「ワールドクラス」と絶賛した。
ソボスライがシュートを構えた時、何を考えていたか
「正直に言えば、今日決めた3ゴールはすべてとても良いゴールだったと思う。ゴールに至るまでの部分も良かった。1点目と2点目の形も、僕たちにとってすごく重要なものだった。でも3点目は、もちろんワールドクラスの一撃だ。本当に素晴らしい。ドムのすごいところは、彼がシュートを打つ前から『入るかもしれない』と信じられることなんだ。他の選手なら、『そこからは遠すぎるんじゃないか』と思うかもしれない。でもドムの場合は、みんなが『決めるかもしれない』と思っている。」
ゴメスのハーフタイム交代は予定通り
この試合で復帰を果たしたジョー・ゴメスは先発し、前半45分間をプレーした。
ハーフタイムで交代となったが、負傷などではなく、長期離脱明けということを考慮した計画的なものだった。
ゴメスをハーフタイムで交代させたのは予定通りだったか
「そうだよ。ジョーはリカバリーのプロセスをとても良い形で進めてきた。彼の場合は、こうすることが理にかなっていた。完全に『45分で必ず交代』と決めていたわけではないけど、45分より大幅に長くプレーさせる予定ではなかった。そういうプランだった。」
先発10人を入れ替えても、リヴァプールの強度は落ちなかった。
若手は走り切り、経験ある選手たちは試合を落ち着かせ、最後はソボスライの圧巻の一撃で勝負を決めた。
イラオラにとって何より大きかったのは、普段出場機会の少ない選手たちが、求めているフットボールをそのままピッチに持ち込めたことだろう。
クーマスのエネルギーが周囲を動かし、ニョニ、ングモハ、マコネルらも限界まで走った。そして復帰したゴメスにも45分間を与えることができた。
「次のラウンドへ進む権利を得るだけのパフォーマンスだった」――。大幅なターンオーバーを敢行しながらも内容と結果を両立させたリヴァプール。イラオラにとってこの勝利は、過密日程を戦い抜くための“スカッド全体の力”を確認できた一夜にもなった。
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