アンドニ・イラオラが、マンチェスター・シティに0-3で敗れたリヴァプールのパフォーマンスを振り返り、試合の流れを大きく変えた退場判定への不満をあらわにした。
アンフィールドで行われたプレミアリーグの大一番は、62分まで両チーム無得点のまま推移。しかし、ライアン・フラーフェンベルフが2枚目のイエローカードを受けて退場すると、数的不利となったリヴァプールはその後3失点を喫した。
イラオラは「退場までは僕たちのほうが良いチームだった」と強調。特にフラーフェンベルフへの最初の警告については「絶対にイエローカードではない」と判定に疑問を呈した。
一方で、最後まで戦った選手たちと、敗戦後もチームを支えたアンフィールドのサポーターには感謝を表明。さらに、ドミニク・ソボスライが代表活動から筋肉の張りを抱えて戻ってきていたことも明かした。
以下、試合後の記者会見でイラオラが語った内容を紹介する。
「退場の前と後で、まったく違う2つの試合だった」
リヴァプールはマンチェスター・シティとの大一番で、62分まで無失点を維持していた。
しかし、フラーフェンベルフが2枚目の警告で退場すると、試合の流れは大きく変化。その後、シティに3ゴールを許すことになった。
試合全体について
「分析はかなり明確だと思う。僕たちは、まったく違う2つの試合を戦った。ひとつはレッドカードが出るまでの試合。もうひとつは、レッドカードが出てから終了までの試合だ。最初の62分間、退場になるまでは僕たちのほうが良いチームだったと思う。そして退場後は、明らかに彼らのほうが良かった。彼らがゴールを決めたのも、その後だった。でも、今日の選手たちは称賛に値すると思う。持っているものをすべて出してくれたからね。それに、サポーターも今日は本当に素晴らしかった。試合前も、試合中も、試合後も、ずっと素晴らしかった。あの瞬間までのスタジアムの雰囲気や、僕たちが感じていたものは本当に良かったと思う。ちょうど僕たちがチャンスを作り、ポジティブにプレーできていた、おそらく試合の中でも一番良い時間帯だった。もちろん、0-3で負けた後では、こういう話にあまり意味はないかもしれない。それでも、僕は重要なことだったと思っている。」
フラーフェンベルフへの最初の警告に猛反論「絶対にイエローではない」
この試合の最大の転換点となったのは、フラーフェンベルフの退場だった。
62分、2枚目のイエローカードを受けてピッチを去ることになったが、イラオラが特に問題視したのは最初の警告だった。
指揮官は、ファウルの程度や発生した位置、その場面に危険性がなかったことを挙げ、判定への不満を口にした。
フラーフェンベルフが受けたイエローカードについて
「ライアンの最初のファウルは、絶対にイエローカードではないと思う。絶対にだ。こういう試合で、足の親指を少し踏んだとか、その程度の軽い接触だった。審判は最初、ファウルすら取らなかった。そのままプレーを流していたんだ。エリオット・アンダーソンが数歩進んで、それから倒れることを選んだと思う。その後、なぜイエローカードを出したのか、僕には分からない。アドバンテージを適用するような状況でもなかったからね。僕たちはボールより後ろに9人の選手がいた。場所もピッチの中央だった。危険な状況ではまったくなかった。ああいう判定をすると、審判は自分自身を難しい立場に追い込むことになる。そして、僕たちも難しい状況に追い込まれるんだ。」
アラウホへの早い時間帯の警告にも疑問
イラオラはさらに、試合序盤にロナルド・アラウホが受けたイエローカードについても言及した。
判定への抗議が警告の対象になり得ること自体は認めながらも、その基準がシーズンを通して一貫して適用されるべきだと主張した。
「試合開始直後のロナルド(・アラウホ)へのイエローカードもそうだ。彼が抗議したことは分かっている。ああいうジェスチャーをしたのも分かっている。でも、こういう試合でね……。ロナルドが抗議したからといって、試合の本当に早い段階で右サイドバックにイエローカードを出してしまう。ルールブック通りに考えれば、そうだね、完璧だよ。抗議したのなら、イエローカードを出すことはできる。でも、それなら僕はシーズンを通して非常に注意深く見ていくことになる。誰かが抗議するたびに、必ずイエローカードを出さなければならないということだからね。」
「アンフィールドは大きなアドバンテージだった」
敗戦という結果に終わったものの、イラオラはアンフィールドのサポーターが生み出した雰囲気を高く評価した。
特に退場前までリヴァプールが良いパフォーマンスを見せられていた背景には、スタンドからの後押しもあったと考えている。
アンフィールドでの戦いについて
「僕にとって、今日はアンフィールドとサポーターのおかげで大きなアドバンテージがあった。本当に大きなアドバンテージだった。もちろん、選手たちも自分たちの役割を果たしてくれたと思う。しっかり試合に臨み、競争し、強いインテンシティでデュエルに挑み、ベストを尽くしてくれた。退場までは僕たちのほうが良かった理由のひとつは、スタジアムが本当に大きな力を与えてくれたことだと思っている。」
ソボスライは代表活動から筋肉の張りを抱えて帰還
イラオラは試合後、ドミニク・ソボスライのコンディションについても説明した。
副主将はインターナショナルブレイク中の代表活動から、筋肉に張りと過負荷の症状を抱えた状態でリヴァプールへ戻ってきていたという。
クラブはトレーニングで負荷を抑える対応を取っていたものの、完全に違和感が消えたわけではなかったようだ。
ソボスライのコンディションについて
「ドムは代表チームから戻ってきた時、筋肉に張りがあった。オーバーロード、つまり負荷がかかりすぎている状態だった。トレーニングでは彼をフリーマンの役割にして、できるだけ負担をかけないようにしていた。でも、本人はごく小さな違和感を感じていたんだ。そして今、僕たちは10日間で4試合を戦うことになる。だから難しい状況だと思う。2日後にはオーストリアへ飛ぶからね。負傷している選手たちの誰かを復帰させるのも、難しいと思う。」
シティ戦での今季初黒星、次はオーストリア遠征へ
リヴァプールはイラオラ体制で公式戦7試合無敗を維持してきたが、マンチェスター・シティ戦で今季初黒星を喫することになった。
それでも指揮官は、62分までの戦いぶりを評価している。
一方で、今後は再び過密日程が続く。
2日後にはオーストリアへ移動する予定となっており、10日間で4試合という厳しいスケジュールに直面する。
ソボスライの状態に加え、代表活動中に負傷したイサクやガクポらの復帰状況も、チームにとって重要な焦点となりそうだ。
0-3という結果だけを見れば、リヴァプールにとって厳しい敗戦だった。
だが、イラオラが強調したのは、退場が起きるまでの62分間にチームが示したものだった。
首位マンチェスター・シティを相手に互角以上の戦いを見せ、強度の高いデュエルとアグレッシブな姿勢でチャンスを作った。
その一方で、退場によって流れが一変し、数的不利の中で3失点を喫したことも事実だ。
負傷者を抱えたまま過密日程に突入する中、チームはこの敗戦をどう次につなげるのか。
「退場までは僕たちのほうが良いチームだった」――。結果への悔しさと判定への疑問を隠さず、それでも選手たちの献身性を称えたイラオラ。今季初黒星を喫したリヴァプールは、難しい状況の中で再び立ち上がる力を問われることになる。
参照↓
https://www.liverpoolfc.com/news/andoni-iraola-press-conference-liverpool-man-city-premier-league




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