アンドニ・イラオラが、リヴァプールにとって特別な歴史を持つカラバオカップでの戦いを前に、勝利への強い意欲を示した。
大会最多となる10度の優勝を誇るレッズは、今夜アンフィールドでトッテナム・ホットスパーとの3回戦に臨む。週末のフラム戦では0-0の引き分けに終わり、公式戦3連勝を逃したばかり。さらに過密日程が続く中で迎える一戦だが、イラオラに言い訳をするつもりはない。
「リカバリーの時間について言い訳をしたり、不満を言ったりしても意味はない」
複数の大会を最後まで戦い抜くためには、短い試合間隔への適応が「絶対に必要」だと強調。出場機会の少なかった選手の起用も視野に入れながら、アンフィールドというアドバンテージを生かして次のラウンドへ進むことを目指している。
「この状況に適応しなければならない」
リヴァプールは水曜日のチャンピオンズリーグ、アトレティコ・マドリード戦から中2日でフラムと対戦し、さらに再び中2日でトッテナム戦を迎える。
厳しい日程が続くが、イラオラはそれを今後も繰り返される挑戦として受け入れなければならないと考えている。
公式マッチデープログラムの中で、指揮官はこう記した。
「土曜日のフラム戦で引き分けた後にも言ったけど、短い間隔で試合を戦うというチャレンジに僕たちは適応しなければならない。そして今夜の試合は、その道のりに向けて一歩を踏み出すチャンスになる。リカバリーに使える時間について、言い訳をしたり、不満を言ったりしても意味はない。こういう状況は今季何度も起こることになる。だから僕たちは、それに向き合って、その状況を最大限に生かさなければならない。」
「毎試合ベストでなくても、もっと高いレベルを目指すべき」
フラム戦では、リヴァプールが今季初めて攻撃面で明確に苦しみ、スコアレスドローに終わった。
イラオラは、過密日程の中ですべての試合で最高の状態を維持することが現実的ではないと認める一方、最低限求められる基準を下げるつもりはない。
「これは、僕たちが戦うすべての試合で必ず最高の状態でなければならない、という意味ではない。でも週末に僕たちが到達できたレベルより、もっと高いパフォーマンスを目指すべきなのは間違いない。そして、試合に勝つ方法も見つけなければならない。僕がこう言うのは、今季できる限り長くチャンピオンズリーグで戦い続けたいと思っているからだ。そして、カップ戦でもできる限り長く勝ち残りたいと思っている。そういう状況を考えれば、試合間隔が短い中で適応することは、単に『得意になりたいもの』ではない。絶対に必要なことなんだ。」
「フットボールは僕たちを待ってくれない」
新体制のリヴァプールはまだ発展途上にある。
しかし、試合は次々とやってくる。
だからこそイラオラは、チームができるだけ早く過密日程への対応力を身につける必要があると強調した。
「フットボールも僕たちを待ってはくれない。だから、このチャレンジに対応できるようになるのは早ければ早いほどいい。理想を言えば、それが今夜になってほしい。そうなれば、カラバオカップの次のラウンドへ進める可能性も間違いなく高まるからね。」
10度の優勝を誇る大会「リヴァプールにとって何を意味するか分かっている」
リヴァプールは、これまでカラバオカップを歴代最多となる10度制覇している。
名称や大会形式が変わってきた長い歴史の中で、何度もタイトルを手にしてきた大会だ。
イラオラも、その歴史がクラブとサポーターにとって持つ意味を理解している。
「この大会も、他のすべての大会と同じように、僕たちが良い結果を残したい大会だ。もちろん、それは参加しているすべてのクラブにとって同じだと思う。でも、さまざまな名称で開催されてきたカラバオカップで僕たちが築いてきた歴史は、さらに大きなモチベーションを与えてくれる。この大会がリヴァプールというクラブ、そして僕たちのサポーターにとって何を意味するのか分かっているからね。」
出場機会の少ない選手にもチャンスか
過密日程の中で迎えるトッテナム戦では、メンバー変更も予想されている。
イラオラは、選手の回復状態やトレーニング、負傷者の状況などを確認した上で最終的なスタメンを決定する方針だ。
「これを書いている時点では、どのチームを選ぶのかを話すにはまだ早すぎる。リカバリーの状態、トレーニングでの様子、選手たちが出場可能かどうか、そして今週全体の日程による要求。本当に多くの要素によって決まる。ただ、ひとつだけ約束できる。次のラウンドへ進むための可能性を最大限に高めることを目的として、チームを選ぶということだ。」
その中では、ここまで十分な出場機会を得られていない選手も候補となる。
「ここまで僕が与えられた以上の出場時間に値する選手が何人かいる。だから、そのことも選考を考える時には当然頭に入ってくる。特に、すでに多くのものを出してくれている選手たちもいるからね。でも言ったように、どんなチームがピッチに立つとしても、僕が完全に『このチームならパフォーマンスを発揮できる』と信じているチームになる。そして、同じように次のラウンドへ進みたいと思っているトッテナムと戦う準備ができたチームになる。」
「僕たちにはホームというアドバンテージがある」
そしてイラオラが、この一戦で最大限に活用したいと考えているのがアンフィールドだ。
チャンピオンズリーグのアトレティコ戦では、自身初となる欧州のアンフィールドを経験し、サポーターが試合にもたらす力を実感した。
ただし、その力は選手たち自身が引き出さなければならないという。
「僕たちにあるアドバンテージは、ホームで戦えることだ。アンフィールドが僕たちに与えてくれるアドバンテージについては何度も話してきた。でも、それは僕たちが正しい形で生かした時に限られる。チームとして僕たちが前へ出て、プッシュすれば、サポーターは一緒に戦ってくれる。それは間違いない。今夜の試合を観に来るリヴァプールサポーターは、一人残らず、僕たちが良いパフォーマンスをするところを見たいと思っている。そして、それを実現するために、できる限り僕たちを助けたいと思って来てくれる。これはプレッシャーではない。特権なんだ。僕たちが受け入れるべきものだし、実際に受け入れていく。それは今夜だけではない。僕たちが戦うすべての試合でそうだ。」
10度の優勝という歴史があるからこそ、カラバオカップはリヴァプールにとって単なるひとつの大会ではない。
そして、チャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、国内カップと複数の大会で最後まで戦うことを本気で望むのであれば、過密日程を乗り越えることもチームの強さの一部になる。
出場機会を待っていた選手たちの力も必要になる。疲労を抱える選手を休ませながら、それでも結果を手にしなければならない。
その難しいバランスの中で、イラオラが最後に頼りにするのがアンフィールドだ。
「これはプレッシャーではない。特権なんだ」――。言い訳をせず、限られた準備時間を受け入れ、ホームの力を自分たちの力へ変える。大会最多10度の優勝を誇るリヴァプールが、11度目の頂点を目指す新たなカラバオカップの旅を始める。
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