フィルジル・ファン・ダイクが、今夜アンフィールドで行われるカラバオカップ3回戦のトッテナム・ホットスパー戦を前に、再びこの大会で特別な物語を作りたいという思いを語った。
リヴァプールは大会最多となる通算10度の優勝を誇り、直近では2023-24シーズンにウェンブリーでチェルシーを破ってタイトルを獲得。延長戦で決勝ゴールを叩き込んだのは、当時キャプテンとして初めてトロフィーを掲げたファン・ダイクだった。
週末のフラム戦では0-0の引き分けに終わり、内容にも結果にも満足できなかった。それでもキャプテンは「引き分けを勝利に変えていければ、ここから積み上げられる」と前を向く。
そしてこの一戦では、今夏トッテナムへ移籍したアンディ・ロバートソンがアンフィールドへ帰還する可能性もある。
ファン・ダイクは、その再会への特別な思いを口にしながらも、リヴァプールに求められるのは「毎試合、繰り返し高いレベルを示すこと」だと強調した。
「土曜日は失望した。でも今夜は勝利に戻るチャンス」
公式マッチデープログラムのコラムで、ファン・ダイクはまずフラム戦を振り返った。
「土曜日のフラム戦が終わった後、僕たち全員が失望しながらここを後にしたことに疑いの余地はない。でも今夜は、強いパフォーマンスを見せて、再び勝利に戻るチャンスだ。カラバオカップは、このクラブにとってこれからもずっと重要な大会だ。そして長い年月の中で、僕たちにたくさんの素晴らしい思い出を与えてくれた。2024年、僕がキャプテンとして初めて掲げたトロフィーでもある。あの日、あの試合のことは、生きている限り絶対に忘れないと思う。今季も、この大会でできる限り遠くまで勝ち進みたいと、僕たち全員が思っている。」
フラム戦の悔しさ「結果にも内容にも満足していなかった」
リヴァプールはその前のアトレティコ・マドリード戦で2-1の逆転勝利を収めていた。
その勢いをフラム戦にもつなげたかったが、攻撃で違いを生み出せずスコアレスドロー。
ファン・ダイクも、その内容を受け入れるつもりはない。
「さっきも言ったように、土曜日は残念だった。自分たちが求めていたレベルに届かなかったし、結果にもパフォーマンスにも満足していなかった。その数日前にはアトレティコ・マドリードを相手に良い勝利を挙げて、たくさんの良い部分を見せることができた。だからフラム戦でも、それを続けたかった。それができなかったことで、僕たち全員がフラストレーションを感じた。ただ、勝点1を受け入れて、前へ進まなければならない。今季はまだ無敗だ。少なくとも、それはここから積み上げていくための土台にはなる。あとは、引き分けを勝利に変えていかなければならない。」
「リヴァプールでは3日おきに結果を求められる」
過密日程の中であっても、リヴァプールでは常に高いパフォーマンスが要求される。
ファン・ダイクは、それこそがこのクラブでプレーする意味だと強調した。
「リヴァプールでは、3日おきにパフォーマンスを発揮することを求められる。このクラブでプレーするというのは、そういうことだ。ありがたいことに今夜、もう一度ピッチに出て、自分たちの最高の姿を見せるチャンスがすぐにやってくる。」
ロバートソンがアンフィールドへ帰還「見慣れるまで時間がかかりそう」
トッテナム戦の大きなトピックのひとつが、アンディ・ロバートソンのアンフィールド帰還だ。
長年リヴァプールの左サイドを支えてきたロバートソンは、今夏にトッテナムへ移籍。
ファン・ダイクにとっても、長年ともに戦ってきた盟友との対戦は特別なものになる。
「もちろん今夜は、アンディ・ロバートソンが戻ってくるという意味でも感情的な試合になる。彼が離れてから、まだそれほど長い時間は経っていない。でも、みんなが彼を素晴らしい形で迎えることは分かっているし、彼に会えるのも楽しみだ。たとえ、彼がリヴァプールのユニフォームを着ていない姿を見ることには、少し慣れるまで時間がかかりそうだけどね!」
「最高のチームは何度でも繰り返す」
ファン・ダイクが最も強く求めているのは、パフォーマンスの継続性だ。
良い試合を一度見せるだけでは足りない。
タイトルを目指すチームなら、それを何度も繰り返さなければならない。
「試合について言えば、難しいものになることは分かっている。そして僕たちは、強いパフォーマンスを継続して見せられるチームだということを証明しなければならない。最高のチームというのは、数試合に一度だけ良いプレーをするチームじゃない。何度も何度も、試合ごとにそれを繰り返していく。僕たちも、それをやらなければならない。そして、僕たちならできると信じている。毎日トレーニングピッチでどれだけの努力をしているのか、僕は知っている。あとは、それを試合の中で表現すること。そして、パフォーマンスレベルに一貫性を見つけることだ。それができれば、結果は必ずついてくる。」
2024年のウェンブリー。
延長戦で決勝ゴールを奪い、キャプテンとして初めてトロフィーを掲げたあの日は、ファン・ダイクにとって忘れることのできない記憶となっている。
そして今夜、リヴァプールは再びカラバオカップで新たな旅を始める。
フラム戦の悔しさを引きずる時間はない。
ロバートソンとの再会という特別な瞬間もある。
それでも、キャプテンが最も重視するのはただひとつ。
良いパフォーマンスを、一度ではなく何度も繰り返すことだ。
「最高のチームは、何度も何度も、試合ごとにそれを繰り返す」――。10度の優勝を誇る大会で、再び特別な旅を始めるために。ファン・ダイク率いるリヴァプールは、アンフィールドで勝利への一歩を踏み出そうとしている。
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