「ファンが誇れるチームを作る」――イラオラ新監督が初会見で語ったリヴァプール再建への決意【前編】

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リヴァプールの新指揮官アンドニ・イラオラが、AXAトレーニングセンターで初の公式記者会見に臨んだ。

ボーンマスから新たな時代を託されてアンフィールドへやって来た44歳は、サポーターへのメッセージをはじめ、自身が目指すフットボール、補強への考え方、選手たちとの対話、そして世界屈指のビッグクラブを率いる覚悟について率直な言葉で語っている。

「ファンが誇れるチームを作りたい。」

その一言には、リヴァプールというクラブが持つ伝統を受け継ぎながら、新たな歴史を築こうとする強い決意が込められていた。

――まずはサポーターへ。あなたのサッカーや、リヴァプールでどんなチームを作りたいのか教えてください。

「最初から難しい質問ですね(笑)。まず何よりも、サポーターが誇りに思えるチームを作りたいです。私にとってフットボール、そして特にリヴァプールというクラブは、人とのつながりがすべてです。サポーターとのつながりですね。私はこれまで対戦相手としてアンフィールドに来ました。昨シーズン開幕戦でフェデリコ・キエーザが決めたゴールの瞬間は今でも忘れられません。あの時、このスタジアムが持つ特別な力を肌で感じました。あのような雰囲気を、私たちが戦うすべての試合で作り出したいと思っています。そのためには、まずピッチ上の私たち自身が示さなければいけません。ハードワークし、強度が高く、アグレッシブで、縦に速いサッカーをする。そうすることで、誰もがこのチームに共感し、応援したいと思えるチームになれるはずです。」

――そのサッカーを実現するために、補強は必要だと考えていますか?

「もちろんです。すでに2人の選手を獲得しましたが、さらに補強は必要だと考えています。クラブもそのために動いています。監督としては、正直に言えばプレシーズン初日から全員揃っていてほしいという気持ちはあります。でも現実のフットボールはそんなに簡単ではありません。クラブが補強に向けて懸命に取り組んでいることは理解していますし、私自身もできる限り協力しています。」

――現有戦力についてはどう評価していますか?また、昨季についてアルネ・スロットやフィルジル・ファン・ダイク、アリソンとも話しましたか?

「特にワールドカップに出場していた選手たちとは話をしました。まだ大会中だった選手たちには邪魔をしたくなかったので連絡は控えていましたが、すでに大会を終えた選手たちとは非常に良い話ができました。また、この数週間は毎日クラブで働いているスタッフとも多く話をしています。彼らが良い環境を作ってくれることで、選手たちは最高のパフォーマンスを発揮できますし、私たちも彼らの能力を最大限に引き出すことができます。」

――あなたはリヴァプールの監督という仕事の重みを理解していますか?

「理解しているつもりです。ただ、実際にここで経験しなければ、本当の意味では分からないこともあるでしょう。だから私は、その経験をするためにここへ来ました。準備はできています。リヴァプールが世界的なクラブであることも理解しています。ここで私が発する言葉はすべて大きく取り上げられるでしょう。もちろん失言には気をつけなければいけません。でも慎重になり過ぎるつもりもありません。できるだけ自然体でいたいと思っています。練習場と自宅だけを往復するような生活はしたくありません。街へも出たいですし、この街そのものを感じたい。写真をお願いされることもあるでしょう。でも、それもリヴァプールの監督になるということの魅力の一つです。から、自分自身を大きく変えるつもりはありません。」

――昨季のチームについてはどう分析していますか?

「スタッフとも選手とも話しました。昨季うまくいっていたことも確認しましたし、改善できる部分についても話し合いました。『もっと良くする』というより、『違うやり方を試す』という考え方ですね。私たちのサッカーを選手たちはある程度理解してくれていると思います。でも、まずはお互いを知ることが大切です。私は選手一人ひとりに、『どのポジションが一番プレーしやすい?』『自分ではどこがベストだと思う?』と聞いています。彼らを理解するためです。その上で実際にトレーニングを見て、プレシーズンではいろいろ試します。そこで感じたことをもとに最終的な判断を下していきます。」

イラオラが会見で何度も口にしたのは、「つながり」という言葉だった。

サポーターとのつながり、選手とのつながり、そしてクラブで働くスタッフとのつながり――。

アグレッシブで縦に速いフットボールを掲げながらも、その土台にあるのは人と人との信頼関係だという考えが伝わってくる。

就任直後ということもあり、まだ具体的な戦術や起用法については慎重な姿勢を見せた新監督。しかし、選手一人ひとりと向き合い、リヴァプールらしさを大切にしながら新たなチームを作り上げようとする姿勢は、すでに明確だった。

後編では、ハーヴェイ・エリオットへの評価や補強、来季の目標、そして自身の指導哲学について、イラオラ監督がさらに深く語った内容をお届けする

参照↓

https://www.liverpoolfc.com/news/every-word-andoni-iraolas-first-press-conference-liverpool

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