アンドニ・イラオラによる新たなリヴァプールづくりが、いよいよピッチ上で動き始めた。
就任から約6週間。選手たちがAXAトレーニングセンターへ戻ると、44歳の新指揮官は待ち望んでいたトップチームでの本格的なトレーニングを開始した。
プレシーズン序盤からボールを使ったメニューに取り組み、自身が求めるプレースタイルを選手たちに浸透させていく一方で、イラオラは一方的に戦術を押しつける考えではない。それぞれの選手がどこで最も力を発揮できるのかを見極め、自らも彼らから学ぶ必要があると強調した。
負傷者を抱えた状態での船出となったものの、新シーズン開幕に向けた準備期間はまだ残されている。
「重要な時期を迎える頃には、準備が整った状態にしておきたい」
イラオラが思い描く新たなリヴァプールの姿を形にするための、濃密なプレシーズンが始まった。
AFCボーンマスから加入して約6週間。Liverpoolfc.comのインタビューで語ったように、イラオラにとっては待ち望んでいた瞬間だった。
プレシーズンが始まって数日が経ちました。ここまでどのようなことを行い、どのように評価していますか?
「そうだね。正直、ようやく本格的にトレーニングを始められることを楽しみにしていた。ここに来てから約2週間、U21チームと一緒に過ごし、フィジカルテストもすべて行ってきた。ただ、やはり自分たちがやりたいことを始めたくなるものだ。良い一日だった。最初の数日間は天候にもかなり助けられている。選手たちもしっかりとトレーニングに取り組んでいるよ。」
今日はボールを使ったトレーニングも行いました。自身のスタイルを浸透させる作業は初日から始まるのでしょうか。また、そうした指導は楽しんでいる部分ですか?
「そうだね。私たちが何を求め、何を実現したいのかを、選手たちに理解してもらう必要がある。同時に、私たちも選手たちから多くのことを学ばなければならない。それぞれの選手をしっかりと知り、どこでより快適にプレーできるのか、何をさらに強化する必要があるのか、何を変える必要があるのかを把握しなければならない。ここでピッチに立ち、ボールを使って一緒に取り組む時間が増えれば増えるほど、私たちにとっては良いことだ。」
選手たちはどのような状態で戻ってきましたか?コンディションはいかがですか?
「今の選手たちは、基本的にとてもプロフェッショナルだ。夏の間にも、それぞれ取り組むべきメニューがある。そのため、通常は良いコンディションで戻ってくる。より良い状態の選手もいれば、まだそこに向かっている途中の選手もいる。ただ、私たちには準備するための時間があり、何週間か取り組むことができる。本当に重要な時期を迎える頃には、しっかりと準備が整った状態にしておきたい。」
負傷している選手たちについて、回復状況はいかがですか?復帰に近づいている選手はいますか?
「私たちが到着した時点で最も悪いニュースだったのは、負傷者が5人ほどいたことだ。ジェイデン・ダンズも、U21チームで負傷したため、私たちと一緒にスタートすることができなかった。もちろん、それぞれ異なる負傷を抱えている。そのうち3人は長期離脱となる負傷で、それぞれ異なる回復段階にある。ステファン・バイチェティッチについては、少しずつ良くなっている。ただ、まだ私たちと一緒にトレーニングできる状態ではない。そして、遠藤航の復帰も待っているところだ。」
イラオラがプレシーズンの最初から重視しているのは、単に選手たちのコンディションを高めることだけではない。
どのようにボールを動かし、どのように相手へ圧力をかけ、チームとして何を目指すのか。その基準を選手たちと共有し、新たなリヴァプールの土台を築くことが最大の目的となる。
もちろん、その作業は指揮官の理想を一方的に落とし込むだけでは完成しない。選手一人ひとりの特徴や適性を把握し、既存の強みを生かしながら必要な変化を加えていくことも欠かせない。
現在は長期離脱者を含む複数の負傷者を抱え、すべてが順調に進んでいるわけではない。それでも、イラオラにはチームを整えるための時間があり、選手たちにも新監督の構想の中で自らの価値を証明する機会が与えられている。
ボールを使った最初のトレーニングは、まだ始まりにすぎない。
ここから積み重ねる一日一日が、2026-27シーズンのリヴァプールを形作っていく。イラオラの哲学が選手たちに浸透したとき、新体制のレッズがどのようなフットボールを見せるのか。期待は高まるばかりだ。
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