ドミニク・ソボスライがリヴァプールとの新たな長期契約にサインし、アンフィールドでさらなる成功を追い求める決意を示した。
2023年夏の加入から3年間でプレミアリーグ制覇を経験し、通算150試合出場にも迫るハンガリー代表MF。2025-26シーズンにはクラブの年間最優秀選手に選ばれたが、本人に現状への満足はない。
父親、そして夫となり、ピッチ内外で大きな成長を遂げた背番号8は、新たに就任したアンドニ・イラオラ監督への期待を語るとともに、失意に終わった昨季からチームを立て直すため、より大きな責任を背負う覚悟を明かした。
「すべてを勝ち取りたい。その気持ちは一瞬たりとも変わっていない」
新契約は、単なる残留の意思表示ではない。クラブを再び頂点へ導き、リヴァプールの次代を担う存在になるというソボスライの決意表明でもあった。
――ドム、今日は大きな一日ですね。リヴァプールと新たな長期契約を結びました。おめでとうございます。今の気持ちは?
「どうもありがとう。もしかしたら、人生で一番大きな日の一つかもしれない。ただ、これより上に来る日がいくつかある。おそらく最初はリヴァプールと契約した日で、もちろん娘が生まれた日もそうだね。でも、フットボールのキャリアに限って言えば、間違いなくトップ3に入る日だと言える。本当にうれしいよ。また何度でも挑戦していくのが待ち切れない。これまで何度も言ってきたように、ここにいられて本当に幸せなんだ。話し合いがまとまり、契約にサインできたことをうれしく思っている」
――残留を決めるのは簡単でしたか?また、リヴァプールに将来を託すことが正しい選択だと考えた理由は?
「決断することはいつだって簡単だと思う。特に、それがリヴァプールに関することならね。最初に加入した時も決断はとても早かった。すぐに『イエス』と答えたよ。でも、最初からずっとリヴァプールだった。言ったように、僕は本当に幸せなんだ。ここは一つの大きな家族のような場所だと分かっているし、これからもその一員でいたいと思っている」
――リヴァプールに加入してから、すでに3年が経ちました。2023年に初めてこのクラブへやって来た時と比べて、どれほど変わりましたか?
「3年が本当にあっという間に過ぎたなんて、信じられないよ。僕はまったく別の人間になったし、まったく別の選手にもなったと思う。毎年、少しずつ成長してきた。フットボール以外では父親になり、夫にもなった。この3年間で本当に多くの変化を経験したけど、自分の人生は良い方向へ進んでいると思う。家族のことも、自分自身のことも、クラブのことも、フットボールのことも、すべてに満足している。本当に幸せだよ」
――ピッチ外の生活について、具体的にはどうですか?今では父親になり、結婚もしました。
「以前ほど自由な時間はなくなったね!」
「でも、それは普通のことだし、僕は今の生活を本当に楽しんでいる。娘や妻と一緒に過ごし、家族との時間を持つことが大好きなんだ。それに、彼女たちは僕がピッチ上で常に準備を整えられるよう支えてくれる。それが一番大切なことだと思う」
――家族の存在は、リヴァプールに残るという決断において重要でしたか?
「もちろんだよ。ここへ来てから、そして娘が生まれてから、僕たちはここで生活を築いてきた。それを変えて、新しい家を探し、別の国へ移り、赤ちゃんを連れて新たな生活を始めることを考えれば、もちろん残るという決断はより簡単になった」
――3年前に加入した時よりも良い選手になったと話しました。具体的にどこが成長したと感じていますか?
「時間とともに成長していくものだと思う。経験も増えていくからね。僕はここで2人の異なる監督の下でプレーし、今度が3人目になる。それぞれの監督から違うことを学んできたし、それは僕にとって必要なことだったと思う。今では、そのすべてを毎試合ピッチ上で表現できることを願っている」
――クラブには変化があり、新しい監督が就任しました。アンドニ・イラオラ監督の下でプレーすることを、どれほど楽しみにしていますか?
「彼が素晴らしい監督であることは、ボーンマスですでに証明していると思う。僕たちと対戦した時も、常にプレミアリーグで最も走力があり、コンディションの整ったチームの一つだった。彼が求めるプレー強度や、彼の持っている知識を考えれば、本当に素晴らしい監督だと思う。彼の下でプレーするのを楽しみにしているよ」
――今週からプレシーズントレーニングが始まりました。ミロシュ・ケルケズは、施設全体にポジティブなエネルギーがあると話していました。あなたも同じように感じていますか?
「もちろんだよ。夏の休暇から戻ってきて、チームメートとは2カ月ほど会っていなかった。それに、コスタス・ツィミカスやハーヴェイ・エリオットのように、レンタル先から戻ってきた以前からの仲間たちもいる。彼らにまた会えてうれしいよ。全員ができる限りポジティブでいようとしている。今の段階では、それも簡単なことだけど、大切なのはこれを続けて、懸命に取り組み続けることだと思う」
――昨シーズンがリヴァプールに関わるすべての人にとって失望の一年だったことは間違いありません。望んでいたシーズンではありませんでした。それだけに、今季こそ立て直したいという決意は強くなっていますか?
「それをプレッシャーとして捉えるべきではないと思う。昨シーズンと同じことを繰り返したくない、同じ過ちを犯したくないというモチベーションに変えなければならない。僕たちは、その気持ちを力にする必要がある。全員が責任を負わなければならないし、おそらく年長の選手たちは、より大きな責任を担う必要がある。そうすれば、若い選手たちも年長者についていける。僕たちはもう一度、一つのチームにならなければならない」
――今夏は、長年クラブに在籍し、あらゆるタイトルを勝ち取ってきたベテラン選手たちが退団しました。若手と年長者について話しましたが、まだ25歳とはいえ、あなた自身がより大きな責任を担う必要があると感じていますか?
「そう思うよ。僕は25歳になった。あなたが言ったように、モー・サラーが去り、ロボことアンディ・ロバートソンも去った。副キャプテンとクラブのレジェンドが退団したことになる。二人ともクラブのレジェンドだ。間違いなく寂しくなる。今度は別の誰かが一歩前へ出なければならない。それが僕なら、いつでもその準備はできている」
――個人的には、昨シーズンのクラブ年間最優秀選手に選ばれました。それでも、今季はさらに上を目指せると考えていますか?
「常にもっと上を目指せる。僕は決して満足しない。いや、自分自身には満足しているけど、さらに良い選手になれると思っている。僕が今ここに座っているのも、それが子どもの頃から自分を突き動かしてきたからだと思う。どれだけやっても、決して十分ではなかった。今も同じように考えているよ」
――この3年間は多くの出来事があり、さまざまな変化もありました。先ほど、フットボール面で特に重要だった二つの出来事を挙げていましたが、この3年間で、ほかに印象に残っているピッチ上の瞬間は?
「もちろん、プレミアリーグを優勝したことだね。ウェンブリーで初めてのタイトルとなるカラバオカップを獲得したこともそうだ。僕自身は試合に出られなかったけどね。初めてリヴァプールのユニフォームに袖を通し、アンフィールドでプレーしたことも忘れられない。チームの中で友人を見つけられたことも大きい。中には、もうここにいない選手もいるけどね。そして、この家族の一員になれたことも大切な思い出だよ」
――今回結んだのは長期契約です。今後数年間、リヴァプールでどのような目標を達成したいですか?チームをどこへ導きたいと考えていますか?
「模範となる存在になりたい。できる限り、すべての人にとっての手本になりたいと思っている。加入した時、僕はすべてを勝ち取りたいと言った。その気持ちは一瞬たりとも変わっていない。今も同じだ。この国で獲得できるすべてのタイトルを勝ち取りたいし、もちろんチャンピオンズリーグも制したい。そのために戦う準備はできている」
――新契約を結び、個人としても成長し、チームとしても昨シーズンから改善したいという強い意欲を持っています。今夏はクラブにもいくつかの変化がありました。このインタビューを見ているサポーターに、どんな言葉を伝えたいですか?
「昨シーズン、これまで以上に僕を後押ししてくれたことに感謝したい。これからも僕たちを後押しし続けてほしい。昨シーズンの結果が、サポーターにふさわしいものではなかったことは分かっている。これからも僕たちを前へ押し続けてほしい。そうすれば、僕たちは皆さんが望むものを必ず届けるよ」
リヴァプール加入から3年。プレミアリーグ制覇、ウェンブリーでの初タイトル、アンフィールドでの数々の記憶を積み重ねてきたソボスライは、選手としてだけでなく、一人の人間としても大きく変化した。
それでも、成功を求める飢えだけは加入当初から変わっていない。
昨季の年間最優秀選手に輝きながら、「まだもっとできる」「決して十分ではない」と語る姿勢こそ、25歳の背番号8をここまで押し上げてきた原動力なのだろう。
サラーとロバートソンというクラブを象徴する存在が去り、新たな時代を迎えるリヴァプール。経験豊富な選手たちの退団によって生まれた空白を埋め、若いチームを導くリーダーが必要とされている。
「それが僕なら、準備はできている」
その言葉には、これまで以上に大きな責任を引き受け、チームの先頭に立とうとする覚悟が表れていた。
個人としてさらなる高みを目指しながら、プレミアリーグ、国内カップ、そしてチャンピオンズリーグの頂点へ。新契約にサインしたソボスライの次なる使命は、言葉ではなくピッチ上の姿で新生リヴァプールを牽引し、サポーターが望む成功を取り戻すことだ。
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