リオ・ングモハが、さらなる飛躍を誓った。
17歳のアタッカーは、昨シーズンにリヴァプール史上最年少得点記録を更新すると、その後も出場機会を着実に増やし、イングランドA代表デビューまで果たすなど、一気に飛躍のシーズンを過ごした。
しかし、本人は現状に満足していない。
「ゴールとアシストでもっとチームを助けたい」「スタメンとして定着したい」――。
シカゴで行われたクラブ公式インタビューでは、昨シーズンを振り返るとともに、新シーズンへ向けた明確な目標を口にした。
――リオ、この夏はどんな時間を過ごしましたか?
「良い夏だったよ。ありがとう。イングランド代表での経験を終えたあと、ロンドンへ戻って家族や友人たちと過ごしたり、一緒に旅行へ行ったりしていた。すごく良い時間だったよ。」
――イングランド代表から招集された時はどんな気持ちでしたか?
「正直、信じられなかった。シーズン最後の試合の直前だったと思うけど、FA(イングランドサッカー協会)のテクニカルディレクターから『少し話がある』ってメッセージが届いたんだ。それでトレーニングキャンプへ招集するって伝えられた。現地へ行って、みんなと会って、トレーニングも最高だったし、試合にも出場できた。一生忘れられない、本当に特別な経験だった。」
――試合でもしっかり自分の力を発揮しましたね。
「そうだね。自分にはプレッシャーなんてないと思っていた。だから思い切って自分らしくプレーして、その瞬間を楽しもうと思っていたよ。」
――リヴァプールでの昨シーズンを振り返ると、チームとしては難しいシーズンでしたが、あなた自身にとっては大きな飛躍の年になりました。今はどう振り返りますか?
「本当にそう思う。チームメイトのみんながシーズンを通して支えてくれた。シーズンの最初は、『期待されている若手が出てきた』という見方だったと思う。でも今では、まだ若い選手として接してくれる部分はあるけど、それと同時にチームの一員として認めてくれていると感じている。チームとしては良いシーズンではなかったけど、自分自身は本当に多くの経験を積むことができたし、大きく成長できたと思う。」
――ファンについても聞かせてください。あなたはすぐに人気選手になり、アンフィールドではチャントも歌われています。その気持ちは?
「ファンは本当に素晴らしい。間違いなく世界最高のファンだと思っているし、大好きだ。チームを愛して、毎試合応援してくれる。僕のことも応援してくれているし、本当に感謝している。」
――新シーズンに向けての目標を教えてください。どんな部分を伸ばしたいですか?
「まずはゴールとアシストでチームに貢献したい。でも守備の部分ももっと良くしないといけない。その両方を成長させたいと思っている。それから、時にはスタメンとして定着したい。もちろん途中出場でもチームに貢献したい。このクラブには本当に素晴らしい選手がたくさんいて、みんながポジション争いをしている。でも、それは健全な競争だと思う。とにかく、自分にできる形でチームを助けたい。」
――この夏はイングランド代表やプレシーズンで右ウイングでもプレーしています。左だけでなく右も選択肢になりますか?
「もちろん。両サイドで違いを生み出せる、予測しづらい選手になることが大事だと思っている。左でプレーできることはみんな知っている。でも右サイドでも、自分は成長しているし、どんどん良くなっていると感じている。だから今シーズンは左でも右でもプレーできるようにしていきたい。」
17歳という年齢を忘れさせるほどの活躍を見せた昨シーズン。それでもングモハの視線は、すでにその先を見据えている。
「期待の若手」として見られていた存在から、「チームの一員」として認められる存在へ。その実感を得たことは、彼にとって何よりも大きな収穫だった。
さらに今季は、左サイドだけでなく右サイドでもプレーできる万能性を磨き、守備面の向上にも取り組む考えを明かした。ポジション争いを「健全な競争」と前向きに受け止める姿勢からも、トップチームで生き残る覚悟がうかがえる。
アンフィールドではすでにファンからチャントを歌われる存在となったングモハ。だが、本人が目指しているのは人気選手になることではなく、ピッチで結果を残し続けることだ。
クラブ史上最年少得点という記録を打ち立てた神童は、今度はリヴァプールの未来を担う主力選手へ――。新シーズンは、その大きな一歩を踏み出す一年となるかもしれない。
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