リヴァプールは、GKフレディ・ウッドマンとの契約延長を正式発表した。
昨シーズン、バックアッパーという役割を受け入れながらチームを支え続けたウッドマンは、エヴァートンとのマージーサイド・ダービーやアンフィールドでのクリスタル・パレス戦で巡ってきた出場機会を見事に掴み、多くのサポーターの心をつかんだ。
新契約締結後のインタビューでは、「リヴァプールでプレーできるなんて夢にも思わなかった」と率直な胸の内を告白。ファンとの特別な絆、チームメイトとの関係、そして新シーズンへの決意について語っている。
――フレディ、おめでとうございます。新契約を結んだ今の気持ちは?
「本当にうれしいよ。昨シーズンは個人的に素晴らしい一年だったし、プレシーズンで戻ってきたタイミングでクラブから契約延長のオファーをもらえた。もっと長くここに残ってほしいと言ってもらえたことが本当にうれしかった。この素晴らしいクラブと再契約できて、本当に幸せだよ。」
――リヴァプールでプレーし続けられることに誇りを感じていますか?
「もちろんだよ。誇りだけじゃなく、本当にいろいろな感情がある。昨シーズンは自分の役割を理解してクラブへ来た。そして、プレーするチャンスをもらえた。特にクリスタル・パレス戦では、ファンとの本当のつながりを感じたし、自分も彼らを深く理解できた気がした。またこのクラブの一員でいられることは信じられないくらいうれしい。家族も本当に喜んでいる。」
――この1年を振り返ると、どんな時間でしたか?
「正直、言葉では表せない。このクラブへ来た時、自分の役割がこれまでとは違うことは理解していた。だから迷わず飛び込んだ。その役割をしっかり果たしていることをクラブのみんなも見てくれていたと思う。そしてプレーするチャンスが巡ってきた。エヴァートン戦は本当に忘れられない。劇的な形で勝利した試合に関われたことは最高だった。個人的には本当に信じられないシーズンだった。リヴァプールでプレーできるなんて、一度も想像したことがなかった。それが現実になって、本当に最高だった。」
――4月はエヴァートン戦、そしてアンフィールドでのクリスタル・パレス戦と、忘れられない数日間になりました。コップからスタンディングオベーションも受けましたね。
「これ以上ないくらい最高だった。ダービーがどれほど重要な試合かは理解していた。このクラブには、生粋のリヴァプールの人たちがたくさんいる。スタッフも用具係も、本当にこのクラブを愛していて、その試合の重要性を教えてくれた。途中出場する時、その瞬間がどれほど大切か分かっていた。ロボ(アンディ・ロバートソン)にとって最後のダービーだったし、モー(モハメド・サラー)にとっても最後だった。そんな試合の一員になれたことは信じられなかった。そしてアンフィールドでプレーできたこと。人生で最高の日の一つだったと思う。前半はコップ全体が一緒にゴールを守ってくれているような感覚だった。試合後にああして認めてもらえたことは、本当に夢が叶った瞬間だった。」
――試合後は感極まっていましたね。
「そうだね。いろいろなクラブでプレーして、ケガをしたり苦しい時期も経験してきた。そんな自分が、あの有名なスタンドの前で、あのファンに囲まれるなんて想像もしなかった。試合前からクラブ全体が自分を支えてくれていると感じていた。もちろん緊張していた。でも同時に自信もあった。リヴァプールのファン全員が、自分の成功を願ってくれていると感じていたから。そんな経験は今まで一度もなかった。試合後にあの拍手を受けられたことは、本当に夢だった。」
――このクラブにもすっかり溶け込み、仲間も増えましたね。
「世界一の仕事だよ。毎日AXAへ来るのが楽しみなんだ。本当に素晴らしい仲間がたくさんできた。カーティス(ジョーンズ)、コナー(ブラッドリー)、ジョー・ゴメス、コーディ(ガクポ)、ロボ……みんながすぐにクラブへ馴染めるよう助けてくれた。それは本当に大きかった。スーパースターだらけのロッカールームへ入るのは簡単じゃない。でも彼らのおかげですぐに馴染めた。自分らしく、一生懸命やることだけを考えていた。それをみんなが受け入れてくれた。このクラブを離れても続くような友情が築けたと思う。」
――加入前から、そんな関係を築けると想像していましたか?
「正直、まったく。彼らはテレビで見るスーパースターだからね。でも実際に接してみると、本当に素晴らしい人たちだった。誰にでも優しく接してくれる。それは選手だけじゃなくスタッフも同じ。いろいろなクラブを経験したけど、ここまでスタッフ全員が素晴らしいクラブは初めてだった。自分のような選手にもトップ選手と同じように接してくれた。それが本当にうれしかった。」
――アメリカ遠征も始まりました。ここまではどうですか?
「最高だよ。新しい監督やスタッフとも関係を築けている。プレシーズン遠征ではチームの結束も深まる。厳しいけど、とても良い時間だ。まだ始まったばかりだけど、これからが楽しみだよ。」
――新しいコーチングスタッフとは?
「すごく新鮮だ。新しい考え方に触れられる。GKコーチのアレハンドロ・ロサレンも来たし、自分にとっては新しいスタイルを学べる機会なんだ。僕はスポンジみたいに何でも吸収したいタイプ。学ぶことも、変化することも好きだ。自分の武器を増やしていきたい。」
――火曜日の練習後、『誰がGKなんてやるんだ(笑)』と言っていましたね。
「本当にきつかった(笑)。上へ下へ飛び回って、本当にハードだった。でもロサレンはしっかり自分の色を出してきたね。でも僕はこういう練習が大好きなんだ。毎日笑顔でAXAへ行くくらい、練習が好きだから。プレシーズンはそういう時間だし、楽しんでいるよ。」
――練習の合間はどう過ごしていますか?
「今はコナー・ブラッドリーの面倒を見てるかな(笑)。一緒にコーヒーを飲みに行ったり、『部屋へ来て話そう』って誘われたり。こうして友達と過ごせる時間が楽しい。オフシーズンは会えなかったからね。」
――チーム全体がポジティブな雰囲気だという声も多いですね。
「間違いなくそうだ。今のチームにはエネルギーがある。ワールドカップ組が戻ってくれば、もっと良くなると思う。日に日に良くなっていくだろうね。初日からポジティブな空気を感じている。すごく新鮮な雰囲気だ。この勢いをシーズン中も維持して、素晴らしい一年にしたい。」
――最後に、新シーズンの個人的な目標は?
「昨シーズンとまったく同じだ。毎日、自分の役割を全力で果たすこと。いつ出番が来てもいいように準備し続けることだ。エヴァートン戦で出場した時も、準備ができていた。シーズンを通して、その瞬間のためだけに努力してきた。今季も同じ。その瞬間が来るまで練習を続ける。そして、その時が来たら、必ず準備万端の状態でピッチへ立ちたい。」
ウッドマンの言葉から伝わってくるのは、華やかなキャリアを語るスター選手の姿ではない。与えられた役割を受け入れ、いつ訪れるか分からない一瞬のために、毎日準備を続けるプロフェッショナルの姿だ。
「エヴァートン戦で出番が来た時、僕は準備ができていた。」
その一言こそ、彼がリヴァプールで信頼を勝ち取った理由を物語っている。
コップ・スタンドから送られたスタンディングオベーション、ロッカールームで築いた仲間との絆、そしてクラブから託された新契約。そのすべては、派手なプレーではなく、日々の積み重ねが生んだ結果だった。
新体制でも、ウッドマンの役割は大きく変わらないかもしれない。しかし、本人はそれを誰よりも理解している。
「その瞬間が来るまで練習を続ける。そして、その時が来たら必ず準備はできている。」
リヴァプールには、試合に出る11人だけではなく、いつでも戦える準備を続ける選手たちがいる。ウッドマンは、その精神を体現する存在として、これからもチームを支え続けていく。
参照↓
https://www.liverpoolfc.com/news/freddie-woodman-interview-im-so-proud-extend-lfc-deal

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