ミロシュ・ケルケズが、新生リヴァプールへの確かな手応えを口にした。
アンドニ・イラオラ監督の下で迎えたプレシーズン初戦、リヴァプールはサンダーランドに4-2で勝利。かつてボーンマスでイラオラとともに戦った経験を持つケルケズは、新たな戦術への適応だけでなく、若手選手たちを支える役割も担っている。
「今年一番変わるのは、プレスとアグレッシブさだ」。
プレミアリーグ4年目を迎えた左サイドバックが、イラオラが描く新生リヴァプールの姿と、自身が果たすべき役割について語った。
――イラオラ監督のサッカーを初めて実戦で経験してみて、どう感じましたか?
「すごく気に入っているよ。自分がより高い位置でプレーしているのが分かると思う。高い位置でプレーできるし、1対1を仕掛ける場面も増える。まだコンディションを上げる必要はあるけど、そのためにプレシーズンがある。今日はいいプレー時間になったと思う。チーム全員を本当に誇りに思っている。このプレシーズンは本当にハードワークしているし、練習を見てもみんなが楽しみながら取り組んでいる。自分たちが何をやるべきか全員が理解しているし、大きなシーズンが待っている。」
――若手選手たちをサポートする役割も担っています。
「プレミアリーグでは4年目になる。最初の1年は成長のためのシーズンだったし、本当に大変だった。もっとジムで体を鍛えなければいけなかった。でも、それは世界最高のリーグに来れば当然のことだ。このリーグは他のどのリーグよりもはるかにレベルが高い。フィジカルも脚力も身につけなければならない。だから僕たちも若い選手たちを助けている。才能ある選手がたくさんいるし、彼らをサポートしなければならない。彼らは必ず成長していくよ。チーム全員に本当に満足しているし、ここからさらに積み上げていきたい。」
――今シーズンのリヴァプールはどんなチームになりますか?
「昔からのリヴァプールらしいチームになると思う。前からプレッシャーをかけ、前向きに戦い、全員で前へ出ていく。さっきも言ったけど、前へ出る姿勢とハイプレスだ。アンフィールドは僕たちに大きな力を与えてくれるし、エネルギーも与えてくれる。僕たちがアグレッシブにプレーしている姿を見れば、ホームでもアウェーでもファンは大きな声援を送ってくれるはずだ。だから今年一番大きく変わるのは、プレッシャーの掛け方、プレス、そして試合でのアグレッシブさになると思う。」
サンダーランド戦ではキアラン・モリソンが先制点を挙げたものの、一時は逆転を許した。しかし後半、ドミニク・ソボスライ、フェデリコ・キエーザ、ルイス・クーマスが立て続けにゴールを決め、リヴァプールは4-2で逆転勝利を収めた。
――次はニューヨークでの一戦です。
「ハーフタイムにロッカールームでみんなと『後半の立ち上がりからもっと強く行こう』と話していた。その結果、何点か取ることができたし、みんな本当に良いプレーをしたと思う。次はニューヨークだね。すごく楽しみにしている。たくさんのファンが応援に来てくれることを願っているし、現地のファンのためにも素晴らしいパフォーマンスを見せたい。」
イラオラのサッカーを誰よりも理解している選手の一人だからこそ、ケルケズの言葉には強い説得力がある。
「前へ出る姿勢」「ハイプレス」「アグレッシブさ」というキーワードを繰り返したように、今シーズンのリヴァプールはボールを奪いに行く姿勢をこれまで以上に前面へ押し出すチームへと変わろうとしている。
その一方で、自身がプレミアリーグで苦しみながら成長してきた経験を振り返り、「若い選手たちを助けたい」と語った姿勢も印象的だった。ピッチ内でチームを引っ張るだけでなく、経験を次の世代へ伝えていくことも、今のケルケズが担う重要な役割になっている。
プレシーズンはまだ始まったばかりだが、イラオラの哲学は少しずつチームへ浸透し始めている。その変化を最前線で体現するケルケズは、新生リヴァプールを象徴する存在の一人となっていくかもしれない。
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